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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年11月20日日曜日

自由経済圏の混乱と「PIIGS」諸国

今日、日曜日は久しぶりに快晴の天高く澄んだ青空が続いた。ジョギングコースで秋を探しながら神崎川の中流まで出かけた。まだ多くの秋は見つけられなかったけれど川では水鳥たちが元気に飛び回っていた。
神崎川で遊ぶ水鳥、久しぶりの秋晴れ。

来週くらいから箕面のもみじも色づいてくるだろう。
既に“もみじまつり”の横断幕が駅前に張られている。
帰路箕面駅に立ち寄ったが、沢山の人手だった。
服部緑地にも秋が。


欧州が揺れている。ユーロ圏の金融危機である。
元々はギリシャの財政問題に端を発する局地的な金融不安が、南欧ユーロ圏欧州と広域に連鎖し、世界経済を揺さぶり続けている。
これまで経済基盤の脆弱性を指摘されてきた一部のユーロ圏諸国の事情とも複雑に絡んだ火種として燻ぶる。
一部のユーロ圏諸国「PIIGS諸国」とはポルトガル(P)、アイルランド(I)、イタリア(I)、ギリシャ(G)、スペイン(S)のことで特に経済基盤の脆弱性が顕著である。
欧州債券市場でこれらの国の国債が売り込まれその結果価格が下がると金利が上がるため、悪循環となり、ギリシャ、イタリア、スペインと軒並み財政運営が難しくなる「危険水域」年7%に近づいてきた。
そもそも各国で事情が違う中、EU通貨を一本化することに無理があるのかもしれない。そんな見直し論が出てきてもおかしくない状況になりつつある。

日本も対岸の火ではないことを先日のブログでも書いた。欧州・アメリカの財政危機。中国でささやかれている土地バブル崩壊の危機。これらが連鎖的に同時的に起こる可能性が世界経済の爆弾として仕掛けられているのである。
日本は円高に苦しめられているが、それでも我々は他人事のように日常生活を送っている。私は時々夜も寝れない不安に襲われることがある。1990年日本経済を襲ったバブル崩壊がよみがえってくるのである。あれから20年、やっと光が見えたかのように思えたのもつかの間かもしれないのだ。一度受けた洗礼。これを経験に知恵を絞って生き残り策を考えてゆこうと思う。

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