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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年8月23日木曜日

今なぜアブダビ?

アラブ首長国連邦(UAE)

中東の原油国UAE(アラブ首長国連邦)など私にとっては、まったく縁がなかった。
娘が学生時代中近東に旅した時などは、危険な国として反対したものだった。
帰国した娘は多くは語らなかったけれど何かを得て帰ってきたのだろう。その後就職して海外勤務をしているところを見ると海外での仕事に思い入れがあったのだろうと思う。
ところで、中東の国“UAE”と縁ができて私自身
いま“アブダビのコンサルタント”からアブダビ訪問を勧められている。
無論“仕事で”であるが、それまでは中東湾岸諸国の名前すら覚えきれなくてひとくくりで“中近東”と呼んでいたが、にわかに興味がわいてきて今一生懸命勉強している。
浅学であるが、中東の中でもUAEは治安が良く7つの王国からなる連合国ということである。
アラビア海峡を挟んで東にはイラン・パキスタン・アフガニスタンがありここは係争が絶えない地域である。
北にはサウジアラビア・イラクがある。ここもまさに政争の地である。“
これら地域に挟まれたUAEが安定した経済成長を遂げているのは奇跡だといえる。
1960年代に原油が発掘されたのが契機に、傑出した指導者ザーイド首長がその後繁栄社会を創っていった。
湧き出る資金力を背景に、社会制度を充実させ、
国民は“無税”の“連合国家”を創った。
今後100年間湧き出る原油を背景に一日25億円というお金が国庫に入ってくる。
その繁栄している間に将来のエネルギー源として“ソーラーパワー”を砂漠に敷き詰めようというのだ。
「不毛の砂漠の大地を宝の山とする」という正に壮大な
プロジェクトに挑戦し始めた。
こんなアラブ事情を知るにつけ私にとって今まで“遠い国”であったUAEが身近に思えるようになった。

今回も“人の縁”が“縁”を呼び“縁の輪”ができて
ビジネスモデルが生まれようとしている。
今更に“縁”の“不思議な力”を感じるのである。
私など“人の縁”なくして存在できない人種である。
これからも“人の縁を大切にしてゆきたいとおもう。

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