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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2013年6月3日月曜日

”からだ”の再生力

品川の水族館で子供に戻った。いろんな動物がいるものだ。


トカゲは尻尾を切られても元通り再生されることはよく知られている。
特定の動物には“再生芽”というのが出来て再生
するのだそうだ。

だが人間には残念ながら再生芽はないという。
その代り人間は臓器が損傷しても別の臓器がその
機能を分担するという。
失われたからだの一部の機能を、脳の他の部分で
補うことができるということが医学の進歩で判ってきたのだ。
例えば胃を全摘出しても、腸が胃の役割を担って
くるというわけだ。
右脳左脳のどちらかが機能しなくなった時でも、
片方が失われた機能を分担するということが出来ることが判ってきた。

品川駅前にこんな涼しい場所があるんだ。

以前TVで医学リハビリテーションの分野が非常に進化して今まで絶望的といわれた機能回復が格段に進んできたという現場を紹介していた。
17歳の少年が脳梗塞で倒れ、右脳に出血が激しく体温を維持する機能だけを残して摘出する手術を
選択した。
一生寝たきりになるリスクが大きかったが、結果
CI療法のリハビリにより左脳が右脳の役割を分担、左半身が奇跡的に機能回復を果たしたという。

CI療法とはConstraint induced movement therapyの略で、脳卒中後のリハビリを科学的に集中訓練することのようだ。
科学の進歩で、右脳と左脳がどのように活性化されているかを見ることが出来、治療を大きく変えることが出来たのだ。
つまり失われた左手の機能を復活させるために
“使える右手を徹底的に使わないようにし
”左手を使う訓練を繰り返し”行なったことが
機能回復につながった訳だ。

不思議なくらいの顔立ち。

人はいろんな苦難に立ち向かうことがある。
決して諦めずに“絶対に克服するんだ”という
希望の火を消さない“ことが新しい道を開く
最大の武器であることを教えられた。

京都大学病院の先生が”脳リハビリ第3段階”
である“自宅リハビリ”を如何に楽しく続けられるかを研究されている。
そして私たちは、“その研究に共鳴”し開発の
お手伝いをしている。
“人に優しい仕事”に“共鳴”したのだ。
“先生の成功”が沢山の患者に“福音”をもたらすことを夢見ている。

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