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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2013年4月26日金曜日

救いの光

厚労省の前にははや鯉のぼり。もうすぐ節句だ。

東京出張から帰ってきた。
周りは大型連休なのだろうが弊社は暦通り。

今更にiPS細胞の技術が、多くの難病に“救いの光”を当てているかを感じる。
先日京都大学で、難病の“筋ジストロフィ-”に
関係する“骨格筋細胞”の再生に成功したと報じられた。
この病気は筋線維の破壊・変性(筋壊死)と再生を繰り返しながら、次第に筋萎縮と筋力低下が進行していく筋疾患の難病だ。

この朗報はこの難病に苦しんでいる患者3万人、
そしてその家族にきっと大きな希望を与えたことだろうと思う。
骨格筋細胞が再生されれば臨床試験をするまでもなく再生細胞で試験を繰り返すことができ、多くの治療薬の開発に拍車がかかるのである。

ホテルの前庭は新緑に包まれている。いい季節になった。


去年10月6日のブログで“出生前診断”の技術がアメリカから上陸したと書いた。日本では、胎児の異常(障害)を理由とした中絶は法律で禁止されているが実際には行われている。
しかし“出生前診断”が安易に使われ始めれば命の尊厳が損なわれる危険性があると書いた。

iPS細胞の技術が応用されて“出生前診断”ではなく胎児が等しく生まれ、難病を解決してくれる社会になってほしいと思う。きっと将来、iPS細胞の技術が更に広く応用され、生命の無限な可能性を与えてくれることだろう。その日が来ることを祈り希望をもって”生命を大切に”したいと思う。

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