一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年9月30日金曜日

”宇宙の渚”

先日ジムで健康チェックをしたら内臓脂肪が多くてメタボ寸前!これにはいささかショックであった。週3回ぐらい朝ジョギングをし、日曜日にはジムに通うという模範生がこのザマである。
朝昼の食事にも気を遣いどんなに健康生活しても“夜の飲食”が帳消しにしているのでしょう。反省・反省。
ジョギング途中の川で亀と鯉の競泳、”めずらしい!!”
先日NHKスペシャル「宇宙の渚」 http://www.nhk.or.jp/space/nagisa/ をみて感激した。
「国際宇宙ステーション」から宇宙飛行士吉川聡さんが生中継で宇宙から見た地球の映像を送ってきたのである。
まず驚いたのは宇宙ステーションが地球から400kmの距離にあるという事実。私はもっともっと宇宙のかなたを想定していたのだが、
東京から名古屋までの距離と同じであることを知った。やがて我々人類が乗車券を買い“宇宙ステーション駅”まで観光に行くことが本当にすぐそこまで来ているのだなという感がしたのである。
次に驚いたのは、日本のハイビジョン技術がすばらしいものであるということ。400kmはなれた宇宙から地球の映像を送ってきたわけだがその鮮明さと精密さに圧倒された。
私達は地球儀を眺めながら世界のいろいろな出来事を想像してきたわけだが、今まさに起こっている世界の動きがリアルタイムに見えるのである。
雲の合間から各地で起こっている気象現象。稲妻があちこちで走り、オーロラがものすごい絵図で変化してゆく姿。我々が見る映像は地上から見上げるオーロラであった。それが天空から見下ろして見えるのである。まさに連続した絵巻のようであった。
そのはず、オーロラは地上250kmで起こる現象らしい。従って宇宙ステーションから見ると“見下ろした角度”から見えるのである。
圧巻であったのは自然現象だけではない。
この地球上に棲む生き物が武器を持ちあちこちで諍いを起こし血を流している様も手にとるように見える距離である。
幼い頃母親が“亡くなった父は天からあなたを見守ってくれているんだよ”と言っていたことが“ノスタルジア”としてよみがえってきた瞬間であった。
地球上で起こっている様々な現象を“テレビの映像として”しか見る事ができない私達は、宇宙飛行士をうらやむ。
あの映像を見た若者がもっと宇宙を身近な憧れとしてもち続け、素晴らしい宇宙技術者として育ち限りなき夢を現実にしてほしいと思う。
何れ再放送があるかもしれないが一見に値したドキュメンタリであった。


2011年9月24日土曜日

Facebookの世界


今週はまたまた台風で痛めつけられた。
それにしても自然は容赦なく突然襲ってくるものだ。
前回も相当量の雨が降り甚大な被害があった。
今回の台風も雨被害である。
もういい加減“地球の涙”も枯れてよさそうなのに。
一方週の後半は台風一過、快晴の日が続いている。まるで洗い落とされたような澄んだ空だ。
ここ3日連続して早朝にジョギングした。風もさわやかで、セミの声もすっかりトーンダウン。わずかに山のふもとで最後の栄華を楽しんでいるようだ。
たわわに実った稲の穂、早いものでもうすぐ稲刈が始まる

今週はFacebookからバーべキューのイベントに誘われた。
“ラグビー”の林敏之氏(かっての名ラガー)の主宰するNPO法人ヒーローズ(http://www.npo-heroes.com/ )からのお誘いだった。
NPOヒーローズ主宰者林敏之氏
私がジョギングコースの一つ「服部緑地公園」が会場だったのでゆかりもあり参加させてもらった。
23日祝日の朝ジョギングしながら会場にゆき公園の洗面所で着替えるという変幻自在。たっぷり汗をかいてビールを飲むというたまらなく幸せ感に浸った。
そもそも誰も知り合いのいない集まりにこういう形で出席するというのは勇気がいる。業界の集まりとかだとまだ顔見知りもいるけれどまったくそれとは違う。でも異業種のいろいろな方にお会いし交流を暖めることが出来てよかった。
このNPOは「スポーツを通じて青少年の健全な育成を図るための支援事業」を目的としており、小学生のラグビー大会を主宰等したりしているようだ。
目立たないところでこういう活動がされていることを知り、何か協力できることがあればと思ったりする。

2011年9月17日土曜日

人の縁の大切さ

残暑というより“蒸し暑さ”が戻ってきたが、流石に朝夕にはこおろぎや鈴虫の鳴き声を聞くと気持ちが和らぐ。
家の近くの森の主人公は季節によってどんどん変わっていく。夏の初めはアブラゼミに始まり、クマゼミ、ミンミン、ツクツクボウシと移ろってゆく。そして気がついたら秋の虫“コオロギ”。
自然の中にあって私達はこうして年輪を重ねてゆくのだと実感する。
日本ではコオロギは身近な昆虫の一つで、『枕草子』の昔からその鳴き声を趣があるものと捉えていた。日本で多く聞かれるコオロギは「コロコロ…」「ヒヨヒヨ…」などと表現されるが、童謡『蟲のこえ』に登場するコオロギの鳴き声は「キリキリキリキリ」という擬態語で歌われている。きっとコオロギの種類が違うのだろう。
そういえば擬態語の表現は国によって違うようだ。犬は「ワンワン」だが英語では「Bow-wow」。鶏は「コケコッコー」だが「ock-a-doodle-doo」。カエルは「ケロケロ」だが英語では「croak」だそうだ。
同じ聴覚を持ちながらどうして国によって擬態語が違うのだろうと思ったことがある。

いよいよ秋の虫、登場”エンマコオロギ”
昨日(16日)は我々HISCO協同組合主宰のフォーラムがあった。
中小ITベンダー向けに毎回テーマを変えて開催しているのだ。
今回は8回目。Ruby言語の開発者“まつもとゆきひろ先生”の講演だった。「Ruby-最近の話題と将来展望」と題してお話いただいたが本当に飾り気のない好青年だと今更に思った。
もう一つの演題はIIJの松本光吉さんで「クラウド基盤の効用について」であった。人の縁は異なものでIIJの松本さんはHP在籍中に私の会社と縁が深かったとお聴きして今更に沢山の方との出会いが私の人生を支えてくれているのだと感じいった。
第8回IT経営改革フォーラム”熱心に聴講する参加者”

質問も飛び出し盛り上がりを見せた

フォーラムは盛会で終了後の交流会では多くの方とお話できて本当に良かったと思っている。
また“まつもとゆきひろ先生”のご協力もあって“関西の元気は日本の元気”の心意気で“Rubyビジネス推進協議会”の立ち上げも予定している。この秋にはスタートさせたいと思っているが沢山の賛同者を得てIT業界の発展の為に少しでもお役に立てればと思っている。
Ruby言語開発者”まつもとゆきひろ先生”とても好青年。

2011年9月11日日曜日

3.11から6ヶ月


今朝は服部緑地~新大阪コースを走った。
目で季節を、耳で季節を、風で季節を感じながら神崎川まできて、暫く河原を走った。河では学生のボート部が練習をしており横目で見ながら少しずつ夏景色が移っていくのが感じられた。
そういえばもうすぐススキの季節になる。河岸一面がススキの原なのだ。
昔セイタカアワダチソウが外来種として日本の全土を埋め尽くしたといっても良い時代があった。それが今では神崎川河原でも一本も見つからない。不思議だ。気になるので戻ってから調べてみるとそのとおりで現在は衰退して日本の草花が復活しているようだ。
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物外来種)だそうだ。アメリカ軍の輸入物資に付いていた種子等が拡大起因とされている。
一時期、群生するセイタカアワダチソウはススキ等その土地に生息していた植物を駆逐し、民家が押しつぶされそうに見えるほどの勢いがあった。
しかし平成に入る頃には、派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものも多くなっている。
セイタカアワダチソウの勢いが衰えてきた土地にはススキなどの植物が再び勢力を取り戻しつつある。
やはりススキの穂が揺れる秋の光景はいいものだ。


明日(12日)は”中秋の名月”お月様にはススキがぴったり・・・

昔は群生していたが、最近は見当たらないセイタカアワダチソウ。
今日は911日。アメリカの同時多発テロから10年、311日の大震災から6ヶ月と痛ましい事件の偶然が重なっている。
9.11はテロである。許されるものではない。が一方では宗教が顔を覗かせる。過去から現代まで宗教による争いが絶えないは人類を不幸にしている。
冷戦時代はイデオロギーの戦いであったが冷戦が終わりまた宗教の争いの感がある。9.11が宗教の争いとは思いたくないがやはり宗教が前面に出ているように思えるのは私だけか。


3.11ば天災ではあるが人災でもある。
過去自然の教訓が生かされていない。というより甘く見すぎているのではないか。時間が経てば人の記憶が薄れまた同じことを繰り返すのは人間の性なのだ。
過去の経験を十二分に生かす”。これは他人事ではなく真に教訓としてとらえなければと思う。
一方、3.11が人災と思えるのは”遅遅として進まない対策”である。もう6ヶ月も経つのに何一つ国家として世界に発信する“姿勢”がない。政府が新しくなった。がまたまたゴタゴタである。もうウンザリだ。メディアも悪い。あげつらうことに終始し倒閣しようとしているのはメディアではないか。今は国が一つになって難局を乗り越えるのが一番だ。早く目覚めてほしいと思う。

2011年9月7日水曜日

“Ruby”と私


台風が居座って長い間雨の日が続く毎日だった。
奈良、三重、和歌山3県の計7地点で、72時間雨量が
1000ミリを超えた。1652ミリに達した奈良県上北山村では、年間の総雨量の6割以上が3日間で降ったことになる。
“人の涙”で言えば悲しくて悲しくて泣き崩れ、もう出る涙もない状態なのだろう。自然の猛威には人間の力が及ばないことを改めて知らされた。
雨の降り方が変わりつつある。短時間に集中して降る「ゲリラ豪雨」に加えて、台風が接近するときなどは、激しい雨が何日も同じ地域に降り続く。
経験則を超える事態が起きている。こうした気象の変化はまた何かが起こる前触れなのかと不気味な気がする。



松江からの帰路”山陰の富士”伯耆大山が美しく輝いていた。
5・6日は松江で“Ruby World Conference 2011”が開催され参加した。Rubyスクリプト言語の開発者の“まつもと ゆきひろ”氏を中心に世界各国からRuby推進者が島根県に集まった。
3月にJIS規格に登録され、ISO認定も予定しているから普及のための弾みがついたと言えそうだ。日本発のRubyが大きく世界に羽ばたいてほしいと願っている。
そんな思いがあって「Rubyビジネス推進協機会」を関西で立ち上げることにした。916日にはまつもと先生をお呼びし、大阪でフォーラムを開催する。(http://www.hisco.jp/matching
実質この時がスタートとなる。
これがきっかけになり関西の中小ITベンダーが少しでも”元気になる”導火線になればと思っている。
世界経済は爆発寸前の危機が続いていると私は思う。EU諸国・米国の債務問題。インド・中国の不気味なかげり。円高。何度も言うようだがこんな中にあって我々が“したたか”に生きてゆくには、前向きな仕組みづくりしかない。”Ruby”を仕掛けるのもその一環である。そう信じて今日も走り回ろう。

2011年9月3日土曜日

静かな朝

前のブログで動画を始めてアップしたところ、非公開になっているというお叱りを受けた。まだYou-Tubeを使いこなしていないので公開する方法がわからず四苦八苦している。もう少し待ってください。
さて早朝のクマゼミの鳴き声も少なくなり、やや秋風が近づいてきたように感じるこの頃。関西ではツクツクボウシが最盛期を迎える。
早朝に聞くことは少ないが夕暮れに多く鳴いているようだ。鳴き声の物静かさが夕暮れにぴったりのようだ。
6月の田植えから気がつけば背丈1m以上に育った稲。
永田町もやっと新しい体制がスタートした。少しは静かになってほしいと思う。じっくり腰をすえて、復旧・円高・経済対策を挙党体制で取り組んでほしい。
経済環境は予断を許さない。
ご承知のとおり欧米は急速な景気減速。
頼りのインド経済、中国経済の先行きも怪しい。特に中国については土地バブルが潜在しているから予断を許さない。
菅政権のときのように“親小沢、反小沢”などと言っている場合ではない。
挙党一致、一刻を争って手を打っていかねばならないときだ。その点野田新政権には少し期待できるかもしれない。頑張ってほしい。
我々IT業界も製造業の海外転出など受注先行きの不安が残る。
しかしどの業界でもそうだが、待っているだけでは仕事は創出されない。
積極的に仕掛けて仕事を創出してゆくことが大切である。
私が主宰しているHISCO(ハイテクノロジー・ソフトウェア開発協同組合)では、積極的に仕事を生み出すための“仕掛け”を創ろうとしている。
日本発のスクリプト言語“RUBY”を世界に広めるため、開発者の“まつもと
ゆきひろ先生”の賛同を得て、「RUBYビジネス推進協議会」を立ち上げることとした。我々中小ITベンダーがスクラムを組んで積極的にこの言語“RUBY”を活用して生産性の高いシステム作りをし、より品質が高く安いシステム作りに挑戦しようとしているのだ。
こういう動きが関西の、日本の活性化の一助になればと夢をみて飽くなきチャレンジをしてゆきたいと思う。