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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年9月16日日曜日

シャープ“100周年の重み”

秋。猪名川で少年サッカーチームのそばに咲いた花。”母親の想いでの花”だ
日曜日、天気が良かったので久しぶりに猪名川を下り尼崎まで行った。ジョギングしながらデジカメで夏から秋への変化を感じてながら・・・。

わが社が30周年を迎えたことは以前のブログで書かせてもらった。30年の間バブルを経験し、経済の波はこれでもかこれでもかと襲いかかってくる。
そんな中でもしたたかに生き延びてきた私自身、ちょっとほめてやりたいと思う。

シャープがこの15日に100周年を迎えた。
凄いことだ。
しかし素直に喜べないという。
“晴れの式典”も取りやめたという。
今嵐の真っただ中で世間の風はそれどころではないのだ。
全社員にとって悔しい想いであろうと思う。
きっとこれをきっかけに全社一丸再生を図ってほしいと心から思うのである。
先日浜松町の新社屋でデモルームのお披露目があり招待された。得意とするLED技術と太陽光発電の最先端の技術がここではご披露された。


住宅用太陽光発電システムタッチディスプレイLED照明


圧倒した“日本の技術”がなぜこうも低迷するのか。
韓国や中国の後塵を拝して良いのか。
ここにも日本政府の不甲斐なさを感じる。
経済が世界規模で蠢いている中、韓国は大統領自らが営業を買ってでて国を挙げて企業を後押ししている。我が国の政府は何をしているというのだ。
無策の政権が延命を図っているだけではないか。
その間世界構図が大きく変わっているにもかかわらずである。
1912年創業者の早川徳次氏がベルトのバックルを発明したのが始まりでその後シャープペンシルを発明し後の社名になったと聞いている。この100年止まることなくユニークな製品を生みだしてゆき今の会社を築き上げた。

我々“夢を追い続ける”会社にとっては何時も励みであった。“松下”にしろ“三洋”も然りである。
その一角が崩れようとしている。
出資交渉をしている台湾の鴻海精密工業には弱みをみとられ、振り回されまるで“バナナのたたき売り”ではないか。我々から見ても悔しくてならない。
もっと国力を挙げて支援すべきではないか。
それが日本経済の活性化、大阪経済の活性化につながると思うのである。
14日午前奥田社長は社員への訓示でこう述べたそうだ。
“痛みを分かち合ってくれる皆さんに、心から申し訳なく思う。難局を乗り越え、新しいシャープに生まれ変わる決意だ“
是非再生して日本の技術を世界に知らしめてほしいと心から祈っている。

 

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