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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年11月3日木曜日

”柴田トヨさん”のこと


先週30日(日曜日)はHISCO(協同組合) http://www.hisco.jp/index.html 主催のBBQ(バーベキュー大会)を予定していたが何故かその日だけが雨日和になって中止となった。
“雨おとこ”は誰だと犯人探しをしている。
大阪南港にある会場まで箕面からジョギングスタイルで出かけたが中止の連絡が入り途中で打ち切った。私にとっては最長距離であったが残念。

東京事業所の近く”北の丸公園”は秋の陽射しが差し込み静寂さに包まれている。


平成21年、一冊の詩集を買った。
柴田トヨ著“くじけないで”。
今年100歳を迎えた“詩人柴田トヨ”である。といっても90歳を過ぎてからの初版である。人生の重みをさりげなく表現していることに感動と勇気を与えられた。
先日100歳を迎えられたという記事を読んで本棚にしまってあったその本を取り出しアタッシュケースに入れて出勤している。出張の道すがら時折開けて無造作にペ-ジをめくると、そこここに日常的な自分が詩の中にいることに気づく。
トヨさんも、きっと長い人生で色々な経験をされたのだろう。それが詩となって人に共感を与えているのだ。
父の顔・ぬくもりも知らないで母の愛だけを一杯受けて育った私とどこか二重写しに思えるのである。親に何一つ恩返しできなかった私は、生涯ずっとそのことを思いつつ、人への優しさが何かを受け継いでいかねばと今更に思うのである。
柴田トヨさんの詩集のなかに“くじけないで”という詩がある。それをご披露しておく。
  「くじけないで」
     ねえ不幸だなんて
     溜息をつかないで
     
     陽射しやそよ風は
     えこひいきしない
     
     夢は
     平等に見られるのよ
     
     私辛いことが
     あったけれど
     生きていてよかった
     
     あなたもくじけずに

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