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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2015年7月25日土曜日

安全への細かい配慮

そろそろ海を渡るころになってきたツバメ達。また”安全な日本へ”
日本人の“安全”に対する細かい配慮にいたく感心することがある。
見逃せば気が付かないくらいの些細なことである。
この気遣いは日本の文化の源流を語っているのではないかとも思ってしまう。

何事だろうと思うだろう。
聞いてしまうと何だそんな事かと思うだろう。

コンビニで見慣れた”お箸一膳”

コンビニで弁当等を買うとお箸が一膳ついてくる。
これをよ~く見てほしい。 
写真のように“箸”と“つまようじ”が袋に入っている。
袋には開け口の矢印が印刷されている。
ここで良く見てほしい。
“つまようじ”の頭が必ず上に向いている。
取り出すときに指を刺さないためだ。

”つまようじ”で指を怪我しない様必ず頭が上になっている。

100膳中100膳がすべてそうなのだ。
気が付いて以来コンビニで箸をもらうのが楽しくてしょうがない。
粗悪品がないか試しているのだが、見事に期待を裏切って完璧なのだ。

私は箸の話をしたくて話題にしたのではなく、このきめ細やかさが日本文化を支えてきてそれが”細やかな美の世界”にも通じていて、それが“おもてなし”の文化にも繋がっているのだろうと感じ入っている。

安全の文化もそうだ。
新幹線では地震が起こる予知をいち早くブレーキ機能に組み込まれていると聞いている。
グラグラと揺れる数秒前に既に減速しているのだそうだ。
中国が日本の新幹線と同じ様な車体を創っても安全に運航するソフトウェア(ノウハウ)がなかったことによる事故が過去にはあった。

 コンビニ弁当を食べるたびに、しみじみ“安全”文化に感じ入っているのだ。









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