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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年10月22日土曜日

実りの秋

いよいよ実りの秋真っ盛り。
スーパマーケットには秋の収穫“梨・りんご・栗”等が
所狭しと並んでいる。折もちょうど運動会シーズン。
この前の日曜日はコースを変えて山麓コースをジョギング、あちこちで歓声と競技ピストルの音が聞こえていた。
暫く走って休憩がてら小学校の運動会に立ち寄り暫く見入った。子どもたちの元気な声を聞きながら、わが子の活躍をビデオに撮っている風景は昔と変わらない。
が、ビデオが小さくなっているのには驚いた。手のひらに入るほどである。
各種のUSBメモリ”256GB”の容量が入るとは驚きだ。
IT技術と物の進化には驚くものがある。実際USBメモリー容量(記憶媒体)は2000年ごろ16MB(メガバイト)だったのが最近は256GB(ギガバイト)と格段とデッカクなっている。たかだか数センチの大きさのメモリーがである。進化が小型化に拍車をかけている現実を見た思いであった。
校庭にテントが張られ万国旗がはためいている光景を遠めに見ながら幼い頃の光景がタイムスリップして脳裏をかすめた。
自宅近くの収穫風景。これから収穫祭の始まりだ。
これから秋祭りのシーズンである。各地の神社では収穫祭と銘打って祭りが繰り広げられている。
実りといえば”東北”。米どころを持つ東北の人はこの秋の豊作を祝うどころではないだろう事を思うと心が痛む。楽しい風景を見るにつけよぎってくる思いである。
もう7ヶ月を過ぎた。時の経過につれ絶望から復興への力が沸いてくることを私は阪神大震災で経験した。
神戸の実家が半壊し結局取り壊しの決断もした。
しかしその決断が新しいスタートへの始まりだった。
東北は違う。放射線の影響が長い年月に亘って影響を及ぼすものではないかと言う不安から開放できないのである。半年一年で人の気持ちは落ち着いたとしても重くのしかかる不安。改めて私が出来ることの小ささを感じる。
”脱原発”の思いを募らせながら無力感が私を襲ってくる。

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