一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年7月29日日曜日

30周年の重み

メカトロン30周年”家族会”じゃんけんゲームに興じる。
先日メカトロン30周年記念を社員の家族とともに祝った。
神戸にゆかりがあることからポートタワーが見えるホテルを会場に選んだが幼いころ育った神戸の街はまた特別の想いもあった。
久しぶりに歩いた神戸の街は私が住んでいたころと変わらない。震災のダメージから復興し建物こそ建て替えられたりしているが、街をゆく“神戸っ子”の明るさは今も変わらなく心地よい。
そういえばバブル崩壊後、周年記念はずっと開催していなかった。これからは毎年やろうね。
今回もお客様を呼ばずに社員家族が集まっての和やかな一日だった。
集まってくれた家族との楽しいひと時をぐっとかみしめて感極まりない想いが胸につまる。この家族達の為にも社員共々力を合わせて経営のかじ取りをしなければならない。
責任をひしひしと感じるひと時だった。

想えばアルカディアも含めると200名近くの人が仕事にかかわっている。家族も合わせると500名近くが関わりをもちながら同じ穴のムジナとして生活しているのだ。
力を合わせたら相当なことができるはずだ。

”家族会”が終わって記念撮影。毎年やろう!(ちなみに筆者は奥のほう!)
30年の重みを振り返ってみると平坦ではなかった。
1981年創業して10年目にして、日本経済のバブルが崩壊した。雪なだれの如く崩れ去ったのだ。
すべての価値が半分になり大型倒産が起こる。
銀行が立ち至らなくなる。
私はそこで初めて“耐える”ことを覚えた。
多くの倒産を目の当たりにしながら“継続こそ力”を胸に、”夢に蓋をし”ひたすらに走った。
あれから20年。
経済の混乱から脱し生き延びることができたが、ひとえに社員さんの支えがあってこそだった。本当に30年間ご苦労様でした。
思い起こせば創業30年のうち20年が苦難の連続だったのかと思うと、もう一度あの時代を取り戻して”やり残した青春”を、社員とともに形を変えて取り戻したいと思う。

2012年7月21日土曜日

オフィス街にもセミのあらし

毎朝出勤前に、お散歩のおねだりです。すっかり元気。

梅雨も明け夏本番。
数日前から朝、事務所前の広場ではクマゼミの大合唱。
早朝会議の日は早く家を出るが途中少し歩くと汗が滝の様に流れる。
普段ジョギングスーツで走るときは汗は心地よいものだが、ワイシャツの下でかく汗は戴けない。酷暑のなか外回りの営業にとっては大変な季節だ。



折も折“節電運動”の張り紙があちこちで目に入り、こんな気色に蝉の声は“夏”を一番に感じるひと時だ。
早朝の事務所に入ると外の様子とは異なり蝉の声も聞こえず、”静寂”が待っていた。
社員が来ないうちに机上の書類に目を通し、一日の始まりのタイムスィッチを押す。
朝一番”段取り”を立てると何か一歩先を走っている気がして私にとっては快感だ。

”段取り”の重要なことは良く経験することだ。
(本職の)料理人には男が多いのはなぜかという疑問。
男のほうが”段取り”上手だからだとおもう(私の勝手な意見)。
これが料理人に向く理由ではないかと思ったりする。
調理に手を付ける前に全体を把握する力。そのあと材料を切りながら、同時にスープを作るマルチタスク能力。これらがリズミカルに調和するのである。

関西に”王将”という餃子屋がある。時々餃子を肴にビールを飲むことがある。
その時はカウンターに座って調理を一部始終見ている。
この店は”安さが売り”の店だ。だから料理ができるまでの時間がじつに短い。
”段取り”が良いのである。
どんな料理でも一分とかからない。
切って、煮て、焼いて、味付けして・・・・
ほとんど同時にやってのける。
それは凄いと思う。これが”安さ”の究極なのだろう。

我々も仕事上、”究極のコストダウン”を考えるとき、”段取り”は面白い”キーワード”になるかも知れない。

2012年7月16日月曜日

奇跡的!!

”歩行補助器”を考案、お蔭で自力で歩けるように!!
我が家の“愛犬らん”の話である。
この3連休は“らん”と”まったり時間”をすごしている。
“後ろ足”が立たなくなったのが5月初旬、それから2か月が経った。
医者からは、もう齢だし立てるようになれば奇跡的だと“印藤”を渡されていた。
それからというもの何とかもう一度元気な姿に戻ってくれればと祈る思いで毎日を過ごした。
富士工務店の竹原社長とも相談し“α波”が出る“孟宗竹”のフローリング材を“らん”のベットに敷き試してみた。
“孟宗竹”のお蔭か、医者の処方のお蔭かはまだ不明だがしばらく寝たきり状態から数日後“後ろ足”がぎこちなく立てたではないか。

目を疑った、祈りが通じたのだ!
次に寝たきりになると足腰が退化するので何とか歩く練習をさせたい。

日曜大工で“介護用歩行器具”なるものを考案、“らん”の体に付けて試行錯誤で改良していった(下動画)


これを2週間ほど使い毎日少しずつ“歩行訓練”を続けた。
すると“奇跡”が起こったのだ。
“歩行補助器具”なしに歩くようになったのだ。
この感激はひとことで言い表せない。
そして、毎朝散歩ごとに日々歩行距離が延び、
今や以前の散歩道を不自由なく歩けるようにまで回復した。
近所の犬仲間の人からも“良く回復したね”と
感心しきり。
自分の犬が調子悪くなったら、“歩行補助器具を作ってください“とまでお世辞を言われ内心嬉しい思いであった。


とにかく物事“諦めないこと”。
諸難題が降りかかっても”なせば成るなさねば成らぬ“であって、”思い込み“ほど強い力はない。
自身、常日頃そう思いながら生きているからストレスがたまらないのかも知れない。
今日も”らん”に癒されながら一日を送っている。



2012年7月6日金曜日

暑い夏のはじまり

ジムに飾られた七夕の短冊
クールビズと言われて久しい。 最近“クールビズ”にかまけてネクタイを締めなくなった。
おかげで襟まわりが心地良い。ワイシャツも首回りが汚れない。良いことが多い。
が反面気持ちが引き締まらないのだ。
若い頃からきちっとネクタイをしめてスーツを着こなすことに慣れてきたので、どうも何か物足りない。
この時期こそおしゃれなネクタイをしてみたい気がする。
若いころはやった“IVYルック”のネクタイなど今こそ映えるかもしれない。締めてみよう!!

箕面の駅の短冊には小学生の想い。そう言えば先日もいじめ自殺があった・・

節電、節電と世間は騒がしい。
原発が稼働しなければ明日にでも停電になると“脅しともとれる”アピール。昨年原発ゼロに近い状態で電力需要期を乗り切ったではないか。
今年も努力すれば乗り切れる。そしてその間に“早急に代替えエネルギーを推進する”。
これが筋であってそのためには国民も節電に協力する甲斐があると思うのだが・・・。

放射能の恐怖についてこれだけ生々しい経験をし、これから何十年もの間影響を受け続ける事実があるこの国で“安全神話が崩れた今”原発再開の是非を考えれば当然の結論が出るはずだ。

先日会社に節電協力依頼と計画停電スケジュールが配られた。見ると平日2時間を計画停電という。コンピュータを稼働しなければならない仕事で昼間2時間と言えば準備時間も含めると半日がかりである。“痛い!”。

こういう国の危急時に政府は信念を持って“脱原発”の宣言をしてほしい。
どうやらそのプロジェクトは動くようだが、是非 風力・太陽熱・火力・地熱等代替えエネルギーを強力に推進してほしい。そのことで新しい産業も活性化され世界に先駆けてエネルギー産業国にもなることができる。“一時しのぎの原発”から“永久廃絶の原発”へ日本こそ率先して進めてゆく責務があると思うのだが・・・。

遠大な計画の中で電力政策が語られるのであれば、一時期の暑さを我慢してでも躊躇なく節電の協力をするのである。

2012年7月1日日曜日

この国に未来はないのか

箕面駅の巣立ちを待つ4羽の子ツバメ。10数巣があり今が一番賑やかだ。
失望が渦巻く
3年前に民主党のマニフェストに期待し政権交代を実現した。我々の期待が大きすぎたのか見事に裏切られ
”増税のフタ”だけが開けられた。
理念がない、綱領がない、マニフェストは反故にされ事実上何もない。
いったいマニフェストとはなんだったのか。我々が政権にマニフェストの貫徹を期待するのではなかったのか。

結果なにも守れない政権が、“このままでは国がつぶれるという。ギリシャがいい例だという。”
自ら何も約束を守れない者の言えることではない。増税だけを強行するのはまるで”居直りの政治”ではないか。

我々中小企業にとって消費税増税の影響は甚大なものだ。
歳出(経費)の削減議論がなく、歳入増(増税)だけが独り歩きする。
経済活性化の議論がなく中小企業は死ぬのを待つだけなのか。
この日本の将来に期待して”増税やむなし”という世論を作り上げてきた。このことに我々は止む無しと思っている。
だが国費の無駄の削除が喫急の課題であることも棚上げにしていることに異を唱えたい。これが先決であるという議論をしてほしい。
議員の削減も省庁の縮小による削減も遅々として進まない。これが先だというのである。
時の総理が同時にやりますといってもマニフェストも守れない人を誰も信用しないのだ。
こんな国に嫌気をさして財産を海外に移すという人もいるだろう。我々は移す財産もない。どうすればいいのだ。

先日開催された中小IT業界の集まり”近情協”での私。”地方を元気に!!”
我々中小企業では過去幾多の経済試練を受けたがその度に必ず取り組むのは“経費削減”である。
我々はその結果今でも「小さな政府」で”経営のかじ”を取っている。
まず政府自身が身を切り省庁を縮小し議員定数を削減すなどの“治療”を即刻実施してその上に立って国民にも相応の負担を願うというなら“美しい日本”を守るために誰も反対はすまい。

政治家自ら身を切る“緊急手術”に臨まなければ我々国民は納得しないだろう。
こう思うのは”自虐的になった”私だけだろうか??