一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年5月29日火曜日

日本の“もう一つのちから”




出張の移動は新幹線を使うことが多いが、新幹線車両のテロップニュースをボーとしながら”見るでもない”状態で見ているが、直近のニュースが流されているので結構役に立っている。

新潟県佐渡の人工トキのひなが巣立ったというニュース。38年ぶりが凄い。
“どうだ!日本の飼育技術は捨てたものではない”と勇気づけられる。
我々中小企業の寿命はよく“30年”と言われる。社長一代の寿命と同じだ。わかりやすい。
が自然科学とか物理の世界は一代で終わることなく長い間受け継がれていることが多い。
地震など何十年何百年の尺度ではないか。皆決して自分の代で完結するとは思っていないのだ。




38年ぶりに人工ふ化のひなが巣立ったという事実は、永きにわたって伝承された“人工飼育の技術”がまさに今開花したということなのだろう。永年先人の苦労が受け継がれここで花咲いている。このことが凄い。我々はややもすれば自らの一代で人生を区切ろうとするが、2代3代に亘って受け継がれる事のほうが多いのだ。
日本の技術力の凄さは産業界でも枚挙にいとまがないが自然界でもこれほどの力があるんだと思うにつけ日本の蓄積された技術は捨てたものではないとおもう。

2012年5月28日月曜日

他にご注文よろしいですか。

元気なころの”愛犬らん”今はほとんど寝たきり。奇跡が起こりますように!
先週木曜日は新幹線で午前中東京―大阪を移動し大阪での仕事を終えてから午後福岡に移動した。
まるでドサ回りの大道芸人の様だ。すぐそこが自宅なのに立ち寄らずにである。
東海(東京-大阪)の新幹線は最近ネット回線が大幅に改善し車内がデスク代わりである。
これは我々出張族にとっては大革命であり歓迎だ。3時間余り誰にも阻害されずに仕事ができるからである。
一方西日本(大阪-博多)はと言えば、インターネットが途切れ途切れで仕事にならない。
早く改善されればいいと期待する。

なんたって好物の”餃子”博多の餃子は美味しい!!
夕刻福岡では会食だけなので、道中酎ハイを買って飲むことにした。車内販売が回ってきたので買った。その店員さんが凄いと思った。酎ハイを買うとおつまみはどうですかと聞く。嫌みのない笑顔である。つい買ってしまう。そして最後に“その他よろしいですか”と聞く。押しつけでもなく自然に出る言葉で嫌みがなかったのである。こうした社員教育によってこの会社の売り上げはきっと伸びているに違いない。小さなことであるが、“経営の工夫”によって、こうした社員教育が会社を伸ばすことになるのだろう。

2012年5月25日金曜日

気くばりの真骨頂

東京は都心でも緑が多い。会合がよく行われる品川のホテル
人はややもすれば、自己中心にものを考えてしまう。私もそうである。
良かれと思ってやっていることが実は人を傷つけていることもあるだろう。

人前で話す機会が増えると沢山の人の中にいろんな境遇にある人が面前にいるということを踏まえて心掛けなければいけないことがある。ハンディーキャップを持つ人とか、痛く悲しい出来事に遭遇している人とか、ハイテンションの人とかである。
何でもないつもりで話したことが、特定の相手を傷つけることがないだろうかと気になるのである。日頃から“気くばり”ということを心がけねばならない。言うまでもなく政治家の失言などはそういう類だろう。立場立場で人格を磨かなくてはならないのだ。
IT業界活動の中で、最近同業界の社長と飲む機会が多い。
色々経営についてノウハウをお持ちでそれぞれいろんなキャラクターを備えており会っていて楽しい。十人十色、経営者は会社の為社員の為にいろいろ考えているんだなと思う。
最近心配りという面で、すごく経営者として感じ入ったことがあった。
FM-bee(株)http://www.fmbee.com/ の高畑道子社長が雑談の中で話したことが私にとっては“気くばり”の真骨頂だと思ったことがある。

先日の金環日食のとき、社長は子供さんのいる社員全員に観察用の眼鏡を購入し配布したという。そのこと自身何のことはないのだが、日頃からそういう気配りをしている社長が経営している会社は社員さんの定着率も高いのだろうなと感じ入ったのである。“気くばり”の真骨頂だろう。
我々はややもすれば今が“ふつう”と思うことが多い。

しかし組織は人が動かしそこに沢山の人が関係している。“ふつう”の関係を維持・発展させるには日頃から“小さな気配り”の繰り返しなのだと思う。
上に立つ者はきっと小さな気配りから始まり、“気配り・目配り”が重要なのだなと思い知った。

2012年5月20日日曜日

前向きな生き方


出張中は“愛犬らん”の病気が心配でならなかったが無事でいた。全く動けなかった状態から、少しヨタヨタ歩きができて小康状態だ。
出張前に最近懇意にさせていただいている(株)富士工務店の竹原允社長 http://www.iyashi-take.co.jp/ から勧められた“アルファー波”を発する“孟宗竹のフローリング板”を”らん”のベッドに敷いて変化があるか様子を見ることにした。
帰宅してみると全く後ろ足が立たなかった状態から相当改善されたように思う。
それが“投薬”によるものか“アルファ波”によるものかは今の段階では判らない。
しばらく様子を見ることにした。
ストレスが起因して発生すると考えられている呼吸器系、循環器系、消化器系の多くの症状は
“アルファ波”の発生により緩和されることが既に臨床されている。
最近手首にアルファ波を出す特殊なリングを巻いているスポーツ選手がいるが、これをペットに応用して新しい製品を開発しようと竹原社長と相談している。今回はその良い臨床実験だと思っている。
わが社では“ペットの健康と美容のWEBサイト” http://www.petlove.bz/ を運営しているがここにまた新しい商品が登場するかもしれない。
HISCO総会後、懇親会は紹興酒で乾杯!!

5月は決算期で株主総会やら業界団体の総会が多くて今週は忙しく動き回った。
おかげで一週間が矢の様に過ぎた。
週二回ブログを書くペースがここ一回ペースになっている。書きたいことが一杯あるのに時期がずれて“ボツ”になることも多い。
まず、HISCO(ハイテクノロジーソフトウェア開発協同組合http://www.hisco.jp )の総会が16日(水)に大阪で開催、ほっとしたせいか懇親会では紹興酒を飲みすぎてダウンしてしまった。
弱くなったな~(その様子を(株)テクノアイの田中社長http://www.technoeye.com/ によってFaceBookにアップされた!!)。
17日にはJASPA(連合会 http://jaspanet.or.jp )の総会。東京で開催されたがさすが連荘で参った。懇親会が終わって早々に引き揚げさせてもらったが他の方は三々五々街に消えたようだ。
こうした同業者の集まりは何とも良いものだ。
何よりも業界全体の様子がわかる。地方の様子、世界観、個々の企業の栄枯盛衰、新分野へのヒント、など等。
やはりじっと立ち止まって会社内にいるだけでは“生きた”情報が集まらない。
東京で得られた情報を如何にして他のメンバーにも伝えるかが私の役目かもしれない。

2012年5月13日日曜日

日曜日は”私だけの自由時間”

2年前の”この樹なんの樹”の周りは春爛漫。
日曜日は”一番自分らしい”時間だ。
私は創業以来土曜日出勤している。
会社は休みなので電話もなく静かな社内で平日に出来ない仕事がゆっくりできるのである。
一週間6日働くご褒美に、日曜日は最大限自分のために有効に使う。ゴルフの誘いもほとんどお断りである。
この数年はその時間を有効に使い“健康管理”に多くを費やしている。

天気のいい日は野良犬のように外をほっつき歩いている。
この日曜日も天気が良かったのでいつもの通りジョギングした。いつもひとりである。
風が少し冷たい朝だったが河川敷に着いた頃は、からだ中汗にまみれていた。
川岸を北上しながら上半身裸で走った。
すれ違う人も少なくこんな気持ちの良いスタイルはないだろう。
北上して茨木までゆき少し休憩して、愛犬”らん”の容体が心配なので早めに自宅に戻った。
獣医からもらった薬が効いているのかぐっすり寝ているのをみて安心した。
が所詮、痛みどめが効いているだけのことだろう。
根本的な治癒には程遠い状態だ。
何とかもう少しでも長生きしてほしいと祈っている。
いつもならせがまれて夕方には散歩が日課になっているが、歩くことができなく寝たきりである。
抱っこして散歩に連れてゆき外の空気を吸わせてやると少し元気になった気がした。
頑張れ!!”らん”!!


2012年5月12日土曜日

新型うつ病


”らん”は face book の”看板娘”頑張れ~。

東京出張から戻ってきた。愛犬“らん”の調子が悪いという。
医者に掛かり続けだ。腰が痛いらしく一日中「くん、くん」と泣いているそうだ。
看病するほうも大変だがこんな時“いぬ言葉”が判れば聞いてあげられるのにと思う。
もう16歳。
何が起こってもおかしくない。
そうは思っているが頑張って病を乗り切ってくれよな!!

我々IT業界では最近うつ病になる人が増えてきている。世相が患者を助長しているのかもしれない。
精神科医によると、最近「新型うつ病」なるものが若い世代に増えているそうだ。
従来のうつ病の「新化型」で症状・原因・治療法も従来とは違う。
特徴は、日常生活や仕事、友人関係などが原因で“自分を責める”従来型と違って、“周りの環境や他人のせいにする“ タイプだそうだ。

仕事がうまくいかないのを会社や上司のせいにし、仕事中にだけ”うつ“になり、会社の外では元気というタイプなのだそうだ。

本当の原因は“本人の心構え”にあることが多く会社の環境を変えてもあまり良くならない場合が多いらしい。
周りから見れば何事も順調に言っているような人でも、悩みごとは必ずある。

「なんで自分だけが・・・」とは思わないことが大切で生活していると必ず自分の思い通りにならないこと、嫌なこと、納得がいかないことはある筈だ。

過去の終わったことは、深く考えすぎず、プラス思考で「何とかなる」って毎日過ごせるようになれば”新化型うつ病”はきっと退散するに違いない
悩まないこと。“一人で悩まないこと”。
この一言に尽きる。
最後に“従来型”と“新化型”を比較した表があったのでご参考までに。









2012年5月7日月曜日

連休最後の日

池田の蔵元”呉春”の土壁。頑固さが壁にも残っているようだ。


連休最後の日は近くの公園まで走った。
呉春の蔵元の土塀を眺めながら30分の距離だ。
”池田の呉春”は頑固おやじが生産石数を増やさず手作りの味を守り続けていることで有名だ。

長かったGWも終わり、今日からまた仕事が始まる。長かったと思うか短かったと思うは人それぞれだが連休最後にまた山での遭難事故が起こった。
最近中高年の登山愛好者が増えたらしい。
それぞれ山登りのベテランだろうが、それが皮肉にも山の怖さを疎かにしたのではないだろうか。

“好きな山で死ねれば本望だ”とよく聞く言葉だ。
自己中心ではないか。
遭難捜査にどれほど周りの犠牲が伴っているか。危険な山に捜索隊が入り上空からの捜査も合わせて大量の人と費用が費やされることを承知し、”完全な装備”と”慎重な判断力”が要求されるのである。

今回も60~70歳代までのベテラン登山家6人が犠牲になった。多くが医師である。
低体温症になったという。
低温下での人間のメカニズムを一番知る立場である。薄着で手袋をしていないメンバーもいたと報道されている。厳しい言い方だが山に登る資格がないといえよう。

ちなみに体温と人の関係を調べてみた。

症状
直腸温
意識
震え
心拍数


35 - 33°C(軽度)
正常
(+)
正常


33 - 30°C(中度)
無関心
(-)
軽度低下


30 - 25°C(重度)
錯乱・幻覚
(-)
著明低下


25 - 20°C(重篤)
昏睡・仮死
筋硬直
著明低下


20°C以下(非常に重篤)
ほぼ死亡状態
筋硬直
消失



人の機能はなんと繊細なのだろうと改めて思うが、正常な状態はふつう35~6度程度だが37度を超えると熱っぽいといわれる。
35度を下回ってくるとだんだん意識が混濁し錯乱状態、昏睡と進んでいくそうだ。
そういえば冬場ジョギングするときは手袋をして走る。走っている間は手足まで体温で暖かくなるが一休みすると急に手足が冷たくなってくるのである。
いずれにしても山に登るのは自由だし自己責任で完結すれば良い。
が“十分な装備とリーダーの的確な判断力”のもと実行されねばならない。
私の会社にも登山愛好家がいる。彼女は職場で重要な仕事をしているのだ。その人がいなければたちまち仕事に支障が出る。
”安全な装備”と”無理のない計画”を心掛けてほしいと思う。

2012年5月5日土曜日

こどもの日


こどもの日には欠かせない”鯉のぼり”
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとおさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
今日はこどもの日。GWも後半戦、休みを有効にと思いながら漫然と過ぎてゆくものだ。
今朝は天気がいいので、いつもの違うコースを走ってみようと自宅から神崎川を下って海まで出るコースを走ってみた。と言っても走ったり、歩いたり写真を撮ったりで結局最終JR尼崎駅までおよそ4時間半。道すがらこどもの日のイベントが各所で催されていた。



最近の子供は小さいころから親がタレント並みの“しつけ”をして大勢の前でも物怖じしない。
何か総タレント化のようで私など抵抗がある。
今日はたまたま立ち寄り先でのイベントをビデオに収めた。

神崎川河岸のジョギングコースは緑が多い。
箕面から海まで出る間河岸を走ってゆくが、河口に近づくにつれ河は淀み途中から合流する生活排水や工場排水の為、正直悪臭がきつい。

途中化学工場や製薬会社の工場が密集しておりたぶん、色んなものが河に捨てられているのだろう。我々が生活する廃棄物をどう安全に捨てていくべきか今更に実感する瞬間である。
原子力発電の廃棄物も然り、我々は便利性を追求する結果、その”後処理(使用済み核燃料の処理)”について問題を先送りにしている。
時同じくして今日日本の原発がすべて稼働を停止した。定期点検の為である。
いい機会じゃないか、このまま“原発ゼロ”の安全宣言をしては

2012年5月1日火曜日

”安く”て”安全”なGWの過ごし方


ゴールデンウィークも中休みだが、初日29日は快晴の一日だった。猪名川では1週間前から5月節句の鯉のぼりの川流しが掛けられているが、その数も増えていよいよ本番だ。河原では連休を家族で楽しむテントが張られバーベキューのにおいが対岸まで届いてくるようだ。

風をいっぱい吸い込んで泳ぐ”鯉のぼり”
足元を見ると春の草花が一生懸命春を謳歌している。
天空では姿が見えないがひばりが大合唱である。
しばらく草原に寝転がり春の空気を一杯吸ってきた。
こんなゴールデンウィークの過ごし方があるんだ。“安くて”“安全”。こんな近場でもいろんな楽しみ方があると思うと皆さん方にも是非お勧めしたい。

風が吹けば今にも遠くへ飛んでいきそう。
 最近車の事故が多い。折角の楽しい連休での旅行での事故。起こってからでは遅い、後の祭りである。バス旅行で楽しい家族旅行であったのが暗転した。
価格競争で下請け、孫請け業者は極限までコストを下げられ、安全は二の次なのだ。安いだけが追及されて“安全”がないがしろにされがちである。
デフレ傾向は進み、一見モノが安くなった気がする。しかし安くても“品質”が担保されなければ、何時その付けが回ってくるかも知れない。
安全が犠牲になっては安心して旅行ができないのである。安い航空運賃も我々にとっては歓迎すべきことである。是非“安全”をキーワードに成長してほしいと思う。

外食産業での値下げ競争も激しさを増している。飲み物オール270円というのが“売り”になっている居酒屋が多い。“競い合う”ことは良いことである。是非食材についても安心・安全を第一に提供してほしいと思う。安心・安全を犠牲にして食の安全はないことも肝に銘じなければならない。我々は“店を信じるしかない”ということである。