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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年6月10日日曜日

“ナンバー2じゃダメなんですか?”

麹町のビル街にお祭り気分”日枝神社祭り”6月8日。
小さな神輿も準備万端。
身内に問題を抱えると気が重い。
とこんなことを言うと叱られるだろう。
生命までも脅かさせている人が大勢いる中で
“たかが犬ではないか”と。
命の重みはそれぞれの想いによって違うが、我家にとっては“らん”も家族を癒してくれた大切な“家族”なのだ。
今週も東京出張から戻って寝込んでいる“らん”をみて、早速先週から作り始めた“介護用リハビリ器具”を考案中である!!




未来を見せてくれるコンピュータ“京”。
とうとう“TOP500リストで再び世界No1”になった。
神戸ポートアイランド線に「京コンピュータ前」という駅がある。
ここが日本最先端技術“京コンピュータ”を開発している理化学研究所の拠点だ。
(けい、K computer)とは、文部科学省を中心に開発が進められている次世代コンピュータシステムの名称(愛称)である。
2009年11月13日の行政刷新会議の「事業仕訳」で、一時的に「縮減」対象になったことでも有名だ。
“ナンバー2じゃダメなんですか?”という言葉がむなしく響いた。そんな“パフォーマンスを演じた”政治家がいたことを覚えているだろう。
「最強×最速」のコンピュータは人間の未来を限りなく切り拓いていく。
生命科学の分野、地球環境のシミュレーション、機械工学の分野などなど。ずば抜けて高い計算能力はこれまであきらめていた計算ができる。
抗がん剤の開発などは良い例だ。これによって開発が進むものと期待したい。

ただCPUが“人間の道具”から“主体”に変わる怖さも潜んでいる。
既に金融取引の取引判断は“人間”から“人工頭脳”に移っているが、その事が裏目に出て201056日にわずか数分の間にダウ平均が1000ドル近く下落したことがある。
“瞬間暴落”(Flash crash)という現象で原因は“人工頭脳”によるものと言われている。既に“人の力”を超えているのだ。
あくまでも”主体は人間”であることを忘れてはならないという教訓でもある。

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