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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2010年12月21日火曜日

急増するアトピー

私が「エンドトキシン」に興味を持ったのは知り合いの会社の担当者から聞いた話から始まる。彼女の会社は、日常口にしている食物から「エンドトキシン」を抽出したという。
 急増する花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。20世紀後半、先進国で激増。
花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。
急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と考えられてきたが、意外な原因があることがわかってきた。
アレルギー患者。アレルギーといっても「花粉症」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー喘息」など症状はさまざま。

発展国の3人に1人は、何らかのアレルギー症状があると考えられているが、南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを発症していなかった。乳幼児期にエンドトキシンと接触する機会が少ないと、免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になるという。

ジョギングの途中、河原で遊ぶ水鳥は人に近寄ってくる。

なるほど我々の近代生活は、少しでも無菌状態を保とうとしている。
そのため滅菌剤・殺菌剤がいろいろの商品として身の回りに出回っている。
 しかし一方ではヨーグルトに見られるように体に菌を増殖させて健康を保つ食品がある。
またインフルエンザの予防として抗体を創るためにわざわざ風邪菌を注射して抵抗体にする。

そう考えれば、「エンドトキシン」を農家の子供と同じように幼児期の子供の環境に噴霧し接触する機会をもち、免疫をつけるのも良いかもしれない。
環境改善剤として使う方法だ。

猪名川の澄んだ水に餌をもとめて遊ぶ白鷺~ジョギング風景~

 この話を聞き、興味を持って調べてみた。
2008年11月23日放送のNHK特集「病の起源」第6集アレルギーの放送が参考になった。
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/081123.html 
NHKホームページより(放送内容はNHKオンデマンドで視聴できる。)

参考文献:ニューイングランドジャーナル http://content.nejm.org/cgi/content/short/347/12/869

(以下抜粋)農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。
糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだとも言える。

ヒトの免疫システムが完成したのは2億年前。ほ乳類にはは虫類のようなウロコや固い皮膚がなく、外敵の攻撃を受けやすかった。
しかし新しい免疫システムを獲得したほ乳類は、”IgE”と呼ばれる免疫物質によって外敵を撃退できるようになっていた。細菌やウイルスなどに対する強力な武器、免疫システムである。
今、何故細菌やウィルスはヒトに襲いかかるようになったのか、NHK特集「病の起源」は、ほ哺乳類誕生時に起源をさかのぼり、アレルギー急増の謎に迫る。
現代社会。「菌」を悪者扱いにしてたくさんの除菌・殺菌剤が氾濫している。
ひょっとして我々人間は「生命共存・共生」の原則を忘れたのかもしれない。

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