一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年7月15日金曜日

時が動かないジレンマ

もどかしい。もう4ヶ月を過ぎたのに、何一つ対応できていない震災後遺症。
16年前の阪神大震災では私の実家が半壊(後に解体)したあの時も時間の経過が遅かったがそれでも2ヶ月後くらいには復興の力強い勢いがあった。
皆で力を合わせようという強い思いがあったからだ。
今回の3.11でも被災者は無論、私達国民もいつも協力できることがあればと復興の思いを共有しその絆は非常に強いと思う。が復興対策が遅遅として進まず未だに仮設住宅にも入れない方々が多いと聞いている。
政治が貧困のため復興対策もままならないこともそうだ。
震災復興だけならいずれ時間が解決してくれることだろ。そのことは阪神大震災後の復興で証明されている。しかし今回”時間が動かない”といういらいら原因は“ひょっとしたら回復に何十年もかかるのではないか”と思う原発事故の対応である。当初は放射能の拡散防止の対策であったがこれには一向に決定打がない。
時が止まっている間にツバメたちは既に”2回目の子育て”。頑張れ!!
毎日のように経過が報告されてその都度落胆を繰り返している。
食生活もそうだ。明確な安全基準も打ち出せないままいたずらに時が過ぎる。野菜に高濃度の放射性物質が検出されたというが、我々の食生活に本当に出回っていないのか。
政府の無策のため、安全なものまで否定的になってしまう。
牛肉からセシウムが検出されたと報道された。既に出荷済みであったらしい。チェック機能がまったくないのだ。恐ろしい。
では魚の安全は担保されているのか。四方海で囲まれた近海で取れる魚の棲み処は水続きである。時間経過とともに汚染は広がる。刺身・寿司を好物としていた私もめっぽう食する機会を減らした。本当に食生活をどうすればいいのだ。
遅きに失する政府の対応だが即刻新しい政治体制で挙国一致邁進してほしいと思う。
こうなったら自己防衛のため線量計(ガイガーカウンター)を一戸にいや一人に一台身に着けねばならなくなる。こういう心配は現実身に振りかかってからでは遅いのだ。何とかしてほしい。
無策“菅内閣” 一体どうなっているのだ。毎日毎日弁明している菅内閣。“辞めろコール”を応援歌のつもりで聞いている宰相。党はおろか閣内も纏めきれない人に国難を乗り切れるわけがない。今国にとって最善の震災対策は自身がお辞めになることだと気づいてほしいと切に思う。

2011年7月9日土曜日

うどん文化

私は「蕎麦派」である。とりわけ“ザル蕎麦”がいい。“麺とつゆ”だけの勝負だからそんなに差がないだろうと思うがそれが異う。蕎麦派のうんちくはこの素材に集中される。麺のほど良い固さ、シャキシャキ感は人それぞれ好みがあっていいのだ。つゆも然り。この二つの材料にねぎとわさびが味を添える。“うどん”も嫌いなわけではない。体重を気にして“腹もち”の良さを気にしているわけだ。その点蕎麦は腹もちが悪い。一時間もすればお腹が空いてくるのである。
“うどん”といえば私は関西風うどんに慣れ親しんでいるが、実は飛び石のように全国に“ご当地うどん”があることをご存知だろうか。調べてみたのでご参考に。なお“全国ご当地うどんサミット2011”なるものが 2011年10月2日(日)が滋賀県であるそうだ(興味がある方はTEL:0748-33-6218)
全国にこれだけの”ご当地うどん”があることは驚きだ
出張で豊橋に行った。駅のホテルで打合せをして大阪に“とんぼ返り”をしたのだが帰りの新幹線の本数が少なく昼時だったので昼食をとることにした。ちょうど駅前にご当地B級グルメ“豊橋カレーうどん”の看板があったので入った。周りにお店が少ないことと「お昼どき」もあって、4テーブルしかない小さいお店は一杯だった。少し“行列”に並んで食べることとした。待つこと10分、看板の“豊橋カレーうどん”をオーダした。うどんが来るまでこだわりメニューを見ながら待つ。どんぶりのそこに少量のご飯、その上からうどんが入りカレー汁がかかっているという。具には“鶉の卵を3個”串刺しにした揚げ物。それにちくわのてんぷらがのっている。これだけのものである。“めずらしものがりや”の私にとってはこの一品はユニークであった。珍しさも相まって美味しかった。
ご当地B級グルメ”豊橋カレーうどん”780円


テーブルの上には”うんちく”食べ方
最近ご当地ものの商品が色々開発されて町おこしに一役買っていることが多い。我々も自らのビジネスに工夫を重ね“差別化”をしながらこの時代を乗り切らねばと妙に感じ入ったのであった。

2011年7月7日木曜日

星空のロマン

なかなか計画的に自分のペースで仕事を進めにくい時期だ。今日も突然東京に出張を余儀なくされた。家をでるとき箕面駅の前では大きな笹に多くの短冊で願い事がつるされていた。今日は七夕。ロマンティックだ。が新幹線で東京に移動し街街の景色の中にその風景が見られなかった。ちょっと寂しい想いがした。それにしても政治の混乱はいつまで続き、東京の元気は何時になったらかっての元気を取り戻すのだろう。

家の近くの駅に飾ってあった七夕の飾り
七夕は“たなばた”または“しちせき”と読むらしい。日本、中国、ベトナムなどにおける節供、節日の一つ。旧暦の7月7日の夜のことであるが日本では明治改暦以降、お盆が7月か8月に分かれるように7月7日又は月遅れの8月7日に分かれて七夕祭りが行われる。五節句の一つにも数えられる。
歴史背景は色々の言い伝え(伝説)があるが、私が幼い頃から母親に教えられたのは織女と牽牛の伝説であろう。これはロマンティックだ。年に一度7月7日だけ織女と牽牛は会うことをゆるされ天の川に橋を架けてくれ会うことができたという伝説だ。幼い頃からそのことを想い星空を眺めたものだ。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座のアルタイルである。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離し年に1度だけ逢わせたが、その日雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれ催涙雨は織姫と夏彦が流す涙といわれている。

数々の想いと願いをこめて短冊が・・・

子供達の書き込みに昔を思い出す
















全国的には、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われている。短冊などを笹に飾る風習は、江戸時代から始まったもので、日本以外では見られない。技芸の上達を祈る祭であるために、短冊に書いてご利益のある願い事は芸事であるとされる。
今夜は雨の七夕。織女と牽牛は逢うこともなかった。

2011年7月5日火曜日

レアアース(希土類)巨大鉱床発見!!

4日月曜は富山県高岡に出張した。弊社の医療機器管理システム“CEIA”の販売に関し、A医療機器商社の会長にお会いした。不思議なものだ。瞬間で“何か糸で繋がれた関係”なのだと思うことが時々ある。そういう意味では今日は良い日だったとおもう。是非ビジネスに繋がればと思っている。

我々エレクトロニクスの分野で仕事をしている者にとっては夢のような話が今日(月曜日)の日経に出ていた。東京大学の研究チームが太平洋の海底で大規模なレアアース(希土類)の巨大鉱床を発見したというのだ。
レアアースとは聞きなれない言葉だが、今回発見されたのは先端技術の高速化・高効率化・高性能化にとっては欠かせない「重希土類」を多く含む海底鉱床だという。

何故この金属がそんなに話題にされているかというと埋蔵量が他の類に比して圧倒的に希少であることと、そのレアアースの生産量の9割以上を中国が占めているのだ。
それだけではない。中国以外の生産国(大半が発展途上国)のものを中国がひそかに買占めを図っているのだ。
先端技術の心臓部材を中国に独占されれば先端技術諸国は中国の言いなりになるリスクをはらんでいる。凄いぞ日本!さすが東大。

今回の発見はハワイ沖とタヒチ島で大半は公海と見られている。
水深は3500m~6000mで2箇所の合計面積は1100万平方km、推定埋蔵量が約1000億トンと試算される。
これは現在推定される陸上の埋蔵量の1000倍だ。
発見した鉱床を開発できれば資源供給の多様化や安定に繋がる。
重希土類の大半は中国南部の1つの鉱床で生産されるが、新鉱床の濃度は中国の2倍、埋蔵量1000倍。いつになく朗報だ。

本来地球資源は政治の駆け引きであってはならない。これを広く世界に開放して自由な競争を生み出すものでなくてはならない。そういう意味で“朗報”だと思う。暗いニュースの続く日本。ちょっと先のことだが、これも元気な夢を現実にする話題だと思う。

日本の海底探索技術はとりわけ進んでいる。資源の少ない海洋に囲まれた国であるからこそそれが言える。海底からレアアースを採掘するには海上の船から長い管を下げて海底の泥を吸い上げる必要があるが、泥からレアアースの分離も数時間かければ簡単に出来る。
公海のため国連の国際海底機構で鉱区を確保する必要があるが、国際的な協調の下、是非主導権を持って全世界の為に推進してほしいと願うし、私達は夢を持って見守ってゆきたいと思う。

2011年7月3日日曜日

無策政府で円高止まらず

日曜日。雨が降りそうなどんよりとした天気だったので早めに走ることとした。豊中を過ぎたあたりでこの夏初めてのセミの声を聞いた。
昨年のブログには7月1日に自宅近くで“あぶらせみ”の声を聞いたと書いてあったが、今日は7月2日。実に正確に鳴き始めるものだ。そういえば先週くらいまで箕面川ではホタルが目を楽しませてくれたがぱったりいなくなった。季節はめまぐるしく移り“主人公”が変わっていくのだ。
途中少し雨がパラついたが帰宅の昼頃には晴れ間も見えてきた。
気温は既に30度くらいの体感だ。蒸し暑い。 
田植えから2週間、もう30cm位に育っていた。
「東日本大震災で日本の危機なのに、なぜ円高になるんだ?」。多くの人がそう思っていることだろう。私もそう思う。
しかし最近の円相場は「その国の経済力や国力を反映する」などという通俗的なイメージでは語れなくなってきたのだろう。
今回の被害での国内損保業界の支払予想額は6000億円強。大手損保3社の手元資金は1兆円近くあるため、「わざわざ海外の資産を売ってまで国内に資金を戻す可能性が低い」と市場は見ている。
と同時に日本が現在年間10兆円を超える経常収支黒字大国(2010年は17兆円の黒字)であることが市場円高要因を作っていると見られている。
教科書風に言うと円相場は外貨の供給曲線と需要曲線の均衡点で決まるわけだが、なんらかの事情で投資家の外貨需要が弱まり均衡点は円高に移動してしまっている。大筋このようなことだろうと言われている。

もう少し簡単に言うと、二国間(日米)の通貨量の比率が為替に影響するのである。例えばドルが相対的に円より少なくなればドルの希少性が高まりドル高(円安)になる。その理屈で言えば米国のQE2(量的金融緩和第2弾)は6月末で終わるから、ドルは相対的に減少しドル高傾向になるはずだ。
「にもかかわらず、円高になっているのはなぜか。」
ひとつには日銀が震災後の通貨増発方針を転換して、このところ円の量を減らしているからだ。
また、米国はQE2終了後もあまり通貨量を絞らない見通しだという。となれば今後も円高圧力が続くと見るのが自然だ。
加えて、今日のNHK討論番組でも民主党岡田幹事長が赤字国債の発行に必要な「特例公債法案」について早急に成立させたい意向を述べた。
政府は復興のために国債を出して、直後に増税すると見られている。そうなると“金利が高くなる可能性”があり、それは“円高に作用”する。
日本銀行が金融緩和すれば円高を阻止できるが、今のところその気配はない。日銀の“円の増発拒否”の姿勢は明確なので、円が相対的に少なくなり円高に動く可能性が高い。
となると、輸出の足を引っ張り景気回復に水を差す。
日本は大震災後に、政策対応のまずさで二度殺されるだろう。