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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年11月11日日曜日

ソニー”横串の体制”


先週植物園で”どこか道化顔の花”が目に留まる。いろんな顔をを持っているんだ。
今日は久しぶりの“自分時間”。
一日中雨が降りジョギングができなかったので
ゆったり気分で過ごした。
この一週間“光陰のごとし”であった。
時間のたつのが早すぎて、まさに追っかけられているようだ。
私の何十倍も仕事をこなし頑張っている人たちは
一体どのように仕事を消化しているのだろうか。
きっとブレーンの人材もいるのだろうと羨ましく思う。
先週の最大イベントは島根松江での“Ruby World Conference”だった。
Ruby協メンバー15名ほどでバスツアーを組んだ。その様子は月曜日のブログにアップする。

もう箕面も木々が色づき紅葉も間近かだ
最近“日本企業(ソニー)の逆襲”が話題になっている。前会長ストリンガーからバトンを受け平井一夫新社長が登場、ソニーの再生を熱く語っていた。
北米での居住歴が長く、流暢な英語を話す。
洗練された感性は国際社会の中で通用する正に“ソニー”の育てた人材だ。

家電御三家で一番期待されているソニー。
オリンパスとの提携、パナとの共同開発、アップルへの楽曲提供等、明らかにソニーが変わろうとしている。
事実、平井社長は事業部ごとの縦割りの組織にメスを入れ、横串を刺すという。
その為の商品戦略と研究開発の組織変更に取り組みを始めた。
“デジタルイメージング” “ゲーム”“ “モバイル”の3つのコア事業への注力をする。
これは今まで縦割り組織にまさに横串を刺そうというのだ。
事業部の持っている技術を共有するということだ。
スマートフォンをはじめとした“モバイル”を押さえられれば利益につながるし、ゲーム機向けに作ったプラットフォームは、モバイルの上でも生かせる。
すなわち、3つの領域が補完し合い、成長を促すことができるジャンルであることが重要なのだ。
またソニーのDNAの中にテレビがある。そのビジネスは継続したいと強調している。
ソニーの社長から久しぶりに“強いリーダーシップ”を感じた。

平井社長の打ち出した“秘策なき正道”を実現するには、明確なリーダーシップ、強いメッセージを社員に示す必要がある。
“ソニーを変える。ソニーは変わる。”
井深、盛田の“ワンソニー”の創業精神に戻ることに期待したい。
ところで当社も事業本部制を敷いている。課題は横串をどう刺すかである。セクショナリズムになりがちな組織どうしをどう連携させるか考えるのにいい機会だと思っている。

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