一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年5月5日木曜日

賞金の“一部”と“全部”の違い

世界フィギュア選手権で銀メダルを獲得した韓国のキム・ヨナ選手が、東日本大震災で被災した児童を支援するため大会賞金を全額寄付したことを知った。
キム選手は同大会で獲得した賞金2万7000ドル(約220万円)全額を、ユニセフ(国連児童基金)に寄付する。
キム選手は韓国でユニセフ広報大使として活動しており、2010年1月に発生したハイチ大地震の際も1億ウォン(約760万円)を寄付。「誇らしい韓国人」賞の賞金1万ドル(約81万円)もユニセフに寄付したと伝えている。
どんな報道でも裏からと表から見ることができるが、素直に見ることも大切だとおもう。
誰でも出来ることではない。“個人”が国を超えての支援。それもつい先ほどまで日本と韓国は銀盤の上で華麗な演技を競い合っていた。結果、安藤美姫が優勝、キム選手は二位に甘んじた。
我々日本人は安藤選手に喝采した。同時に浅田真央選手の6位には残念の思いが強かった。真央はキムと競うにはベストライバルなのである。
真央の再起を願う一人であるがそれは兎も角、選手権が終わってまもなくキム選手がポンとユニセフを通じて賞金の”全額”を東北震災に寄付をされたのである。
大体において寄付というのは、事業活動にしろ演芸活動にしろスポーツ活動にしろその収益の“一部”を寄付に充てるということはよくあること。
先般我々もIT協同組合(HISCOハイテクノロジーソフトウェア開発協同組合)で事業収益の一部を寄付させていただいた。“一部”をである。
金額の多寡ではないと思う。心から“日本の”、“東北の”復旧を望んでくれてこそ出来ることであろうと思う。ありがとう!キム・ヨナ選手。
きっと日本の私達は、あなたのことを忘れないでしょう。またオリンピックで華麗な演技を見せて、よきライバルとして戦いましょう!

0 件のコメント: