町内の神社の片隅に出番を待っている子供みこし。 |
秋たけなわ。
季節の移ろいは早いものだ。
ジョギング中も、秋祭りの賑やかな太鼓ばやしが
あちこちで聞かれた。
子供みこしも祭りに花を添え子供たちの元気な声が響きわたっている。
私が住む箕面は大阪のベッドタウンだが、まだまだ田畑が残り、農家が多い。
皆大地主だ。
秋の収穫を祝い、各地域での秋祭りも賑やかだ。
宅地開発で箕面に住んでいる我々都会育ちの新参者からは、なかなか神輿を担ぐ側との距離が遠い。
参加するわけでもなく遠巻きに見ているのだ。
実に不思議な街だ。
この季節、“百舌鳥の高鳴き”が聞かれる。
公園や畑地、川沿いの草原の近くで、「キィーキィーキィー」という甲高い声。
枯れ枝の先や杭の上などにいて「なわばり」を守るため威嚇している。
春の愛の季節にはモズはいろいろな鳥の鳴き声を真似ると言われている。
ホオジロやシジュウカラ、ヒバリ、メジロ、カワラヒワなど、さまざまな鳥の声が混ざるのだ。この鳴き真似から「百舌鳥」という漢字があてられたという。
また百舌鳥は一夫一妻の鳥で、4~5個の卵を産んで共に子育てをするが、雛の遺伝子を調べてみると、その子どもの中の一部が、育てているオスの子供ではないことが判ったそうだ。
一部のメスはつがい相手以外のオスとも、コッソリ交尾するという。
「他人の子供とも知らずに育てているオス」が
いじらしい。
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