一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2010年11月29日月曜日

「ストレス」と「お肉(蛋白質)」

日曜日のジョギングコースもすっかり晩秋の趣き。紅葉も進み自宅近くの箕面の滝コースは人の洪水で走れない。
午後からは車も渋滞し、生活道路も他府県ナンバーの車が行きかい動けない。
ま、住民としては、あと半月の辛抱。 


紅葉のシーズン。土日は賑わいを見せる箕面の滝道

  









自宅近くのジョギングコースの紅葉。
 
今日は「ストレスと肉食」のおはなし。

イラク戦争の帰還兵をワシントンの陸軍病院で調べたところ、18%が「ストレス」をかかえていたという。兵士が最前線に3年いると脳は50%も縮小するという。(浜松医科大学高田明和氏の引用)
「ストレス」でコルチドールというストレスホルモンが脳の細胞にくっつき、
コルチドールが出っぱなしになると、脳細胞は死滅してしまうという。
「ストレスをいかに解消するか」は現代人にとって重要なことだと今更に思う。

一方脳には短期記憶を長期記憶に変える「海馬」とうい部位があり年と共に衰えていくそうだ。ストレスが続くと脳や海馬の細胞が死滅を早めていくらしい。
では、どうすれば“脳の細胞を増やすことができるか。”それには3つある。
①に「体を動かす」こと。そういえば私の母は65歳まで働いていた。苦労かけた母親を年老いてまで働かせることに罪悪感があったが、本人は若い人と一緒に仕事をすることを生きがいに感じ、結果的に長生きしてくれたのは体を動かすことではなかったかと今思っている。
②に「刺激のある環境に住む」こと。夫婦、子供、会社、仲間、周りには刺激を受ける環境はたくさんある。交流することだ。
③に「アタマを使う」こと。簡単なことでよい。いつも頭を使い訓練をすると脳細胞は増えるらしい。
考えてみればこの3つは“脳の細胞を増やす”だけでなく、
「ストレス」を作らない方法でもあるわけだ。

大阪事務所の樹も、紅葉真っ盛り!

一方「お肉」を食べることによって「脳が活性化」されるという。肉を食べると脳内に“セロトニン”という物質が増えそれが脳細胞を増やすらしい。
体を使って「運動」し「明るく」過ごし、「良い睡眠をとり」、そして時々「お肉」を食べることが精神を安定させ、やる気を起こさせ、意欲を高めることになり、心身を健全に保つことに繋がるわけだ。当たり前のようでなかなか出来ない。
「病は気から」。われわれの病気は脳が作っており、脳の病気も脳が作っている。そのために、私たちは常に平常心でモノを考えるようにして、ストレスをできるだけ避ける事が大切であり、同時に体を元気にする原料「お肉」を与えることも非常に重要になってくる。
毎日一生懸命ジョギングし、「魚」中心の食生活を送っている私にとっては意外。医者から「肉食」から「魚」中心が良いといわれ心がけているが、要は「食生活は偏らずバランスをとること」が良いことを教えられている。

2010年11月25日木曜日

蕎麦談議

私の知り合いにも蕎麦好きがいて、時々蕎麦談義に花が咲く。
東京事業所は靖国通り(歴史の街九段・番町)にあるがさすが辺りは美味しいお店が多い。蕎麦屋も多くあり、東京文化の香りを感じさせる。
大阪は元々“うどん”文化で、東京のだし汁の濃いうどんに比べれば大阪のうどんは実に美味しいと思う。しかし“うどん”だけではなく蕎麦屋も東京ほどではないが多くある。「食の大阪」の所以である。
出張族や転勤族が多いため、東京と大阪の文化が同化しているせいだろう。大阪の会社の近くにも、数件美味しい蕎麦屋があるがいずれも全国チェーンのお店で平均的な味である。
ジョギングコースにも蕎麦屋があって、途中で昼食にする場合がある。
この休みも猪名川コース(勝手に命名)を走った。自宅から全コース20kmくらいで池田市五月山から猪名川河岸をくだり伊丹市に入るコースだが、少年野球やサッカーチームが河岸のグラウンドで練習していて元気な声を背中に走っている。


ジョギング中出逢った、耳が聞こえなくなった老犬。がんばれ!!
コースの中間点にある蕎麦屋(ふか川)もなかなか良い。ちょうど昼前後に通過するのでジョギングスタイルのままお邪魔する。
そばつゆの出汁が利いて美味しいくやはりチェーン店の味とは違う。
ま、値段も結構高いが・・・。



「ふか川」のざる蕎麦。だし汁が美味しい!

 私の蕎麦嗜好は、味もさることながら健康に良いというのがきっかけである。蕎麦に含まれるルチンという成分が体に良いということである。 “韃靼蕎麦”はルチンが100倍多いと聞いて家でも買い込み、もっぱらこれを食している。   ちなみに「ルチン」は、血行促進、高血圧、動脈硬化、血管強化、抗酸化作用に効能があるといわれている。
蕎麦好きの人にはそばに対する講釈が多いと思う。蕎麦に「思い入れ」が強いのでしょう。 曰く、「そば粉100%の手打ちに限る」、「このそばは白いから混ざっている、つなぎは邪道だ」、「そばは冷たいのに限る」等々。
自分の好みで講釈無しで食べればと思うのだが、ついつい言ってしまうのが蕎麦通の悪い癖である。高じて自ら蕎麦作りをする人も多いと聞いている。
”My蕎麦”ですね。  
蕎麦は元々痩せた土地の作物で特に山間地域では米を補うものであった。
江戸時代の頃からか二八そばで安価な食物であったはずである。
ところがである。最近の本格的な蕎麦屋に行くとこれが結構高い。聞くところによると、蕎麦は原料が安い。従って原価率は大変高くて儲かる商売らしい。
今風の健康ブームに乗っているのかもしれない。 
玄そばの何たるかも知らず、美味しいといって食べれば良いのについつい講釈してしまうわが身である。
蕎麦屋の情報は時折折りにご紹介しますが、皆様も是非美味しい蕎麦屋をご存知なら情報ください。宜しく!!

2010年11月21日日曜日

アンチエイジング

最近幼児の肥満が増えている。コンビニで出来合いの惣菜を買い与える。
カロリーの高い菓子類を昼に夜に食べる。まったく健康管理から無防備のまま成長してゆくのである。
年齢を経てくると初めて健康のありがたさがわかってくるが若いうちは自分とは縁のない先の心配のように思えている。
がしかし若いころから少しずつ健康が蝕まれてゆくのであろう。食習慣が以下に大切かである。
アンチエイジングということばをよく耳にする。いい響きだ。「アンチ=抗」「エイジング=加齢」という意味だから、直訳すれば「抗加齢、抗老化」ということだ。実は医療としてアンチエイジング(抗加齢医学)が最近注目されている。
「老化」のスピードを遅らせるということが現実的になってきたという。
アンチエイジング医学の対象は「病気」ではなく「老化」も含めた「健康」状態のレベルアップだ。元気な健康状態を作り、それを維持していくことこそが医学としてのアンチエイジングの本質なのだ。
「病気を防ぎ、いかに健康で長生きするか」それには、食事、運動、心の持ち方、早く病気を見つけることが非常に大事とのこと。厚労省が力を入れるのもここである。私がジョギングを始め食事に気配りしているのも「健康」でありたいと思う気持ちからである。

 私の食事メニューをご参考までに。
 (朝のメニュ-)  
  2杯をかき混ぜて、パン一切れ。
(昼のメニュー)はざる蕎麦(それも韃靼蕎麦)が中心。
(夜のメニュー)がいけない。
  どうしても接待があったり会合があったり、社員さんと一緒に軽く一杯の
  つもりが、ついつい度を越してしまう。
  これで朝と昼の効果が帳消しである。
  ま、仲間とのコミュニケーションによりストレスの解消できれば、夜のお付き
  合いもなくてはならないことだと思っている。

私の朝のメニュー
このメニューを6年、お陰で当初血圧が境界値(140-88位)にあったのが現在は正常値(125-75位)になっている。

「健康」について、以前のメモが残っていたから紹介しておきましょう。
NHKの番組での「アンチエイジングの実践方法」です。少し長くなりますがこれもご参考までに。
1:野菜を採ること。
  人間は経年とともに錆び(酸化し)ていく。野菜には酸化を防ぐ抗酸化物質
  が多く入っていて、特にカラフルな自然の野菜(トマト、キュウリ等)。
2:食べ過ぎないこと。
  動物は65%のエネルギーで寿命が保てることが実証されている。
  故に腹八分目は理想的な生き方だ。
3:食べ過ぎは血糖値を上げる原因。
  食べ方を工夫すれば血糖値アップは防げる。野菜を先に食べパンはあとに
  した方が血糖値は上がらない。
4:とにかく動く(運動する)ことだ。
  動物は「動く物」と書く。日常生活では面倒くさがらず階段をのぼること。
  大きな筋肉を使うと体を維持する大事な「成長ホルモン」が出るそうだ。
5:運動の基本は3つ。
   ①朝起きたときに寝床で体を伸ばす。
   ②有酸素運動(ジョギング、ウォーキング等)で、血液の循環をよくする。
   ③筋肉トレーニングがいい。自分の体力の8割の力で筋トレをすることだ。
6:水をよく飲むこと。1日に2Lを目安に飲めばいい。
7:人間、心の持ち方が大事。
  ニコニコ愉しくしていると病気になりにくい。自分の体の中にある免疫細胞
  が元気になるそうだ。
  「ニコニコ愉しく」、これが一番簡単な健康法かもしれない。
以上参考にされては如何ですか?

2010年11月14日日曜日

出張先でのジョギング

出張の楽しみの中にホテルを起点として知らない街をジョギングする楽しみがある。11日は九州柳川でJASPA(全国ソフトウェア協同組合連合会)の運営委員会があった。所属するHISCO(ハイテクノロジーソフトウェア協同組合)の九州支部がホスト役ということで私も出席した。私共ITベンダーは不透明な経済環境の中苦戦しているが、業界の地位向上のため組合活動にも力を入れている。
会場に行くのに柳川の川くだりをし、船から会場に横付けとなる。めったに経験しないことだ。会議終了後出席者は柳川に宿泊した。私は次の朝福岡での仕事があるので夜遅く西鉄福岡駅の近くホテルにチェックインした。



サウナに入って深夜2時頃就寝し早朝7時前から大濠公園までジョギングした。往復1時間超えくらいのコースだったけれど、都会の真っ只中から少し走るとこんな静かな場所があるのかと思える場所だった。元々福岡城祉でまわりはお堀で囲まれている。そこに大濠(池)がある。




周りがジョギングコースになっており周長ちょうど2km。2周まわってホテルに戻りシャワーを浴びてチェックアウトするとちょうど街は仕事の始まりとなる。実にさわやかである。それに何よりも初めての街でも一度走ると地形がわかり、急に親しみが沸くものである。
皆さんも出勤前のジョギング、いかがですか?

2010年11月10日水曜日

「へき地 医療への情熱」

私の甥が沖縄宮古島で「下地診療所」を開業している。大学医学部をでて、暫く阪大病院・徳洲会病院等で勤務医として勤めた後、平成20年に宮古に移住した。
幼い頃から優しい子供だったので、医道は彼に与えられた天職だろうとおもう。関西で生まれ育ったので当然地元での開業をするだろうと誰しもが思っていたが、敢えて宮古に移り住み、知己知人の少ない遠い地で“どうして?”って、いう思いで母(私の姉)は嘆いていた。私などは、自分の強い情熱で僻地医療に生涯をささげる真摯な気持ちにさわやかさを感じるが、親としてはそれ以上のものがあるのだろう。

沖縄宮古の診療所
彼が那智勝浦町立温泉病院に勤務している頃、スマトラ沖大地震(2005年1月)が起き津波はインド洋一帯の各国に深刻な被害があったが、人命救助のためNPO災害人道医療支援会(HUMA)の一員として率先してスマトラの被災地を訪れた。
また、中国・四川大地震(2008年5月)の際にはJICA(国際協力機構)の一員として人命救出のため現地に出向いた。
私のような凡人には真似が出来ないことである。人の命を預かる職業は、消防士にしろ、警察官にしろ、医者にしろ、皆正義感にあふれた人たちである。
先日金沢の菩提寺・了願寺に墓参りに行き、私の姉と車中話題がそのことに及び、姉の今の心境を聞きだした。“息子が自分の思いをかなえている”姿を見て喜んでいるようだった。「めでたし」。
ところで“安全管理”という意味合いでは、私の会社でも医療機器の安全管理のためのシステム「CEIA」を病院に提供している。これも患者の安全を確保するために欠かせないシステムである。少しは社会貢献しているのだと自讃している。


2010年11月7日日曜日

「自分の中のマラソン」その2

前回はジョギングの不思議な魅力の話をした。走り続けるうちに汗がにじみ出てきてだんだんリズムが生まれてくる。「よし今日もやるぞ!!」という元気はこの瞬間生まれてくる。

日課としてマラソンを継続する気持ちは、「会社を継続する」ことにも繋がってくる。創業してもう30年になろうとしている。
その間の苦節・特にバブル崩壊期の辛酸は言い尽くせないが今ここに継続しているのは、きっとその苦労を乗り越えてきた“毎日の連続”が“快感”としてあったからなのかもしれない。

何もなく順調に来た人生なんて“節目のない竹”やっぱり竹の美しさは“節目”があり、だからこそあれだけしなやかに曲がることが出来るのだろうと自分に言い聞かせている。

もし私がバブル崩壊という“節目”に出くわさなかったら、人の気持ちを理解できない“傲慢な人生”を送ったことであろうと思うとぞっとする。
ジョギング中、”遅咲きのコスモス”

「継続こそ力なり」そう考えながら今日も「自分の中のマラソン」を続けている。


2010年11月5日金曜日

「自分の中のマラソン」

人生は“マラソン”にたとえられる。40キロを競技するマラソンは精神力・忍耐力・体力を競う最高の競技に思える。ちょうどこの時期マラソン大会がテレビ中継されているが、ただひたすらに走り続ける情景をテレビで見ていていかにも単調に見える。が沢山のドラマがあるから人はテレビに釘付けになるのだろう。


健康管理のためジョギングを始めて6年余り、雨嵐体調不良を除いて早朝週3回は走るようにしている。もうやめようかと何度思ったことか。前夜顧客と深酒して体が動かないときなどは、しばらくベッドのなかで自分の体と問答しながら徐々に体に言い聞かせる。

やおら起きだして洗面所に向かい顔を洗うとランニングシャツに着替え走り始めるわけであるが、少し走り始めるとジトッと汗がにじみ出てきてだんだんリズムが生まれてくる。それに朝の空気が美味しい、風がほほに当たって心地よい。鳥の声が“おはよう”といっている。そして3~40分。朝の仕事の段取りなどを考えながら走り続け、気がつくと昨夜のアルコールも汗となって吹っ飛んでしまっている。「よし今日もやるぞ!!」という元気はこの瞬間生まれてくるので“快感”だ。

いくつかコースを決めていて、休日には20kmほどマイペースで走る。

3日の「文化の日」は、天気が良かったので自宅(北摂)から服部緑地を通って、神崎川の河原を北に走り“この樹なんの木”(写真・私が勝手に名付けている)で折り返し、往復18kmを走った。いつも行きかう仲間と軽い会釈をして過ぎ去るのもなんともいえなく心地よい。みんな仲間なんだ。

“この樹なんの木”

ジョギングの副産物は減量!(当時72kgあった体重は現在65kg)

健康維持に皆さんも是非どうですか?

2010年11月1日月曜日

今日から「優しさ」をテーマにはじめます

2007年から社内向け(非公開)ブログを発信していたのですが、どうせならって、今度は外に向かって独りごと。引っ込み思案を直そうと思って思い切って発信します。ブログの名前の通り切り口は“優しさ”。自信はないけどやって見ます。

ということでよろしくお付き合いください。

私の興味は、一に健康、二にペット、三に環境、四になんだろう??

それらを「優しさ」の視点から見たらどうなるんだろう。何か方程式が出てくるかもって思っています。

1981年に起業して来年は30年になるんです。爾来「人に優しい」を看板に掲げてきましたが、実は本当に「人に優しい」なのか疑問もあります。

1990年代初期のバブル期には、背に腹は変えられぬ思いで、九州・群馬とか事業所を閉めたりして社員には随分「つらい思いを」させてしまいました。

だから、本当はそんなこと言う資格はないんですよね。

事業を展開する中で“現実と理想のはざま”で思い悩んだ結果が「優しくない」ことをしたことも含め、懺悔のつもりで思い出すまま、つれづれに書くこととします。宜しくお願いいたします・

週2回ぐらいのペースで徒然なるまま宜しく~。

っと思ってペンを置こうとしたら、

(実は電車の中で書いています)混み合った大阪環状線の1コマ。

お年寄り夫婦が乗ってきて、前に来ても平気な顔で座っている若者。背もたれには優先席のカバーがしてあり、窓には大きく張り紙があるのに寝たふり族と、無関心族。

あんな若者に誰がした!!私たち“親の教育”の問題かも。