一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年3月23日金曜日

通勤車内の風景


岡山で開催されたRubyビジネスフォーラムに出席。交流を深めた

最近、自分の立ち振る舞いにドキッとすることがある。
満員電車の中でも自然に携帯に手をかけているのだ。
電話するでもない、ゲームするでもない、メールするでもない、携帯を手に握っているのだ。そうしないと落ち着かないようで体の一部になってしまっている。
赤ちゃんがボロ布を口にくわえているのと同じではないか。恐ろしい。
静かな車内で周りを見渡すと半数近くがスマホや携帯を黙々と操作している。
ある人はゲーム、ある人はニュース、ある人は音楽プレイヤ、ある人はメールと様々だが、なんと忙しい社会になったものだ。
この小さな車内だけでも多くの情報が飛び交っているのだ。
そもそも今の50代の大人はマンガ世代、40代はアニメ世代、30代はゲーム世代、20代はネット世代と分類することができる。
が、ここにきて驚異的スピードで携帯端末が進化したおかげで情報を得るツールとして“スマホ”の登場である。
まさに全世代に共通するツールとして、すべての世代を席巻している。使い方によってマンガにもなりゲームにもなるわけである。
私のように活字社会で育った者にとって、受験書もマンガで育った世代に違和感がある。がいまその世代の人たちが世の中の中堅管理者として活躍している。
視覚で物事を見るから直感力はつくが、洞察力に劣る。
深く掘り下げないから決断も早いが相手を傷つけることもある。
どちらが良いかは意見が分かれるところだが、少なくとも車内でマンガに読みふける管理職らしき姿を見ると”この国大丈夫か”と一抹の不安を感じる。

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