一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2010年12月31日金曜日

ジョギング納会

31日、今朝の箕面は吹雪の舞う寒い朝だった。
いつものジョギング仲間とすれ違い今年最後の挨拶を交わしながら走った。
寒かったが一年の締めくくりに相応しい一日だった。
ジョギングコースの”萱野三平”旧邸付近
泣いても笑っても2010年はもうあと数時間。
改めてこの一年を思い起こして来る年に思いを馳せたいと思う。
個人の生活はともかくとして、会社の9月期決算はリーマンショックの前の年まで回復できたことは良いニュースだった。
融資先銀行も注目してくれている。
来年に向けて飛躍できればとこの正月に戦略を練りたいと思う。
政治も不透明、関西経済の低迷。そんなことはどうでも良いことでそこからどうして頭を出すかが問われていると思う。
世の中が不況だからと経営の不徳を納得すれば並みのことしか出来ない。
頭を出すことを考えないとね。

余りの寒さに冬ごもり「らん」
この正月の休みは私と愛犬らんと二人だけ。
寂しいお正月だけれど、この生活がもう10数年続いているので、私にとっては日常的光景。
娘はそれぞれ仕事や旅行で不在。
妻は名古屋の実家で正月を迎えることがずっと続いている。
その分気が楽といえばそうともいえるし、こんな家庭もあると思えばそれも良し。不幸とも思わなくなった。
ただ子供達にはもっと家庭を大切に暖かい環境を作ってほしいと思う。
年末ギリギリまで仕事に追われ年賀状を書くのに先ほどまで追われていた。
毎年、今年こそは早めに出そうと思いながら大晦日までもつれ込んで甚く反省している。来年こそは!としておこう。
さて来年はどんな年になるのだろう。是非明るい年にしたいと思うしこれは心意気で決まると思う。
頑張ろう!!来年も宜しく。


2010年12月28日火曜日

就職難民

就職氷河期が長く続いている。就職が決まらなくて新年を迎える学生も多くいることだろう。
若者にもっと夢が語れる社会にしたいと最近そう思う。
政治も無策。1に雇用、2に雇用、3に雇用と訳の分からない事をいっている首相がいる。経済政策もそっちのけで権力闘争に明け暮れる。
いいですか国内景気が回復する政策こそが雇用を創出するのです。
所詮市民運動に明け暮れた人には、経済は難しすぎるのかもしれないと
私は思う。
大学での講義風景
先日私の母校の工学部で一時間半(一こま)の講義を受け持ちました。
来年卒業の学生の大半は大学院に進学する恵まれた学生だが、
別の見方をすれば就職氷河期を回避するための手段かもしれない。
「文系的技術者のすすめ」という事で、社会人になり我国のリーダーになるために何が必要かという内容でした。
来春1月にはある女子大で“企業が求める学生像”の講演依頼を受けました。専門ではないので躊躇しましたが、私の思うまま講義をしたいと思っている。
共通するキーワードは“コミュニケーション能力”だと思うので中心にすえて話を進めたいと思っている。


会社でのコミュニケーション力をつけるための発表会
わが社ではコミュニケーション能力を育むために、朝の朝礼に持ち回りで社員さんのスピーチを続けている。
最初は戸惑いがありましたが、今は皆自信を持って自分を表現するようになりました。
こういう経験が人を育てることに繋がれば良いなって考えますがどうでしょうか??



2010年12月26日日曜日

自然との共生

少し前の日曜日。箕面から大阪まで2時間くらいをジョギングし、帰路は阪急電車で帰ることにした。
石橋駅で箕面線に乗り換えて電車を待っていたら、ホームに数羽のはとが陽だまりに羽を休めていた。
”さすが阪急”「自然と共生」しながらほんのり温かい環境づくりが出来ているなと共感しながら、ポケットにあったペットフードを少し分け与えていた矢先。
すごい剣幕で助役が駆け寄り寄り「やってもらっては困る!」と言うなり私を殴らんばかりの勢い。次に鳩を足蹴りして追い払った。
確かに「フン公害」のため被害をこうむる乗客もあり悩ましいところではあるが、
もう少し対応の仕方もあろうかと思い、がっかりした。

石橋駅の片隅で足を怪我した「はと」
 私は大阪の郊外に居を構え、自然と共生しながら季節の移ろいを感じながら通勤している。
箕面駅では、季節になるとツバメが駅舎に巣をつくり、生まれたヒナが巣立ってゆく光景を毎朝楽しみにしている。
そんな光景を温かく見守っているほんのり温かい阪急の姿勢に共感していたが、がっかりだ。
確かに「自然との共生」は議論が分かれるところでだろうけれど、
何とか工夫して共生できないかと思うのは私だけなのかな?

箕面線沿線の高級住宅地の”Xマス・イルミネーション”














知人から送られた”Xマス・わんちゃん”

阪急は創業100年を迎えた。
創業者小林一三は、自然の中を走る
路線を築き、きっと「自然との共生」を
考えていたのだろうなと思う。
「ほんのり温かい阪急電車」であって
ほしいし「はと」を追い出すのではなく
「どう共生するか」をテーマに考えて
見られては如何だろうか。
「自然との調和・共生」は高機能化を
追求してきた現代社会にあってこそ
大切なテーマに思える。

そういえば、出水市のナベズルや
兵庫県豊岡市のコウノトリなど絶滅品種に指定されている鳥達が”鳥インフルエンザ”にかかれば、
本当に絶滅してしまうのでは・・・と心配である。

2010年12月23日木曜日

もういくつ寝るとお正月・・・

もういくつ寝るとお正月、お正月にはたこあげて、こまをまわして遊びましょ。
早く来い来いお正月。って楽しみにしていた時代。今は昔。

もう一週間余りで、新年を迎えることとなったのに感動がなく、余りにも時間の経過が早すぎて、日常的な光景から少しも脱する事が出来なくなっている私。

今週末開催の事業進捗会議の資料に目を通したりしているとこれが「日常的」なのだ。今日も我が家では日常的で何も変わることは無かった。
それぞれがいつも通りのメニューをこなした。
朝8時半には愛犬らんのお散歩タイム。30分ほど近くを散歩させ、お友達わんくん達と挨拶を交わして戻ってくる。

”らん”お気に入りのご近所のお友達ダックス

散歩タイムが終わったら、朝9時に自宅をスタートし服部緑地までジョギングし折り返しのコースで2時間半、これで半日が過ぎる。
天気は大きく崩れることも無かったが、日差しが陰ると肌に当たる風が冷たい。やはり師走なのだ。
年の瀬もせまり緑地公園は人影もまばら。
ついこの間までは家族連れで賑わっていたのに、さすが今日あたりは“どこの家庭も”大掃除をしたりお正月の準備に余念がないのだろう。

お昼時というのに人影まばら。緑地公園も広々寒々枯葉舞う

しばし静かな公園のベンチでボ~としていると、子供を連れてよく遊びに来た頃のことに想いを馳せていた。
午後自宅に戻り食事してからは、近くにあるジム「ティップネス石橋」で2時間ほどトレーニングして、サウナに入り今日の日課は終了。

ジムで2時間びっしょり汗をかく。

これが私の日常的光景だ。
毎年今年こそ年賀状も余裕を持って差し出そうと思いながら、いつもの日課をこなしているともう22時。
仕事に・行事に追われ、またまた今年も年末まで引きずってドタバタ劇は続きそうだ。

2010年12月21日火曜日

急増するアトピー

私が「エンドトキシン」に興味を持ったのは知り合いの会社の担当者から聞いた話から始まる。彼女の会社は、日常口にしている食物から「エンドトキシン」を抽出したという。
 急増する花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。20世紀後半、先進国で激増。
花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。
急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と考えられてきたが、意外な原因があることがわかってきた。
アレルギー患者。アレルギーといっても「花粉症」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー喘息」など症状はさまざま。

発展国の3人に1人は、何らかのアレルギー症状があると考えられているが、南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを発症していなかった。乳幼児期にエンドトキシンと接触する機会が少ないと、免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になるという。

ジョギングの途中、河原で遊ぶ水鳥は人に近寄ってくる。

なるほど我々の近代生活は、少しでも無菌状態を保とうとしている。
そのため滅菌剤・殺菌剤がいろいろの商品として身の回りに出回っている。
 しかし一方ではヨーグルトに見られるように体に菌を増殖させて健康を保つ食品がある。
またインフルエンザの予防として抗体を創るためにわざわざ風邪菌を注射して抵抗体にする。

そう考えれば、「エンドトキシン」を農家の子供と同じように幼児期の子供の環境に噴霧し接触する機会をもち、免疫をつけるのも良いかもしれない。
環境改善剤として使う方法だ。

猪名川の澄んだ水に餌をもとめて遊ぶ白鷺~ジョギング風景~

 この話を聞き、興味を持って調べてみた。
2008年11月23日放送のNHK特集「病の起源」第6集アレルギーの放送が参考になった。
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/081123.html 
NHKホームページより(放送内容はNHKオンデマンドで視聴できる。)

参考文献:ニューイングランドジャーナル http://content.nejm.org/cgi/content/short/347/12/869

(以下抜粋)農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。
糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだとも言える。

ヒトの免疫システムが完成したのは2億年前。ほ乳類にはは虫類のようなウロコや固い皮膚がなく、外敵の攻撃を受けやすかった。
しかし新しい免疫システムを獲得したほ乳類は、”IgE”と呼ばれる免疫物質によって外敵を撃退できるようになっていた。細菌やウイルスなどに対する強力な武器、免疫システムである。
今、何故細菌やウィルスはヒトに襲いかかるようになったのか、NHK特集「病の起源」は、ほ哺乳類誕生時に起源をさかのぼり、アレルギー急増の謎に迫る。
現代社会。「菌」を悪者扱いにしてたくさんの除菌・殺菌剤が氾濫している。
ひょっとして我々人間は「生命共存・共生」の原則を忘れたのかもしれない。

2010年12月19日日曜日

来年の夢を語りながら

16日は医療機器管理システム「CEIA」の販売会議で、東京から代理店の社長が来社、来年の販売戦略を練った。
大手病院への普及も進み来年はいよいよSaas(Software as a Service )型システムの販売が開始される。弊社にとっては一大イベントだ。

会議終了後忘年会を兼ねて梅田に繰り出し食事をした。
弊社の医療システム事業部K本部長とお客様T氏と私の3人で出かけたが、
酔うほどに趣味の話になり3人とも大の車好き。共通の話題で話が弾んだ。

車談義に弾むT社長と弊社本部長
共通の趣味があるのはいいですね。
弊社Kさんは大の車好き。「フェラーリ」に乗っていて、普段は質素な生活なんだけれど、こと車には目がなくオークションで買い替えしながら
主に「フェラーリ」のクラッシックカーを趣味としているようだ。
最近趣味が同じ人たちがネットで仲間を募って集まったりしていて大阪でも
そういう人が集まるサークルがあるらしく、休みの日などはクラッシックカーが
一堂に集まり駐車場を埋め尽くす光景なんて見られるようだ。
T社長も同様、東京でラリーにも参加していたり相当のカーキチのようだ。
二人の車談義も最高潮に達し、まわりの喧騒には気にもならないほどであった。
近所のご主人の所有クラッシックカー・休日にはラリーに出かけている。
スポーツカーの安全基準は相当高く“安全設計”構造で、ぶつかった時の衝撃を吸収するために、車は大破しても最大限室内の安全が確保される構造になっているらしい。車は大破しても人が乗るスペースは壊れないというわけです。

まっ、皆さん重要な仕事をされている立場。安全運転を心がけてくださいね。

2010年12月15日水曜日

コピペ(コピー&ペースト)文化


ネット社会が発達し、「氾濫する情報を如何に効率よく必要な情報だけを得る」ことが出来るかという要求からグーグルのような全文検索エンジンが搭載され必要な情報を瞬時に検索することが出来るようになった。

私も、見聞きしたことの意味合いを確認するためにしばしばWEBで検索し、
理解納得することが多い。その点非常に便利になった。
反面辞書を引いて文章を組み立てることをしなくなり、ネット検索で文章の一部をコピーし繋ぎ合わせて全体を組みたてている。
コピー&ペースト”いわゆる「コピペ」である。

そういえば娘が学生時代、ネット検索で何やらやっている。見ると文章の一部を「コピー」し、「ワード」に貼り付けているのである。我々も日常よくやっていることであるが、こと「卒業論文」となるとそれは違うだろう。4年間のいわば集大成をするべきであるのに、コピーして使うなんて教育現場はいったい何を考えているんだ!!と思ったものだ。こういう人間ばかりが社会に送り込まれて実は常識のひとつも知らないまま社会人になっていくんだ。

娘はその後社会人になり自動車メーカで海外を飛び回っているようだ。それはそれで親が心配することはなかったのかもしれない。

ジョギング中に見つけた栽培中の ”葉牡丹” 畑

もうすぐ出荷の お正月”葉牡丹”











なるほどネット文明は確かに便利さをもたらした。しかし使い方によっては人間の思考能力が停止してしまう。

検索で得た情報を頭の中に“貼り付け”自分で考えたつもりになる。このような「コピペ文化」が蔓延し始めると危険である。便利さに慣れた人間は考える前に検索しコピペするようになると「脳力」は退化してゆく。
今一度“考える”プロセスを大切にしたいものである。

日経の記事に「脳は五感から膨大な情報を得ているがネットは視覚中心。
仮想社会に慣れた子供は現実社会との区別がつかなくなり五感情報を取得するのに影響が出やすい」とあった。
ネットでいつも外部と繋がっているせいか、考えを自分の中で熟成させられない人が増えているということである。

仮想社会で少年少女期を過ごし、成長し親になっていくわけだが、最近の子供に対する虐待等残忍な事件を見ているとこういった社会背景と無縁ではなさそうに思える。

2010年12月12日日曜日

師走・・・・・

師走に入って何かと気ぜわしく過ぎている。なぜか“忘年会”という悪弊??が先週一週間私を悩ませた。連日のため早朝起きることが出来ず、結局今週は一回だけのジョギングとなった。その上昨夜土曜日は風邪気味になり、娘二人が帰省していたのだが、会話もそこそこに就寝した。

忘年会、“年を振り返り労をねぎらう”という習慣のようであるが、二次会は極力失礼させていただく。

HISCO協同組合の忘年会

「忘年会」もさることながら、「一年の区切り」として、今年はどんな年だったかゆっくりレビューすることが大切である。
「今年一年の目標とそのレビュー」を是非やってみようと、社員さんにも問いかけている。年始に“今年もい年でありますよう”願をかけ新しい目標・夢をメモし実行してゆく。これが楽しみでもあるわけだ。

気がつけば時間はどんどん過ぎ、すぐ春になり夏・秋が過ぎて冬が来てしまう。私は社員さんには、時間を“3ヶ月毎”に区切ってその都度レビューすることを勧めている。時間を大切に使うことができて、もっと達成意欲が沸くかもしれない。

兎も角昨今の“時間”のスピード感はすごいものを感じる。情報量が多すぎて、自分の中で消化し切れないのである。情報を“捨てる技術”も大切だとおもう。

ところで私の「一年の目標」は“事業の舵取り”をどう取るかが原点となり「会社が発展し」社員が平穏な生活が出来ることを目標として仔細な計画を立てている。


”らん”も冬ごもり
今年もいろんなことが起こった。政治の混乱による「経済の不安定」等、企業・社会を取り巻く環境は楽観を許さない。しかし「必ず達成する!」という信念が「よい結果」を生み出すと信じている。
物事前向きに考えることが大切である。



2010年12月8日水曜日

私の交遊抄

随分以前に日本経済新聞の「交遊抄」に執筆したことがある。
米国出身のMr JAN Goodsellとの出会いのなかで日本人以上に日本を感じさせる人だったことを紹介した。
それぞれ人には沢山の出会いがある。出会いを大切にしながら人生が過ぎるわけだ。が時に相手に対する思いやりが足りなくて去っていく人もいる。悲しいことだが仕方がない。

会社を一歩はなれていくつかの会合にも顔を連ねている。
その中で仕事関係でもなく、同窓関係・親族・地縁でもなくまったく不思議な人の集まりがある。「かむさす会」という。
会をスタートした人たち4人の頭文字から命名したと聞いた。
KDDI、JR研究所、東大ボート部等OBが参加し、多士済々なメンバーで
年4回くらい集まり、四季折々美食団欒に花を咲かせている。

”かむさす会”のお世話役金井弘志氏(右端)とメンバー


私のこの会との出会いは“一人の先輩”からの誘いだった
今の事業を始める前に沖縄で「養殖の事業」を立ち上げたときにさかのぼる。
当時ヤマハでリゾート開発を担当していた金井弘志さんと知り合い
那覇の「次郎長」寿司で意気投合したとき、宮古島でリゾート開発を企画していた彼のロマンに惹かれたものだった。
その先輩から10数年前“東京で面白い面々の集まりがあるから来ないか”と誘われたのが最初だった。
年数回の集まりだがここ暫く忙しく欠席が続いていたが、先日は久しぶりに参加させていただいた。
日比谷公園横の「シーボニア・メンズクラブ」で美味しい酒と楽しい会話に明日の活力戴いた。

“人との縁は異なもの”(いや必然さえ感じるが)である。
いろいろな出会いがあるが、そのなかでも、縁があって当社の門をたたいてきた仲間との強い絆は事業者としては大変大切なことだ。


アルカディアン
ひとつ屋根で生活し、同じ想いで会社生活をエンジョイし永い縁が続けられたら良いと思う。それがやがて会社の力になり、誇りに繋がってくるのだろう。
そういう会社に育ってほしい。



2010年12月3日金曜日

健康仲間

知人にベンチャー企業の社長がいる。縁があって出資させていただいている。社長冨田雅和、通称「波乗りオトミ」。休日には湘南海岸で波乗りし、平日は都会の騒然たる戦いの場で丁々発止をやっている。まさに現代“青年”である。最近会う機会が多い。数日前にお会いしたときもジョギング談義に花が咲いた。



 彼にあっていると真正面からものを見つめひたすら自らを信じ信念を持って突き進んでいるようだ。私のように優柔不断な文系人間とは大違いである。
創業5年余りだが、上場の光が遠くに薄く見え始め、私が30年前に創業した頃の想いがダブり走馬灯のごとく浮かんでくる。
私の追い求めた夢を彼のほうが遥かに早く到達するかもしれない。その夢の“わくわく”を私にも見せてくれている。
株式会社シンクパワー、「うた文字」の配信サービスで、いまブレーク寸前である。携帯電話市場ではAndroid端末に代表されるように今秋多くのスマートフォンが出揃い各キャリアから新しいサービスがどんどん出てくると思われる。
そんな中でこの会社は同期歌詞機能“うた文字”を開発し市場拡大に向けている。ソニーのウォークマン向けが既にスタートし同期歌詞「歌詞ピタ」サービスとして提供している。是非成功させて夢を掴んでほしいと願っている一人である。




 私などIT業界で育ち同輩たちにくらべればまだ技術音痴ではないが、アンドロイド端末が広がりを見せる中、新市場創出の企画力、判断力、決断力に隙間風が吹き、だんだん取り残されてゆく疎外感を感じる今日この頃である。
「Stay Young」私の好きな言葉の一つである。その為にも社内の若い社員たちと、また出来るだけ多方面の知人・友人と交流することを心がけていかねばならない。

2010年11月29日月曜日

「ストレス」と「お肉(蛋白質)」

日曜日のジョギングコースもすっかり晩秋の趣き。紅葉も進み自宅近くの箕面の滝コースは人の洪水で走れない。
午後からは車も渋滞し、生活道路も他府県ナンバーの車が行きかい動けない。
ま、住民としては、あと半月の辛抱。 


紅葉のシーズン。土日は賑わいを見せる箕面の滝道

  









自宅近くのジョギングコースの紅葉。
 
今日は「ストレスと肉食」のおはなし。

イラク戦争の帰還兵をワシントンの陸軍病院で調べたところ、18%が「ストレス」をかかえていたという。兵士が最前線に3年いると脳は50%も縮小するという。(浜松医科大学高田明和氏の引用)
「ストレス」でコルチドールというストレスホルモンが脳の細胞にくっつき、
コルチドールが出っぱなしになると、脳細胞は死滅してしまうという。
「ストレスをいかに解消するか」は現代人にとって重要なことだと今更に思う。

一方脳には短期記憶を長期記憶に変える「海馬」とうい部位があり年と共に衰えていくそうだ。ストレスが続くと脳や海馬の細胞が死滅を早めていくらしい。
では、どうすれば“脳の細胞を増やすことができるか。”それには3つある。
①に「体を動かす」こと。そういえば私の母は65歳まで働いていた。苦労かけた母親を年老いてまで働かせることに罪悪感があったが、本人は若い人と一緒に仕事をすることを生きがいに感じ、結果的に長生きしてくれたのは体を動かすことではなかったかと今思っている。
②に「刺激のある環境に住む」こと。夫婦、子供、会社、仲間、周りには刺激を受ける環境はたくさんある。交流することだ。
③に「アタマを使う」こと。簡単なことでよい。いつも頭を使い訓練をすると脳細胞は増えるらしい。
考えてみればこの3つは“脳の細胞を増やす”だけでなく、
「ストレス」を作らない方法でもあるわけだ。

大阪事務所の樹も、紅葉真っ盛り!

一方「お肉」を食べることによって「脳が活性化」されるという。肉を食べると脳内に“セロトニン”という物質が増えそれが脳細胞を増やすらしい。
体を使って「運動」し「明るく」過ごし、「良い睡眠をとり」、そして時々「お肉」を食べることが精神を安定させ、やる気を起こさせ、意欲を高めることになり、心身を健全に保つことに繋がるわけだ。当たり前のようでなかなか出来ない。
「病は気から」。われわれの病気は脳が作っており、脳の病気も脳が作っている。そのために、私たちは常に平常心でモノを考えるようにして、ストレスをできるだけ避ける事が大切であり、同時に体を元気にする原料「お肉」を与えることも非常に重要になってくる。
毎日一生懸命ジョギングし、「魚」中心の食生活を送っている私にとっては意外。医者から「肉食」から「魚」中心が良いといわれ心がけているが、要は「食生活は偏らずバランスをとること」が良いことを教えられている。

2010年11月25日木曜日

蕎麦談議

私の知り合いにも蕎麦好きがいて、時々蕎麦談義に花が咲く。
東京事業所は靖国通り(歴史の街九段・番町)にあるがさすが辺りは美味しいお店が多い。蕎麦屋も多くあり、東京文化の香りを感じさせる。
大阪は元々“うどん”文化で、東京のだし汁の濃いうどんに比べれば大阪のうどんは実に美味しいと思う。しかし“うどん”だけではなく蕎麦屋も東京ほどではないが多くある。「食の大阪」の所以である。
出張族や転勤族が多いため、東京と大阪の文化が同化しているせいだろう。大阪の会社の近くにも、数件美味しい蕎麦屋があるがいずれも全国チェーンのお店で平均的な味である。
ジョギングコースにも蕎麦屋があって、途中で昼食にする場合がある。
この休みも猪名川コース(勝手に命名)を走った。自宅から全コース20kmくらいで池田市五月山から猪名川河岸をくだり伊丹市に入るコースだが、少年野球やサッカーチームが河岸のグラウンドで練習していて元気な声を背中に走っている。


ジョギング中出逢った、耳が聞こえなくなった老犬。がんばれ!!
コースの中間点にある蕎麦屋(ふか川)もなかなか良い。ちょうど昼前後に通過するのでジョギングスタイルのままお邪魔する。
そばつゆの出汁が利いて美味しいくやはりチェーン店の味とは違う。
ま、値段も結構高いが・・・。



「ふか川」のざる蕎麦。だし汁が美味しい!

 私の蕎麦嗜好は、味もさることながら健康に良いというのがきっかけである。蕎麦に含まれるルチンという成分が体に良いということである。 “韃靼蕎麦”はルチンが100倍多いと聞いて家でも買い込み、もっぱらこれを食している。   ちなみに「ルチン」は、血行促進、高血圧、動脈硬化、血管強化、抗酸化作用に効能があるといわれている。
蕎麦好きの人にはそばに対する講釈が多いと思う。蕎麦に「思い入れ」が強いのでしょう。 曰く、「そば粉100%の手打ちに限る」、「このそばは白いから混ざっている、つなぎは邪道だ」、「そばは冷たいのに限る」等々。
自分の好みで講釈無しで食べればと思うのだが、ついつい言ってしまうのが蕎麦通の悪い癖である。高じて自ら蕎麦作りをする人も多いと聞いている。
”My蕎麦”ですね。  
蕎麦は元々痩せた土地の作物で特に山間地域では米を補うものであった。
江戸時代の頃からか二八そばで安価な食物であったはずである。
ところがである。最近の本格的な蕎麦屋に行くとこれが結構高い。聞くところによると、蕎麦は原料が安い。従って原価率は大変高くて儲かる商売らしい。
今風の健康ブームに乗っているのかもしれない。 
玄そばの何たるかも知らず、美味しいといって食べれば良いのについつい講釈してしまうわが身である。
蕎麦屋の情報は時折折りにご紹介しますが、皆様も是非美味しい蕎麦屋をご存知なら情報ください。宜しく!!

2010年11月21日日曜日

アンチエイジング

最近幼児の肥満が増えている。コンビニで出来合いの惣菜を買い与える。
カロリーの高い菓子類を昼に夜に食べる。まったく健康管理から無防備のまま成長してゆくのである。
年齢を経てくると初めて健康のありがたさがわかってくるが若いうちは自分とは縁のない先の心配のように思えている。
がしかし若いころから少しずつ健康が蝕まれてゆくのであろう。食習慣が以下に大切かである。
アンチエイジングということばをよく耳にする。いい響きだ。「アンチ=抗」「エイジング=加齢」という意味だから、直訳すれば「抗加齢、抗老化」ということだ。実は医療としてアンチエイジング(抗加齢医学)が最近注目されている。
「老化」のスピードを遅らせるということが現実的になってきたという。
アンチエイジング医学の対象は「病気」ではなく「老化」も含めた「健康」状態のレベルアップだ。元気な健康状態を作り、それを維持していくことこそが医学としてのアンチエイジングの本質なのだ。
「病気を防ぎ、いかに健康で長生きするか」それには、食事、運動、心の持ち方、早く病気を見つけることが非常に大事とのこと。厚労省が力を入れるのもここである。私がジョギングを始め食事に気配りしているのも「健康」でありたいと思う気持ちからである。

 私の食事メニューをご参考までに。
 (朝のメニュ-)  
  2杯をかき混ぜて、パン一切れ。
(昼のメニュー)はざる蕎麦(それも韃靼蕎麦)が中心。
(夜のメニュー)がいけない。
  どうしても接待があったり会合があったり、社員さんと一緒に軽く一杯の
  つもりが、ついつい度を越してしまう。
  これで朝と昼の効果が帳消しである。
  ま、仲間とのコミュニケーションによりストレスの解消できれば、夜のお付き
  合いもなくてはならないことだと思っている。

私の朝のメニュー
このメニューを6年、お陰で当初血圧が境界値(140-88位)にあったのが現在は正常値(125-75位)になっている。

「健康」について、以前のメモが残っていたから紹介しておきましょう。
NHKの番組での「アンチエイジングの実践方法」です。少し長くなりますがこれもご参考までに。
1:野菜を採ること。
  人間は経年とともに錆び(酸化し)ていく。野菜には酸化を防ぐ抗酸化物質
  が多く入っていて、特にカラフルな自然の野菜(トマト、キュウリ等)。
2:食べ過ぎないこと。
  動物は65%のエネルギーで寿命が保てることが実証されている。
  故に腹八分目は理想的な生き方だ。
3:食べ過ぎは血糖値を上げる原因。
  食べ方を工夫すれば血糖値アップは防げる。野菜を先に食べパンはあとに
  した方が血糖値は上がらない。
4:とにかく動く(運動する)ことだ。
  動物は「動く物」と書く。日常生活では面倒くさがらず階段をのぼること。
  大きな筋肉を使うと体を維持する大事な「成長ホルモン」が出るそうだ。
5:運動の基本は3つ。
   ①朝起きたときに寝床で体を伸ばす。
   ②有酸素運動(ジョギング、ウォーキング等)で、血液の循環をよくする。
   ③筋肉トレーニングがいい。自分の体力の8割の力で筋トレをすることだ。
6:水をよく飲むこと。1日に2Lを目安に飲めばいい。
7:人間、心の持ち方が大事。
  ニコニコ愉しくしていると病気になりにくい。自分の体の中にある免疫細胞
  が元気になるそうだ。
  「ニコニコ愉しく」、これが一番簡単な健康法かもしれない。
以上参考にされては如何ですか?

2010年11月14日日曜日

出張先でのジョギング

出張の楽しみの中にホテルを起点として知らない街をジョギングする楽しみがある。11日は九州柳川でJASPA(全国ソフトウェア協同組合連合会)の運営委員会があった。所属するHISCO(ハイテクノロジーソフトウェア協同組合)の九州支部がホスト役ということで私も出席した。私共ITベンダーは不透明な経済環境の中苦戦しているが、業界の地位向上のため組合活動にも力を入れている。
会場に行くのに柳川の川くだりをし、船から会場に横付けとなる。めったに経験しないことだ。会議終了後出席者は柳川に宿泊した。私は次の朝福岡での仕事があるので夜遅く西鉄福岡駅の近くホテルにチェックインした。



サウナに入って深夜2時頃就寝し早朝7時前から大濠公園までジョギングした。往復1時間超えくらいのコースだったけれど、都会の真っ只中から少し走るとこんな静かな場所があるのかと思える場所だった。元々福岡城祉でまわりはお堀で囲まれている。そこに大濠(池)がある。




周りがジョギングコースになっており周長ちょうど2km。2周まわってホテルに戻りシャワーを浴びてチェックアウトするとちょうど街は仕事の始まりとなる。実にさわやかである。それに何よりも初めての街でも一度走ると地形がわかり、急に親しみが沸くものである。
皆さんも出勤前のジョギング、いかがですか?

2010年11月10日水曜日

「へき地 医療への情熱」

私の甥が沖縄宮古島で「下地診療所」を開業している。大学医学部をでて、暫く阪大病院・徳洲会病院等で勤務医として勤めた後、平成20年に宮古に移住した。
幼い頃から優しい子供だったので、医道は彼に与えられた天職だろうとおもう。関西で生まれ育ったので当然地元での開業をするだろうと誰しもが思っていたが、敢えて宮古に移り住み、知己知人の少ない遠い地で“どうして?”って、いう思いで母(私の姉)は嘆いていた。私などは、自分の強い情熱で僻地医療に生涯をささげる真摯な気持ちにさわやかさを感じるが、親としてはそれ以上のものがあるのだろう。

沖縄宮古の診療所
彼が那智勝浦町立温泉病院に勤務している頃、スマトラ沖大地震(2005年1月)が起き津波はインド洋一帯の各国に深刻な被害があったが、人命救助のためNPO災害人道医療支援会(HUMA)の一員として率先してスマトラの被災地を訪れた。
また、中国・四川大地震(2008年5月)の際にはJICA(国際協力機構)の一員として人命救出のため現地に出向いた。
私のような凡人には真似が出来ないことである。人の命を預かる職業は、消防士にしろ、警察官にしろ、医者にしろ、皆正義感にあふれた人たちである。
先日金沢の菩提寺・了願寺に墓参りに行き、私の姉と車中話題がそのことに及び、姉の今の心境を聞きだした。“息子が自分の思いをかなえている”姿を見て喜んでいるようだった。「めでたし」。
ところで“安全管理”という意味合いでは、私の会社でも医療機器の安全管理のためのシステム「CEIA」を病院に提供している。これも患者の安全を確保するために欠かせないシステムである。少しは社会貢献しているのだと自讃している。


2010年11月7日日曜日

「自分の中のマラソン」その2

前回はジョギングの不思議な魅力の話をした。走り続けるうちに汗がにじみ出てきてだんだんリズムが生まれてくる。「よし今日もやるぞ!!」という元気はこの瞬間生まれてくる。

日課としてマラソンを継続する気持ちは、「会社を継続する」ことにも繋がってくる。創業してもう30年になろうとしている。
その間の苦節・特にバブル崩壊期の辛酸は言い尽くせないが今ここに継続しているのは、きっとその苦労を乗り越えてきた“毎日の連続”が“快感”としてあったからなのかもしれない。

何もなく順調に来た人生なんて“節目のない竹”やっぱり竹の美しさは“節目”があり、だからこそあれだけしなやかに曲がることが出来るのだろうと自分に言い聞かせている。

もし私がバブル崩壊という“節目”に出くわさなかったら、人の気持ちを理解できない“傲慢な人生”を送ったことであろうと思うとぞっとする。
ジョギング中、”遅咲きのコスモス”

「継続こそ力なり」そう考えながら今日も「自分の中のマラソン」を続けている。


2010年11月5日金曜日

「自分の中のマラソン」

人生は“マラソン”にたとえられる。40キロを競技するマラソンは精神力・忍耐力・体力を競う最高の競技に思える。ちょうどこの時期マラソン大会がテレビ中継されているが、ただひたすらに走り続ける情景をテレビで見ていていかにも単調に見える。が沢山のドラマがあるから人はテレビに釘付けになるのだろう。


健康管理のためジョギングを始めて6年余り、雨嵐体調不良を除いて早朝週3回は走るようにしている。もうやめようかと何度思ったことか。前夜顧客と深酒して体が動かないときなどは、しばらくベッドのなかで自分の体と問答しながら徐々に体に言い聞かせる。

やおら起きだして洗面所に向かい顔を洗うとランニングシャツに着替え走り始めるわけであるが、少し走り始めるとジトッと汗がにじみ出てきてだんだんリズムが生まれてくる。それに朝の空気が美味しい、風がほほに当たって心地よい。鳥の声が“おはよう”といっている。そして3~40分。朝の仕事の段取りなどを考えながら走り続け、気がつくと昨夜のアルコールも汗となって吹っ飛んでしまっている。「よし今日もやるぞ!!」という元気はこの瞬間生まれてくるので“快感”だ。

いくつかコースを決めていて、休日には20kmほどマイペースで走る。

3日の「文化の日」は、天気が良かったので自宅(北摂)から服部緑地を通って、神崎川の河原を北に走り“この樹なんの木”(写真・私が勝手に名付けている)で折り返し、往復18kmを走った。いつも行きかう仲間と軽い会釈をして過ぎ去るのもなんともいえなく心地よい。みんな仲間なんだ。

“この樹なんの木”

ジョギングの副産物は減量!(当時72kgあった体重は現在65kg)

健康維持に皆さんも是非どうですか?

2010年11月1日月曜日

今日から「優しさ」をテーマにはじめます

2007年から社内向け(非公開)ブログを発信していたのですが、どうせならって、今度は外に向かって独りごと。引っ込み思案を直そうと思って思い切って発信します。ブログの名前の通り切り口は“優しさ”。自信はないけどやって見ます。

ということでよろしくお付き合いください。

私の興味は、一に健康、二にペット、三に環境、四になんだろう??

それらを「優しさ」の視点から見たらどうなるんだろう。何か方程式が出てくるかもって思っています。

1981年に起業して来年は30年になるんです。爾来「人に優しい」を看板に掲げてきましたが、実は本当に「人に優しい」なのか疑問もあります。

1990年代初期のバブル期には、背に腹は変えられぬ思いで、九州・群馬とか事業所を閉めたりして社員には随分「つらい思いを」させてしまいました。

だから、本当はそんなこと言う資格はないんですよね。

事業を展開する中で“現実と理想のはざま”で思い悩んだ結果が「優しくない」ことをしたことも含め、懺悔のつもりで思い出すまま、つれづれに書くこととします。宜しくお願いいたします・

週2回ぐらいのペースで徒然なるまま宜しく~。

っと思ってペンを置こうとしたら、

(実は電車の中で書いています)混み合った大阪環状線の1コマ。

お年寄り夫婦が乗ってきて、前に来ても平気な顔で座っている若者。背もたれには優先席のカバーがしてあり、窓には大きく張り紙があるのに寝たふり族と、無関心族。

あんな若者に誰がした!!私たち“親の教育”の問題かも。