一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2013年8月31日土曜日

”情けは人の為ならず”


早朝飛び立ったシラサギの”華麗な曲線”

土曜日早朝に外に出た。
風が肌に突き刺さる。台風が来るのだろうか。
外の風情は、”クマゼミ”の嵐から舞台は”ツクツクボウシ”に役者交代だ。
静かな秋の風情に近づいてくる。

「情けはひとの為ならず」。
「情けをかけることは、結局はその人のためにならない」と誤って解釈する人が多い。
正しくは「情けは人のためではなく、いずれは自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」ということだ。

青く茂った葉間から”実りの房”の姿。もうすぐだ。

これは仏教の教える“因果の道理”らしい。
どこでも変わらないものが「道理」であり、「因果」とは原因なしに起きる結果は万に一つもないという事だ。

面白い研究が発表された。
子供たちの世界でお友達に親切なことをしている子を“見ている子”が、“親切をした子”に“親切をする”傾向がある。
つまり“親切な人”は周りから好ましく思われ、その結果その人も親切にされる。
阪大の大西賢治助教らの研究発表だ。
保育園児の園内での日常生活を観察して確認し
”良い事をすれば良い報いがある”という「情けは人のためならず」を、実証した素晴らしい研究だと思う。
園児らが遊んでいる時に、“親切児”が他の子の服のボタンを留めたり、物を貸したりするなどした際、1メートル以内にいてこれを見た園児が10分間にどのように振る舞うのかを観察した結果だそうだ。
「親切は回り回って自分に返ってくる」

社会全体がそのようになれば“いじめ”の問題も解決するのだろうが、中々そうならないのが世の常なのか。




2013年8月26日月曜日

久し振りの雨

雨が少なく心配されていた稲には”恵みの雨”

土曜・日曜日と雨が続いた。久しぶりの雨で樹木も家も空気も洗われた気持ちだ。
ウォーキングもお休み。
雨の有難さを感じながら雨を愛でる一日だった。

一方で雨は大きな被害をもたらしている。
シャワーの様な雨を“バケツをひっくり返したような雨“と表現されるが一時間に100mmも降ればたちまち洪水だ。災害に弱い街はひとたまりもなく呑まれてしまう。
その度に叫ばれる対策だが中々後手になってしまう。

シャワーの様な雨は”熱帯化”の兆し?


気象庁は急遽これまで大雨や暴風など災害ごとに設定されていた警報や注意報などの防災気象情報を「レベル1~5」という表現に改めることを決めたという。確かに今までの予報は判りにくかった。「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」など分かりにくい骨頂だ。
そこで「災害発生の可能性」段階を最低のレベル1とし、数字が上がるごとに危険度が増し、「重大災害が発生し、さらに拡大する」段階を最高のレベル5とした。現在運用しているのは“注意報はレベル2”、“警報はレベル3”“特別警報はレベル4”に当てはめる。
2012年5月、つくば市で撮影”竜巻”
確かに最近の気象は異常である。これから更に“地球温暖化”が進行し、2075~99年の日本では、激しい竜巻の発生しやすくなるとも予測されている。 温暖化に伴い日本の海面水温が上昇するため、大気中の水蒸気量も増え、大気の不安定度が高まるのが原因とみられる。 
気象庁が季節の進行を調べるために続けている「生物季節観測」で今夏はアブラゼミなどの初鳴きが全国各地で早まっていた。連日の猛暑が影響したかどうかは判らないが、あの小さな体に”繊細なセンサー”でもついているのだろう。
そろそろツクツクボウシが鳴き始める時期だ。      今年の秋は早いかもしれない。



2013年8月17日土曜日

命の尊さ

17歳の誕生日を迎えた”ラン” 毎朝の散歩を欠かさない

愛犬ランが17歳を迎えた。
おめでとう!!!
永い間心の支えになってくれた”ラン”
人間でいうと84歳だ。
よく良く長生きしてくれている。
大阪府で16歳以上のワンちゃんの“長寿表彰”があって愛犬ランもノミネートされている。
それにしても愛犬家にとっては粋な企画だ。

土の中から出てきて大空に飛び立ったセミの”抜け殻”

一体生き物の寿命は誰が決めたのだろうか?
人間はどう頑張っても100年。
犬は15年。
セミに至っては幼虫で3~7年土の中で育ち、
成虫になってからは一週間。
鶴は千年、亀は万年。
目出度いことの象徴だが実際の寿命は、鶴がタンチョウヅルで2030年、亀はゾウガメで100200年といわれている。

関西に多い”クマゼミ”なぜか関東は”ヒグラシ”が多い。

与えられた天命の中で皆精一杯生きているのだ。
夏の間セミは“鳴くこと”で生きることを謳歌している。恋をし、子孫を残し、土に還る。
その短くてドラマチックな生涯は、人間の尺度で
いえばほんの一瞬だ。

ジョギング中に出くわした。灼熱の道路で力尽きたセミ・・・

”土に還る”セミがアスファルトの上で力尽きて
いた。
せめて死に場所は土の中であってほしい。
そっと木陰に戻してやった。



ジョギング中、石垣の隙間から顔を出す ”ゆり” 可憐!!

もともと人間の寿命も何億光年の宇宙スケールで
いえば“まばたき”にもならない。
人間の命のはかなさを感じる。
与えられた天命をどう全うするか。
”一瞬一瞬”を如何に大切に過ごすか。
お盆のいま、”ぼ~っ”としながら想いを馳せていた。



2013年8月14日水曜日

社員との花火大会

事務所から見る”淀川の花火”

毎日酷暑が続いている。
私の熱中症対策は“ウォーキング”。
人の逆をしているようだが私なりに理屈がある。
熱中症を気にしていると、結局家でじっとして
エアコンをつけっぱなしにしていると益々体力は
低下して不健康になる。
早朝少し涼しいうちに外の空気を吸いつつ、体力を維持するのが何よりの熱中症対策だと思っている。
今日から夏季休暇。休暇中は無理をしないで”適度にウォーキング”と決めつけている。





先日淀川の花火大会があった。
会社の事務所が”特別席”。
眼下に見ることが出来たのでこれを機に、社員さんの家族もお迎えして“花火鑑賞会”となった。

奥居専務の発声で”ごくろうさま!!”



夕刻6時からスタートして懇親を深め、子供たちも一緒にビンゴゲームを楽しんだ。
8時ごろから淀川の花火大会が始まり真下で見ることができ子供たちも大はしゃぎ。
家族も大満足だ。
暑い夜の“涼しい”花火大会だった。

皆で力を合わせて”頑張ろうね!”

楽しかった想い出が走馬灯のように過ぎる中、
今更に多くの社員とその家族の生活基盤である“会社経営”の社会的責任の重さがのしかかり身震いする“ひと夜”だった。頑張らねば。


2013年8月9日金曜日

”節目” を生かす

新しい事務所は”身が引き締まる”思いだ。

“節目”を飛躍のチャンスにと思う。
人生、流されて生きることが多いが節目に立った
時に“どう感じるか”が大切なのだと思う。

今週から大阪の事務所を5階から20階に移動した。
素晴らしい見晴らしだ。
この節目をどのように“奮い立つ気持ち”に繋げられるかだ。

高所恐怖症の私にとっては苦手な”事務所からの光景”。

以前IT社長が語った言葉が耳に残る。
営業社員を最上階に連れて行って東京を見渡す景色の中で”国盗り物語”をした。“この広い土地で自由に顧客を獲得するんだ!”と。

少し背伸びして次への飛躍を夢見る。
メカトロン30年、アルカディア25年が過ぎた。
“節目だ”。次への飛躍のために新しいエネルギーを蓄える貯蔵庫が必要だ。
その貯蔵庫の中に入った。
ただ単に新しい場所に移転したのではなく、これを機に心に秘めて“飛躍の芽の貯蔵庫”を持ってほしいと思う。
それがそれぞれの自信に繋がる。

遺産登録以来、新幹線移動中一度も見れない”富士”。

マンネリになりがちな人生。
一人一人が“背中を見られているのだ”という自覚を持てば自分の背中をもう一度見直す良い機会が生まれるのだろう。
それがマンネリをなくするきっかけになるかもしれない。

今一度”限りない向上心”を持ちたいと思う。