ここははるかボルネオ島のさき“鳥の島”での鳥族の会話。
「つい先ほども、宮崎県で鶏が40万人も毒殺されその上焼かれたそうだ。
ここ一年ほどでどれだけの大量虐殺がされたことか。心ある市民は心を痛めているらしい。
ここ一年ほどでどれだけの大量虐殺がされたことか。心ある市民は心を痛めているらしい。
もうすぐ春だけれど今年は私達仲間の一人でも鳥インフルエンザになれば皆殺しににされるかもしれない。“クワバラ、クワバラ”」
ツバメ族の長老は更に話を続けた。
ツバメ族の長老は更に話を続けた。
京都鴨川のかもめ? |
“人間と菌のおっかけっこをしている。”ウィルス菌はどんどん新種の菌に進化してゆき、我々鳥一族はその犠牲になっているということだ。
いや結局かっての氷河期にマンモスが絶滅したように、“新種の菌が進化して”人類を滅ばすかもしれない。そうなれば我々の天下だ」
人と共生している鳥たち |
「A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して、野鳥にも感染例が出てきて我々野鳥の殺処分も検討されているようだ。
我々仲間には地球上から絶滅の恐れのある貴重な人種もあるのだ。絶滅種の保護のためになんとしても守らねばならない。
北海道鳥獣保護区内で野生のオオハクチョウから強毒性の高病原性鳥インフルエンザが確認されたそうだ。
もし“はと族”に一人でも感染者が出れば人間様の見る目は変わってきて、かって“平和のシンボル”だった栄光は捨て去られ見つけると殺られる。
困ったものだ」
猪名川の白鷺たち”明日はわが身” |
「私達は繁殖のために遠い海を渡って、安全な日本で子育てをしてきたのに」「殺されたりしたら子孫が残されなくなるわ。いっそのこと箕面で一斉蜂起し、市役所を占拠しましょうか」
“生物・自然との共生”を願う私は、この「科学・文化の発達」と背中あわせの「危険」をどのように調和させてゆけばよいのか考えされられる。誰か動物たちを救う“ワクチン”を開発してくれ~。
猪名川の雄姿 |
2 件のコメント:
オバタ社長のブログ、どこかの作家の引用かと思うほど惹かれる文章ですね。
ショートショートでデビューされてはいかがでしょうか?
褒めて頂いているのでしょうね、その気になりそうです。有難うございました。
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