1月11日新幹線から”私の初富士”の下が雲に隠れる珍しい姿。今年もよろしく! |
IT業界にいて、“最新”業界という誇りをもっていた。だが一方でIT製造業の凋落が著しい。
以前ブログで関西の家電メーカが”多数の従業員をリストラした”と他人事のように書いたが、
なすすべもなく弱者が路頭に迷っている
“もう一つの悲劇”が起こっている。
冬のジョギング道。枯草の中で必死で餌を紡ぐ”はと”冬は厳しい。 |
“100円で夜をしのぐ”という一面の記事が朝日新聞の見出しに出た。
パナソニックやシャープで働いていた30代男性が行き場もなく寒さをしのいで店を転々としている。「マクドナルド難民」と呼ばれているらしい。
昼はパチンコ店内のソファや地下鉄の駅構内で仮眠をとる。スーパーで格安の惣菜を買ってビルの片隅で食べる。そして深夜にマクドナルドで寒さをしのぐ。こんな繰り返しだ。
就職氷河期以来正社員につけず、非正規社員になった若者たちが次々と職を失っている。
雇用不安はますます深刻だ。
1990年のバブル崩壊を経験した私はいつも
“明日は我が身”の思いで必死にここまできた。
これも冬景色。河原の枯れ樹木に群がる鳥たち、時々甲高い声が響く。 |
政府は大型予算を組み経済の活性化に期待したい。
だが一方では弱者が急増しているのも事実だ。
“経済の活性化”と同時に“雇用拡大”には猶予がない。そのことを忘れてはなるまい。
一方で会社に安穏としている社員もいる。
“自らの悲劇はいつ訪れるかわからない”
その緊迫感をもってそれぞれの与えられた
“役割”と“責任”を果たすことが大切だろう。
“家族を幸せ”にできるのは“生活を安定させること”だ。この根底が崩れてしまうと崩壊する。
そのために一層の精進が必要だと今更に肝に銘じたい。
今朝は冷たい雨が降っている。
あったかな部屋で執務ができる幸せを感じている。
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