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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年5月4日水曜日

”黄砂”降る!

二日連続で黄砂が降っている。ジョギングしていても目に細かい粒子が入っているようですっきりしない。晴天の日は六甲の山々が美しく映えるのに今朝は数百メートル先の建物までが覆われてしまっている。今日もほこりにまみれた車が走っている。気が滅入る。
早朝ジョギングの異様な気色。”黄砂”でどんよりした空模様
この地球上で生活する以上何が起こってもおかしくなく人類は、幾世紀もの間進化しながら今日の姿があるのだと思うと「黄砂」など小さな事かもしれない。が幾年にも亘って日本・韓国は大陸からの黄砂に悩まされ続けていることを考えると、決して隣の国のせいにするだけでなく、砂漠化防止策を日本の問題として取り組む必要があるのだろう。

気象庁の資料から抜粋
5月4日の黄砂観測図(気象庁)
これを機会に「黄砂」について調べてみた。 黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がり飛来してくる現象で、黄砂粒子が浮遊しつつ日本や韓国に降下する現象を指す。時には太平洋を横断し北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されているようだ。日本における黄砂現象は、春(2~4月)に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがある。

中国大陸からやってくる”黄砂”には排ガスも。
中国国内の砂漠化・乾燥化地域のほとんどが黄砂の発生源と考えられている。中国での砂漠化の主な原因は、過伐採、過放牧、過剰耕作、水利用の失敗などに加えて、自然な気候変動による乾燥化が重なったことだとされている。 現在のところ、砂漠化防止のため砂漠緑化と農法の改良を中心とした対策が重要視されている。技術開発を進め、専門家が指導を行って、砂漠緑化をはじめとした地道な活動が黄砂対策として必要であろう。
現在日本・韓国といった発生地以外の国も積極的に協力して実際に各地で砂漠緑化や農業指導などが行われているようだ。対策に期待しておこう。

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