一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2013年12月31日火曜日

大晦日に想う


会社の窓から美しい夕暮れ。今年最後の夕陽だ。

結局大晦日まで会社に出ることになった。
仕事はともかく年賀状を書かねばならない。
毎年の事だがどうしてこんなに要領が悪いのだろうと自分自身が嫌になる。
毎年反省して毎年変わらないのだ。
性格なのだとあきらめている。

また明日陽は昇ってくる。

夕暮れまで会社にいて、ふと窓を見ると夕日が輝いている。
今年最後の夕日だ。
色々な想いを馳せながら暫く西空を見つめていた。
やがて訪れた暗闇。
また明日は“初日の出”として昇ってくる。
来年一年の始まりだ。
時は間違いなく後戻りしない。

既に出荷された畑に、積み残された葉ボタン。寂しげ。

今年は大きな変化があった。
一番は、社員みんなの努力で月商1億円を超えた。
バブル時代以来だ。
本当にご苦労様と社員をねぎらいたい。
二番は、国の予算を戴きヘルスケアのシステム開発の補助金を獲得した。
京大病院と凸版とでコンソーシアムだ。
開発を通じて社会に貢献できることがうれしい。
三番は、(株)サイバー・デジタル社 http://www.cyber-digital.jp/ を譲り受けた。
歯科医向けのインフォームド・コンセント(説明責任)のソフトウェアだ。
医療部門の強化に貢献するだろう。

店頭に並ぶお正月飾りとして”葉ボタン”が華やいでいる。

まだまだあるけれど、アベノミクスによる経済効果を信じて来年はこれらを更に強化したいと、
夕陽を拝みながらひとりつぶやいた。

ありがとう、社員みんなと関係者のお蔭です。
謝謝。





2013年12月25日水曜日

サンタさん



サンタクロースは子供にとっては夢の世界


24日・25日は東京出張。クリスマスイブを
都心のホテルで過ごした。
別に珍しいことではないが夜一人でいるといろんな思いが馳せた。

都心のホテルから富士山が輝いている。珍しい光景。

幼い頃の思い出がよみがえる。
サンタクロースがやってきて良い子にプレゼントを運んでくれると永い間信じていた。
枕元に靴下を置き、サンタさんを一目見ようと薄目を開けてドキドキして待っていたがそのうち眠りの世界に入り朝日で目が覚める。と枕元にプレゼントが置いてある。姉と一緒にはしゃいだものだ。



この時期「サンタクロースへの手紙」が話題になる。
アメリカの郵便局の職員が100年前に始めた。
貧しい子たちから届いたサンタクロース宛ての手紙に「サンタクロースからの返事」を書いたのが始まりだそうだ。
今では沢山のボランティアが返事を書き子供の夢をかなえてプレゼントを贈る。

To Santa
Noth Pole


という宛名にすれば、アメリカ国内のサンタさんへの手紙は ニューヨークの
James Farley Post Office
に届くそうだ。



子供たちに夢を。
「そうです、サンタクロースはいるのです。」

幼い子供たちにその夢を見続けさせる社会が続いてほしいと願うものである。
目に見えないものの不変さ、それを信じることの素晴らしさ思う夜だった。








2013年12月22日日曜日

リバウンド

11,12月は会合が多い。12月11日のRuby協忘年会。

ジムで体重計に乗ったら、3.0kg増えてリバウンドしていた!
あと2kg増えたら元の木阿弥になる。
メタボ領域に到達するのだ!!

からだは正直だ。
11月から師走にかけて忘年会やらの宴会続きで
食べ過ぎに飲み過ぎ。
その上、運動不足でジョグ・ウォークも一週間に
一回と減っている。
朝が寒いから起きづらい。
なんだかんだ理由をつけてはベッドから起きるのを少しでも遅らせる。
ぐずぐずしていると出勤にも間に合わなくなるので今朝は走らないでおこう・・・
と都合よくサボる理由を考えている。

冬は富士山が映える。雲の上の景色も良い。新幹線から。

会社生活もそうだ。
ついつい夜になると飲む機会が多い。
積極的に誘って飲みに行く。
そして遅い帰宅となるとタクシーを使う。
ほとんど体を動かさないのだ。まずい。
身も心も健康からは程遠い。
これから年末年始にかけて飲む機会が続く。
節度を保たねばと思っている。



今年もあと一週間余りだ。
最後の締めくくりぐらいはしっかり運動してメタボ対策をしなくては。
この連休は天気もよさそうだしジョグ・ウォーク三昧、少し遠出をしよう。


2013年12月7日土曜日

徒然なる“ラン”の想い


まだまだ元気な”らん”

久し振りに“ラン”の近況。

出張に出ない日は一日一回は散歩に連れてゆく。
“散歩だよ”と声をかけると寝ていてもモソモソと起きてくる。可愛い。
耳は遠いのだが気配を感じるのだろうか。
最初はヨチヨチ歩きだが暫く慣れてくるとしっかり歩いている。
”手綱”は目の見えない”らん”にとっては”命綱”。

目が見えないので手綱だけはしっかり引いてやらないと溝に落ちそうになるのだ。
ずっと家にいると足腰も弱くなる。
外に出ると色々な匂いもあるのだろう。
電柱に近づくと匂いを嗅ぐ。他の犬のおしっこの匂いは、鼻の刺激になっていいだろうと思う。

良い顔をしてると思うのは”親バカ”

人のリハビリも一緒だ。
病で倒れて寝たきりになると五臓六腑が衰える。
適度のリハビリが人間の機能を見違えるほど回復することがある。
長嶋茂雄が良い例だ。
いや仮にリハビリしても回復が遅かっても、進行を抑えることができるのだ。
だからリハビリは機能退化を防ぐために重要だと言える。

先週の東京出張では見事な富士山。御殿場からの景色。

いま高齢化社会で健康維持が叫ばれている。
弊社も現在経産省の予算で京大病院とプロジェクトを組みリハビリシステムを開発している。
来年3月には目途が立つ。
多くの人が機能回復することになれば、少しでも
社会貢献ができるのではないだろうか。
期待している。






2013年12月2日月曜日

12月・師走




まだまだ綺麗な紅葉が見られる箕面の滝

1日、日曜日。
おそらく箕面の紅葉も最後の休日だろう。
朝、ジョグ・ウォークをしながら滝まで登った。


登山客の列列列

予想通り大勢の登山者でにぎわっている。
紅葉は例年に比べて“短い秋”のせいなのか、
焼けた赤と、緑が残った葉、ちじれた紅葉は
夏の気象異変の名残だろうか。


ちょっと焼けた赤色をした紅葉も目立つ

それはともかく四季が移ろってゆくのを
肌をもって感じる今日一日だった。

 
見どころの景色

滝から戻って猪名川を下った。
師走に入り川の景色も変わってきた。
河岸の樹木は色づき水鳥が遊ぶ。


遊ぶ水鳥

少年たちの野球チームが元気よく駆け回る。
街中の喧騒とは違う爽やかな冬の訪れ。
それにしても一年の経つのが早い。
これは私だけだろうか。




毎年年末になると一年を振り返ることになるが
今年も足早に過ぎ去る一年。
大切に一日一日を生きようと思うが時の方が私より早く過ぎてしまう。

ジョグ中に見つけた不思議な石。”人の顔”に見える。

さて今年はどんな年だったか。
ゆっくり振り返ることにしよう。







2013年11月29日金曜日

少年のように



青春とは、心の若さである。
サミエル・ウルマン「青春の詩」



久し振りに聖路加病院理事長、日野原先生のニュースを見た。
102歳の先生が小学校を巡って子供たちに“生き方”を教えている。
小さい頃は自分が成長するために勉強する。
大人になったら人の事を想わんばかりに勉強する。
優しく生きることを教えていた。

ブルル!寒い箕面川で餌をつむぐカモ

それにしてもお元気だ。多くの児童の前でマイクも使わずはつらつと話される。まったく敬服する。
自分の百歳はどうだろうとふと思う。
病気をして長生きしても周りに迷惑をかける。
そう考えたときに今からしなければいけないことは何だろうと。
先生は毎週1~2回はヒレステーキを食べるという。これも私が医者から聞いたことと違う。
要は好き嫌いを言わず、バランスよく食べるという事か。

健康に気を付けるという事だけではないだろう
元気で生きていられるのはどうしてだろうと思う。
先生が話されているのは、常に10年先を考えるのが「生涯現役の秘訣」だそうだ。
だから先生の手帳には常に10年後のスケジュールまで書いてあるそうだ。
なるほどそういう事なのだ。


ふと「青春とは」というサミエル・ウルマンの詩を思い出す。
青春とは心の様相を言うのだ。年齢ではない。
日野原重明先生。長生きして私の範となっていただきたい。 






2013年11月27日水曜日

ラミーズ博士

ラミーズ博士とツーショット

Shiffaブランドの”日本初上陸”。

沢山の人の支援でここまで来た。
まずは大丸大阪、近鉄ハルカス、松坂屋名古屋でのイベントが終わりほっとしている。
スタッフの頑張りと、周りの協力でまずまずの滑り出しだった。
ご苦労様でした。

創業者ラミーズ博士自らのトークショー

会期中、UAEからは社長のラミーズ博士も駆け付けてくれて短い期間だったけれど友好を深めることができ“沢山の元気”をもらったようだ。

“Ihave to”きっと近いうちにUAEに出向きますよ、ラミーズさん!!

松坂屋・名古屋のブース





コスメティック事業はなかなか難しいと言われるけれど、やってみなければわからない。
林真理子「野心のすすめ」にあるように、“やらないで後悔する”より、“やって反省する”ほうが私の性分に合っている。
周りにいるメンバーはヒヤヒヤであるが本人はそんなことに頓着しない。
きっと努力すれば神様が見ていてくださる。
ダメなときは罰を課すだろうし、良ければほめてくれるだろう。

信じて前を向こう!!




2013年11月24日日曜日

東京・島根・名古屋

特に晩秋の富士山は魅力的だ。


めまぐるしい一週間だがそれだけに充実している。
夏と違い新幹線から見る晩秋の富士山は実に綺麗。
夏のしばらくは薄黒い地肌を見せた富士が秋になると実に綺麗に冬化粧に変わる。
正に日本一の富士山だ。

富士川を望む。新幹線の中から撮るのはちょっとした技術。

静岡駅を過ぎる頃からそわそわして新幹線の
ドア近くを占領する。富士宮駅を通り過ぎると暫くして富士川にさしかかる。
一番好きな光景だ。ここがシャッターチャンス。
連写して後でベストな写真をチョイスするのだ。
先週は好天に恵まれご覧の通りの写真だ。
我ながらに良い写真だと思っている。

カンファレンスの会場入り口。

週後半は島根松山に出かけた。
㈶Rubyアソシエーション主催のカンファレンスに参加だ。
大阪からはRuby協の有志メンバー20人ほどでバスをチャータ―した。

Ruby協のメンバーと。出発式。

Rubyの新しい技術動向を知る事と、何よりも
人の交流が主である。
カンファレンスのあとの懇親会、二次会を通じて
全国の同志と交流を図る。
いつもながらの交流であるが毎年親しみが増す集いである。
特に島根には産業がない。県・市挙げての企業誘致での“目玉”が“Ruby”なのだ。
誘致には手厚い助成制度があり魅力的な制度だ。
“Rubyで街興し”心意気が感じられ共感した。

熱気が入る発表者

カンファレンスは毎年11月に開催される。
“神無月”。旧暦10月には日本中の神様が出雲の国に集まり、国々には神様がいなくなるので神無月となったというのはよく知られている話だ。
我々も毎年この時期に会合が開かれることを楽しみにしている。
今年は出雲神社の改装が整い多くの観光客でにぎわっていた。

早朝、宍道湖の近くで。シジミ漁の風景。

朝が明けやらぬ頃から漁が始まる。

カンファレンス2日目は出雲神社にお参りする予定であったが私だけが夕刻までに大阪に戻らなくてはならず、残念ながら途中で帰路に向かった。

一路大阪へ。

日曜日は名古屋だ。
流石にきついスケジュールだった。





2013年11月17日日曜日

歴史の重み

猪名川の河原でシラサギが群れをなして日向ぼっこ。

気が付いたら先週一週間ブログが書けなかった。
仕事で頭が一杯。そこまで頭が回らない。
ちょっとした時間なのにそれがとれない。
そんなことで申し訳ありませんでした。



この2週間はいろいろありました。
行事も重なったし、重要な仕事が山積だ。
いつも忙しくしているのが私の性分だが
注意しないと仕事が雑になることが多い。
気をつけようと思う。

”ビッグデータ”をテーマに会場には熱気。

6日はHISCO協同組合主催、30周年記念行事の“フォーラム”だった。
100数十人が参加し盛況のうちに終わった。
テーマは“ビッグデータ”。
元グーグル日本法人の社長、村上憲郎さんの講演は何時聴いてもわかり易くて面白い。
次の日多くの人から感謝のメールを戴き主催者として冥利に尽きた。

ビッグデータの事例発表風景

今まさにビッグデータの時代。
データの洪水が世の中に溢れ“どう使いこなすか”がビジネスを制することになる。
目が離せないキーワードである。

HISCO30周年記念祝賀会

翌7日はJASPA(全国ソフトウェア協同組合連合会)の運営委員会が大阪であり我々がホスト役として企画、30周年記念祝賀会を開催した。
KISA(近畿情報システム産業協議会)の役員の方も参加いただき賑やかなうちに執り行われた。
大きな行事が終ってほっとしたこの1週間である。

HISCO30周年、万歳三唱。

 HISCO協同組合が30年の歴史を迎え、これを機に歴史を整理してみた。
やはり紆余曲折だ。
低迷と繁栄の繰り返しの歴史だったようだ。
そんな波乱の中にも”歴史の火を消さないように”先輩諸氏の努力の結果”今日”があるのだろう。今更に敬服である。
これからの10年は新生HISCOとして次世代に受け継いでいかなければならないと思う。


近くの農園ではお正月用に寒梅が栽培されている。

考えてみれば私が創業した日本メカトロンは32年、アルカディアももうすぐ30年である。
一代に亘って永い間の苦労は言い尽くせない。
今、後世に伝えていく夢が大きく広がってゆく。
企業は“継続こそ力”である。

どうしてバトンを次の世代に渡すかこれからの喫急の課題だ。





2013年11月5日火曜日

思うようにはいかないのが人生


箕面のキャラ”滝ノ道ゆずる”もかりだして。

秋本番。
この時期私の住んでいる箕面は秋散策のコースとして滝道がにぎわう。
住民にとってはうれしい事でもあるが車の渋滞には閉口する。
この連休辺りから紅葉を目指して他府県ナンバーの車が流れてくるのだ。

最近雨が多かったので滝の水にも勢いが。

日曜早朝久しぶりに滝道をウォーキングしたが
まだ時間が早いこともあり、午後から雨の予報もあって人影が少なかった。

紅葉にはまだ2週間はかかる。


滝まで行ったが、まだ全くと言っていいほど
紅葉は見られない。むしろ青々したカエデの葉が
滝水に映えて美しかった。
見頃は2週間後くらいだろうか。



小泉純一郎元首相が講演会で
“思うようにはいかないのが人生”と語った。
良し悪しは別に自分の信念を貫く強さを持っていた首相であった。
だから敵・味方もはっきりしていた。
思うようにやってきた小泉氏が何をか言わんやで
ある。さほど人生は思うようにいかないのだ。

彼はこのところ“反原発”を主張している。
首相として采配を振るった頃は“推進派”であった。
今回の事故が起こる前であったから許せる範囲だ。良いではないか、それが方向転換したのだ。


あの事故以来私も“反原発”だ。
原発からクリーンエネルギーに転換して
世界に冠たる国に成れば良いと言い続けている。
安全性ひとつをとってもいつどこで安全性を脅かされるや知れない。
コストをとっても、結局核燃料の廃棄までのサイクルを考えると高いコストにもなる。

小泉氏が反原発を他の同志と共闘して政治に持ち込むなら大いに賛成だ。
元々施政者は原発に関して偽善で固めている。
原発なしでは、経済活動市民活動に破綻をきたすとキャンペーンしてきた。が原発容認のムードになった途端トーンダウンしている。
事実原発稼働ゼロの時でさえ、電気容量は夏も冬も余裕であったではないか。

仮に原発ゼロで、節電が必要であっても反原発が進むのなら私達は我慢できるだろう。
これはイデオロギーの問題ではない。

子孫の安全の為に国民が選択すべき道であると。