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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2014年5月2日金曜日

企業の進化



猪名川の河岸に広がる”菜の花畑”

24節気ではこの時期「穀雨」という。菜の花の咲く頃にちなんで「菜種梅雨」と呼んでいる。
字の通り全ての穀物(百穀)をうるおす春の雨で、けむるように降る雨は田畑を潤し、穀物などの生長を助ける時季だ。
先週末を含め天気の良い3日間でジョギング三昧だった。
河岸では菜の花がじゅうたんのように敷かれ、生き物はみんな目覚めていた。


明日から五月の連休だ。鯉のぼりがたなびく河岸。

前回“不透明感”について想いを馳せた。
法律が変わったり、新しい政治体制に変わる毎に
より変化を求められることがあるが、それが事業の継続性に影響を受けるケースもある。
”派遣法の改正”もそうだ。
それを乗り越える知恵は企業それぞれにある。
これを機に新事業に“挑戦する”事もその一つだ。

“異業種”への興味。
今まで蓄積した経営ノウハウ、顧客、人財などを
活用して“新規ビジネス”への模索だ。
しかしその為には経営基盤の安定、収益性の確保等々条件が沢山あって当然思い付きではいかない。
暫くの間採算が取れなくても企業体力が持つかだ。


そろそろ”ひな”の顔が待ち遠しい。

サントリーのビール事業は1963年、2代目社長の佐治敬三が始めた。同事業への参入を創業者の鳥井信治郎に伝えた際、「やってみなはれ」と言われた逸話は有名だ。
失敗を恐れず、まずは行動し、いろいろ学びながら改善していけばいい、という考え方である。
 そしてなんと半世紀ぶりに営業黒字に転じ、市場シェアも3位となったそうだ。
黒字化とシェア拡大の最大の要因は高額商品の「ザ・プレミアム・モルツ(プレモル)」を基幹
ブランドに育成してきたことだという。

長期にわたり「やってみなはれ」を貫き通した企業の底力に”恐ろしさ”と”憧れ”を感じる。











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