一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年5月29日日曜日

はや台風襲来。

箕面駅のツバメのヒナが孵った。どうも3羽いるようだ親をじっと待っているが、親が近くまで戻ってくると分かるようだ。急に首を持ち上げ、ピーピーと鳴く。不思議である。姿かたちが見えないうちから何か音が聞こえるのかもしれない。この強い風と雨の中でも親鳥はヒナの為に一日中餌を採りに飛び回っている姿には頭が下がる。
このあと20日位ヒナを育てて巣立ちするらしい。
7月まで日本に止まりもう一回子育てをするという。
沢山の子どもを生んで越冬地に戻ってほしい。
親鳥の姿のないのに首を長くして待つヒナ

雨と風の激しい中、一日中餌を運ぶ親鳥
今日は一日中、台風の余波で風と雨が強い。ジョギングは中止して朝からジムに出かけ、2時間ほど筋トレ。終わってからランニングマシンで走った。
なんとも単調で味気ないと思うが止むを得ない。ただ機械にはスピードが表示されるのでペースを創るにはいいと思う。
一時間ほど走り汗びっしょり。シャワーを浴びて帰宅した。
今日は夕刻台風が近づくというので早く家に戻り、雨戸を閉じたりで大忙しだ。
そう言えば小さい頃台風が来ると喜んだものだ。母親の仕事が休みになり家族が雨戸を閉めた暗い部屋で寄り添って台風が過ぎるのを待った。楽しい家族団らんだった。
何より学校が休みになるのが何故か楽しかったことを覚えている。

台風2号が5月に来るのは珍しいという。色々気象異常が話題になるが
この台風が東北まで届かなければ良いがと祈る想いである。

2011年5月27日金曜日

節約時代

今週は、走る機会が少なかった。出張が多くて別に横着したわけではない。箕面駅のツバメも出張のときに眺めたがまだヒナの声が聞こえない。
この週末かな・・・。
今週は東京2往復することになった。無駄だ。とは言え私中心に世の中動いていないので止むを得ない。顧客中心に考えればそうせざるを得ない事がある。
今週は”らん”とも散歩に行けなかった。
東京のマンションを引き払って、出張ベースで東京に行くようになった。経費節減である。お陰で効率よく仕事をこなすため良く動く。アポと次のアポの時間が空けば色んな人と会うようにしている。
今日は私の旧知の仲のA氏とホテルの喫茶で待ち合わせをしていた。
彼は政治家志望で高い志を持っている。次の選挙には立候補予定だ。
若い青年だが是非頑張ってほしいと思っている。
とすぐ隣の席に暫くご無沙汰していたB師とばったり出会った。
数年ぶり偶然である。株の世界では名を轟かせた方だ。
私の近況をご報告し、師からはHISの社長との交遊など現在の交遊抄をお聞かせいただいた。世の中成功している人たちはいかに人脈を大切にしているか今更に思った次第である。
やはり東京は奥が深い。残念ながらそう思う。そのたびに東京事業部の強化を何とかせねばと思うが、私の想いが通じない歯がゆさがある。ホテルに泊まって思うことがある。今まではホテルにある歯ブラシ、髭剃り、
タオル、水、電気などなど、まったく当たり前のように使用していたが、震災のあと私の意識は大きく変化したことに気づいた。
設備されている備品を大切に効率よく使う意識が自然についてきたことだ。
部屋を離れるときは消灯する。
必要でないときはTVを消す。
電気をまめに消す。本来当たり前のこと。
しかしわれわれは長い間浪費に慣れ、過去アメリカがそうであったように消費が美徳のごとく時代を過ごした。
関西にいれば余り気づかないが東京に行くと実感として感じる。
交通機関は間引き運転をし、クーラーも控えめ、照明は半分。今日経済産業省に出向いたが廊下など完全消灯である。何処に行ってもである。
東京の生活感覚は皆このことを肌で感じている。この精神的効果は大きい。
ただ経済活動がこの事で必要以上に冷え込むということも心配であるが・・
震災・原発の経験でこれから起こる経済の大きな変化。
世界を巻き込んだ大きな変化が我々の事業にどのように影響を及ぼすのか。多くの情報を掴みしっかりと見据えて判断することが企業経営に求められることである。
今こそ我々が頑張らなければならないと思う!!

2011年5月24日火曜日

危機管理の甘さ

先日の日曜日は早朝曇り空でまだ雨は降っていなかった。
雨が降らないうちにひとっ走りというわけで一時間の周遊コースを選んだ。
何処で降られても10分くらいで戻れるコースである。
ちょうど折り返し点近くからパラパラと降り出してきたが急には本降りにならないだろうとタカを食っていたのが悪かった。
にわかに雲行きが変わり土砂降りの雨になったのである。風も強くなった。
まあ走っているときはそんなことも経験している私にとっては、家に帰ってシャワーを浴びれば済む話なので戻りコースを普通に走っていた。
とふと携帯電話をポシェットに入れていることを思い出し、しまった!!
大変!!・・遅かった!!ずぶぬれだ~。気分が滅入ってうちに帰るなり着替えもそこそこに、布で拭いてドライヤーで暖めたり打つ手は打ったが使えない。どうしよう!というわけでドコモショップに行ったが復帰は難しいと宣告を受けた。
携帯があるのが当たり前の世界で、こんな事態を想定もしなくて便利さにかまけていた私はただどうしたらよいのか途方にくれた。
電話帳はほとんどだめ。通話機能もなし。メールは出来ない。アドレスは再生できない。やっと気を取り戻し、代替の携帯に移せるデータだけでも機能するようにした。
そして今週も月曜日から東京出張した。不便だけれど仕方がない。
先日緑地公園で”でっかい犬”熊のよう!

こんなに大きくては勝てないぞ~
実はアクシデントは先週にもあった。
19日(木)新幹線東京移動中に座席からモバイルPCを落として、通信ボードが壊れてしまったのである。
普段移動中にメールを確認したり、ブログの原稿を書くのに利用していたのがいざ使えないとなるとなんと不便なことか思い知ったばかりだ。
移動中の乗り物は私にとっては移動オフィスである。デスクで出来ないような調べごとも出来る。なんとも便利だった。
人は便利さを普通のこととして過ごしていると、とんだしっぺ返しが来るものだと思い知ったわけだ。まさかと思って無意識にいると想定外の事態に遭遇するとたちまちにして混乱してしまう。
ここは落ち着いてと思いなおし、早速E-MOBILEを手配したがすぐには来ない。今週中には届くということなので我慢しよう。その間暫くは事務所に行ったり来たりで仕事の効率は落ちるだろう。止むを得ない。そう言い聞かせた。
それにしても危機管理が出来ていない。この2週間で2度も事故を起こしている。まったく“原発の危機管理”を非難する資格もないわけだ。

2011年5月21日土曜日

忙しかった一週間

今日土曜日は久しぶりに自宅の周辺を一時間くらい走り、シャワーを浴びて土曜会議に出席した。日常的な生活にちょっとした変化をつけると良いものだ。
今週は各種団体の会議等で忙しく余裕のない日々だった。
木曜日から東京出張だったが朝の富士山を久しぶりに見ることが出来、いつ見ても美しい「日本の美」にしばし釘付けであった。
こういう光景を見るにつけ東北の美「日本三景・松島」など美しい町並みの東北が早く復興することを願って止まない。
車窓から見る”富士山”美しいのひとこと。
5月になると、業界団体の年次総会が集中する。
今週は特に忙しくして週中のブログもお休みだった。
18日(水)はHISCO(ハイテクノロジー・ソフトウェア開発協同組合)総会が
大阪で、19日はJASPA(全国ソフトウェア協同組合連合会)が東京でそれぞれ開かれた。
HISCOでは20社の代表者が集まり“景気動向”と“東日本大震災”の話題でもちきりであった。IT業界もいろいろな面で大震災の影響を受けている。
製造業の落ち込みはこのあとの景気にどのように影響するか心配である。
兎も角、会議が終わって懇親会に入り、ほっとした開放感からちょっと飲みすぎたようだ。
HISCOの総会の会員企業の方々
次の早朝新幹線での移動がきつかった。
11時からJASPAの会議が終日続いた。
講演会では経産省の土橋秀義室長から「情報政策の概要」を聴かせていただいた。
「情報サービス・ソフトウェア産業の現実」のお話の中では、ここ3年の産業の規模は縮小していることと、特に地域別受注ギャップが顕著で一極集中の傾向が見られるとの報告であった。
次に「情報政策関連予算」の概要では
①当該産業の競争力強化と低炭素化社会の実現、
②クラウドコンピューティングによる産業高次元化
等に多くの予算が組まれているようであった。
我々業界ではこのような国の政策の動向を見極めて、会社の方向性を見極めなければならないと思っている。
講演会も終わり、前日の疲れが取れない中またまた懇親会。
話が弾むとついついお酒が進むので体調管理に心がけねばと思う。
来週もまた東京だ。日曜日は久しぶりに休肝日。ウーロン茶で一日を過ごそう。

2011年5月16日月曜日

朝礼のスピーチ

日曜日は晴天。黄砂もなく快適な一日だった。ちょっと遠出コースを選んだ。
途中箕面駅に立ち寄り“ツバメの孵化”を見届けようと思ったがまだ親鳥が巣を暖めていた。調べてみると抱卵から2週間で孵化するらしい。とすると今週中にはヒナの声が聞けるか。楽しみだ。
ちょっと長めのコース、自宅~服部緑地~十三~神崎川~尼崎まで全長23Kmくらいをゆっくり3時間くらいかけて走ったり歩いたりだ。
夕刻はくだんのジムで“筋トレ”をしたが流石にちょっとやりすぎたかな。
早めに切り上げてゆっくりサウナに入った。

今日月曜日は朝礼。私のスピーチの順番だった。社内で執務する全員がコミュニケーション力をつけるため輪番制のスピーチになっている。
今朝は「病気と健康管理」をテーマに話をした。
最近心の病気、からだの病気ともに多い。ストレス社会との因果は否定できないであろう。
大切なことは ①体力つくり、②節制、③笑いを絶やさない、の3つのことである。体が健康なことは、“本人・家族・会社”にとって八方幸せなことである。
会社にとっても“社員さんの健康”こそ一番の財産であるということである。
「病は気から」という言葉がある。これは“病気は気の持ち方”で変わるというのは正しい意味ではない。
体の基本構成の“気(自律神経)”、“水(リンパ腺の免疫機能)”、血(循環器系)“のうち”気“である自律神経のバランスが崩れた状態を言うのである。
これはおもにストレスなどが積み重なって起こるものでその原因を取り除くことが肝要である。
それには先ほどの①体力つくりも大切なことである。早朝の散歩(またはジョギング)などは季節を取り込む”リフレッシュ“のよい機会である。
②節制は特に「タバコ」。百害あって一利なし。何故止められないか禁煙家にとっては不可解である。
③に”笑い“。これは生理学的にも”笑い“による健康維持が証明されている。いつも笑いが飛び交う会社は業績も良くなるだろうと思う。
とこういう話をしたその矢先から叱咤している”己“のふがいなさである。
営業”頑張れ!!“。またまた叱咤激励である。
こういう日は疲れたからだに”一杯“はいいものだ。明日からまた頑張ろう!!

2011年5月14日土曜日

愛犬”らん”のこと


最近は昼間ほとんど寝ているみたい。”眠り姫”
久しぶりに“愛犬らん”の登場である。
私が休みの日などは一日数回散歩に連れて行く。が最近トボトボと歩きながら“用を足す”とさっさと家に帰ろうとする。戻って何をすることもなく眠ってしまうのである。
冬の寒い日はまったく外に出ることも要求しなかったがここ春になってからは外に出るようになった。ずっと家に居ると運動不足で足腰が弱くなると思い出来るだけ外に出るようにしている。
あとどのくらい一緒に生活が出来るのだろう。別れが来ることはわかっていても“この子だけは”という気持ちが働く。
一緒に寝ることも増え私が出張で居ないときなどは1階の階段の下からずっと上を見上げてクンクン言っているらしい。可愛いものだ。
暖かくなって外にでることが多くなった。
犬の寿命は15、6歳といわれている。昔は人の食べ物を与えていたので塩分が多く7、8年が寿命であったが、ドッグフードが普及され改善されて長生きになったようだ。
長生きする分病気も色々あって人間の病気とほとんど変わらなく治療法もいろいろだ。そのうち現代病である“躁うつ症”の動物も出てくるかもしれない。ご主人様の帰りが遅くついついストレスがたまり“うつ症”に罹るといったことである。
私は母子家庭で育ったが、幼い頃親の帰りを待つ間に、暗くなると寂しいので犬と一緒に犬小屋で寝てしまったことが良くあった。
その頃愛犬が肝硬変になり(治療費もなく)獣医に預けて安楽死させたことを後で知った。寂しかった想い出がある。
今は獣医学も発達しがん治療も盛んである。そういう意味では犬たちも幸せなのだろう。
一方で可愛いだけで動物を飼い飽きたら捨てるという人もいるという。色んな事情があって飼えなくなる人もいるだろう。また今回の震災で多くの愛犬が数知れず犠牲になったことだろう。
それを思うと切ない。
たまたま育った環境で動物の幸せが決まるといったことは世の中全てにおいて言える事ではあるが、貴賓の問題ではない。愛情の問題だ。生き物を愛しむ気持ちは何物にも変えられないものである。
長生きしてくれ“らん“。

2011年5月11日水曜日

「風評被害」

今週は月曜日午後から東京勤務となった。朝出勤途中の箕面駅ではツバメのメスがじっと巣から動かない。卵を暖めているのだろう。そういう日がもう一週間くらい続いているので、そろそろヒナの誕生だろうか。大阪に戻ってくる木曜日には、ヒナの声が聞けるかもしれない。楽しみだ。
巣で卵を温めるメスツバメ
餌を探す合間に羽根を休めるオスツバメ
最近「風評」という言葉をよく聞く。おもに「風評被害」という使われ方だ。
もともと「風評」は“風のうわさ”の意味合いでわれわれは良い意味で使うことが多かった。
“A子さんとB夫さんはどうも良い仲みたいだわ”というような噂話であった。罪がないのである。風のうわさは風のように飛んでくるふんわりとしたものであった。噂が立つのにも時間がかかった。
ところがインターネットが普及し、電波が我々の生活を占拠して世界同時に一気に飛んでくるのである。もう”風のうわさ“どころではない。”一気“である。
これが「風評被害」となると当然当事者に”大きな被害“が生まれてくるわけであって、ほって置くわけにはいかないだろう。
今回東日本大震災をきっかけに、「原発」の被害が国民に重くのしかかっている。この時期にこそ正確な情報が発信され“風評被害”にならないよう心しなければならないと思う。風評(デマ)もどきを公然と電波で流布するメディアは自らの役割(影響)の大きいことを深く認識しなければならないと思う。

実際正確な情報を元に「放射線量の公表」はすべきであると思う。
これは“市民の安全を守る”という立場からである。「風評」ではなく「正確」な情報を国民は望んでいる。
それにしても、こんな大変な事故が起こっているのに責任の所在もわからないようなずさんな 原子力政策では、そこからでてくる情報も「正確」なのか疑わしくなってしまう。そういう心理が「風評」の立つ土壌なのかもしれない。ここが改善されない限り、国民は「原発」に対してNOを出さざるを得ない。
風評被害なんて「デマよばわり」しないで 原発被害 放射能汚染被害を「正確に」伝えてほしいと思う。
風評被害というのは、ちゃんと測って汚染されてないですよ、ということが証明されて市場に出回った野菜などをいたずらに怖がって食べないことだと思う。
以前O157の死亡事故で貝割れ大根が不買になったり、宮崎の食べ物全般を不買したり風評被害は過去にもあった。
大切なことは、くだらない風評被害がでないように、農作物の測定はできるかぎり徹底的に行い“汚染を隠す”様なことをしないことが肝要で“市場の商品は安全”だという正確な情報が“信頼を生む”ものであろうと思う。

2011年5月8日日曜日

ゴールデンウィークの過ごし方

今朝は新大阪コースを走った。ここ連日なのでさすが少しバテ気味。走ったり歩いたり写真を撮ったりで楽しかった。これで私の大型連休も終わった。
お寺の境内で真っ盛り”ぼたん”

白い”ぼたん”も素晴らしい。
製造業などでは4月29日から今日8日まで10日間休みがあったようだ。
そうかと思えば外資系では特に大型連休などない企業もあり様々だが
我々は暦どおりの休みだった。
過ごし方も色々だが、私は例年のごとくこの機会に仕事の遅れを取り戻そうと意気込んでいたけれど、結局何も成果がなく終わってしまった。後悔しきりである。
ほとんど定番のように、朝ジョギングして午後からジムに通いしごく健康的な生活を送れただけでも良しとするか。
皆さんはどんなGWを過ごされましたか?家族で近場探索も良いでしょうし色々な過ごし方をされたのでしょう。また元気な顔でお会いできるのが楽しみです。
さあ明日から仕事。長い休みだったので懸案事項を一つ一つ片付けていかねばならないし早速東京への出張が控えている。
ま、忙しくしているのが性にあっているから何の苦痛もないけれど、とくにこの5月は後半戦(下半期)を占う時期でもあり気が抜けないのである。
JTB調査2011年GW、海外旅行者推計
ちなみにJTBが「2011年ゴールデンウィークの旅行動向」を発表した。それによると、4月24日~5月4日の11日間に1泊以上の旅行に出かける人を、前年比27.6%減の1609万人と見込んでいる。
東日本大震災の影響で、旅行の取り消しや延期が相次いでいることが
大幅減の背景となっている。
こと旅行だけではない。これから経済界に立ちはだかっている“不安定要素”が加速されなければよいがと祈っている。
兎に角我々一人ひとりが自分のやるべきことを責任もって推し進めてゆくことが肝要であり景気持続の一番近道だろう。私も頑張る。

2011年5月5日木曜日

賞金の“一部”と“全部”の違い

世界フィギュア選手権で銀メダルを獲得した韓国のキム・ヨナ選手が、東日本大震災で被災した児童を支援するため大会賞金を全額寄付したことを知った。
キム選手は同大会で獲得した賞金2万7000ドル(約220万円)全額を、ユニセフ(国連児童基金)に寄付する。
キム選手は韓国でユニセフ広報大使として活動しており、2010年1月に発生したハイチ大地震の際も1億ウォン(約760万円)を寄付。「誇らしい韓国人」賞の賞金1万ドル(約81万円)もユニセフに寄付したと伝えている。
どんな報道でも裏からと表から見ることができるが、素直に見ることも大切だとおもう。
誰でも出来ることではない。“個人”が国を超えての支援。それもつい先ほどまで日本と韓国は銀盤の上で華麗な演技を競い合っていた。結果、安藤美姫が優勝、キム選手は二位に甘んじた。
我々日本人は安藤選手に喝采した。同時に浅田真央選手の6位には残念の思いが強かった。真央はキムと競うにはベストライバルなのである。
真央の再起を願う一人であるがそれは兎も角、選手権が終わってまもなくキム選手がポンとユニセフを通じて賞金の”全額”を東北震災に寄付をされたのである。
大体において寄付というのは、事業活動にしろ演芸活動にしろスポーツ活動にしろその収益の“一部”を寄付に充てるということはよくあること。
先般我々もIT協同組合(HISCOハイテクノロジーソフトウェア開発協同組合)で事業収益の一部を寄付させていただいた。“一部”をである。
金額の多寡ではないと思う。心から“日本の”、“東北の”復旧を望んでくれてこそ出来ることであろうと思う。ありがとう!キム・ヨナ選手。
きっと日本の私達は、あなたのことを忘れないでしょう。またオリンピックで華麗な演技を見せて、よきライバルとして戦いましょう!

2011年5月4日水曜日

”黄砂”降る!

二日連続で黄砂が降っている。ジョギングしていても目に細かい粒子が入っているようですっきりしない。晴天の日は六甲の山々が美しく映えるのに今朝は数百メートル先の建物までが覆われてしまっている。今日もほこりにまみれた車が走っている。気が滅入る。
早朝ジョギングの異様な気色。”黄砂”でどんよりした空模様
この地球上で生活する以上何が起こってもおかしくなく人類は、幾世紀もの間進化しながら今日の姿があるのだと思うと「黄砂」など小さな事かもしれない。が幾年にも亘って日本・韓国は大陸からの黄砂に悩まされ続けていることを考えると、決して隣の国のせいにするだけでなく、砂漠化防止策を日本の問題として取り組む必要があるのだろう。

気象庁の資料から抜粋
5月4日の黄砂観測図(気象庁)
これを機会に「黄砂」について調べてみた。 黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がり飛来してくる現象で、黄砂粒子が浮遊しつつ日本や韓国に降下する現象を指す。時には太平洋を横断し北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されているようだ。日本における黄砂現象は、春(2~4月)に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがある。

中国大陸からやってくる”黄砂”には排ガスも。
中国国内の砂漠化・乾燥化地域のほとんどが黄砂の発生源と考えられている。中国での砂漠化の主な原因は、過伐採、過放牧、過剰耕作、水利用の失敗などに加えて、自然な気候変動による乾燥化が重なったことだとされている。 現在のところ、砂漠化防止のため砂漠緑化と農法の改良を中心とした対策が重要視されている。技術開発を進め、専門家が指導を行って、砂漠緑化をはじめとした地道な活動が黄砂対策として必要であろう。
現在日本・韓国といった発生地以外の国も積極的に協力して実際に各地で砂漠緑化や農業指導などが行われているようだ。対策に期待しておこう。