水に映える”カキツバタ”公園では咲き誇っていた。 |
ジョン万次郎。土佐の貧しい漁師の家に生まれ、
14歳の時漁に出て遭難したところをアメリカの捕鯨船に助け出され、そのままアメリカで学問を納め帰国後は日本の開国に尽力した人物である。
群生する”カキツバタ”、花言葉は「幸運が来る」 |
この少年が日米の懸け橋となるまでの激動の人生をマギー・プロイスが十代向けの児童書として
『Heart of a Samurai』というタイトルで出版、
アメリカの子供たちの評判となった。
今や全米の多くの小中学校で教材として採用され
広く読まれるようになっていると聞く。
本の始まりは1841年。日本は鎖国政策を敷いていて、どんな外国人も死の刑罰によって日本に入る
ことは出来ず、また出る事も出来なかった。
こんな時期に、万次郎はアメリカに辿り着き急速に言葉を覚え、差別にも屈せず、親切な捕鯨船の
こんな時期に、万次郎はアメリカに辿り着き急速に言葉を覚え、差別にも屈せず、親切な捕鯨船の
キャプテンのもとで暮らしていた。
この物語の真の意味は彼が250年もの鎖国政策の中にあって西洋文化を理解し、その後日本の開国にあたり日米懸け橋として活躍した人物である事にある。
日本の玄関口”東京駅”は今や観光地。高層ビルとの対称が見事! |
開国からわずか160年。
今や日本にもボーダレスの時代が到来し世界中の
企業が行き交うようになった。
関税撤廃の波である。
経産省は“日本の高い技術力”を再評価し“IT
融合化6分野”(農業・医療・ロボット・コミュニティ・コンテンツ・交通システム)を強化する方針を立てた。
”守り”の農業から”IT融合化”によって”農業を輸出する”。そんな“波”を予感するのである。
日本の優秀な技術に今一度スポットを当てて官民こぞって世界に打って出る。
これこそが“日本の再生”にとって必要だろう。
既に“守りの時代ではない”。
中小企業にとっても“世界に打って出る”チャンスはいくらでもあると思う。
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