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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年10月2日日曜日

アメリカハナミズキの”辛い想い出”


今朝ジョギングの途中で“金木犀”の香りが漂ってきた。秋(10月)になったんだなと思いながら走っていると、
どこそことなく稲刈り機の音が遠くから近くから聞こえてくる。空気も一段と冷えこんだ朝。音・風・香り・三拍子揃っていよいよ秋である。
小農家では”家族総出で稲刈り”

人は花を通じて色々な想い出を持つことがある。母親が生前こよなく愛した“コスモス”も私には想い出の花だ。
10月30日が命日だがその頃コスモスが咲き乱れる。それを摘み取って墓前にささげるのを毎年恒例にしている。
これから”コスモス”が野草のように咲き乱れる。母の思い出だ。


メカトロン http://www.n-mec.com/ と
兄弟会社アルカディア http://www.arc-mec.com/
は共に10月1日新年度を迎えた。兄貴は30年、弟は25年である。よく頑張れたものだと自らを褒めてやりたい。皆社員の努力からここまでこれたのだと感謝している。
1日(土)に恒例の“キックオフミーティング”をした。若い人達も入社しこれからは“第2創業”の始まりだ。

30年の間日本経済は余りにも多くの試練が重なった。
一番大きな試練は1990年の“バブル崩壊”である。
この時は日本の土地が暴落し株は紙切れになった。
金融に踊らされ自宅を購入したが私も正にピークの値段で購入した。お陰で未だに荷物を背負っている。
その後も世界的経済危機が何度も訪れ今日に至っている。
直近ではギリシャに端を発したEUの債務超過国問題、
アメリカの債務超過。大きな爆弾を抱えながらそれでも日本丸は帆を進めている。明るい世界を夢見ながら・・・。


神戸技術センター”想い出の花アメリカハナミズキ”
バブルピークの1988年、神戸に技術センターを竣工させた。その想い出は“アメリカハナミズキ”にある。
間取り設計を皆で膝突き合わせてやった。そのとき敷地の周囲に植えたのが“アメリカハナミズキ”。
20年の年月が経ち毎年ピンク色の花びらを付けていた。
しかしその神戸技術センターの役割も終え神戸事業所を神戸市和田岬に移転した。
そもそもヒューレットパッカード
http://welcome.hp.com/country/jp/ja/companyinfo/ の神戸竣工にあわせ隣接地に事業をスタートさせたが、HPが神戸から撤退したのを契機に和田岬に移転したのだ。
“アメリカハナミズキ”はそんな辛い別れの想い出が残る。
誰しも花には暖かい想い出、辛い想い出、励ましの想い出がたくさん詰まっているだろう。誰もが経験する想い出には、必ず“花”と“音楽”があるのも不思議だ。“音・風・香り”を肌で感ずるたびにそう思う。

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