一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2014年7月2日水曜日

プログレッシング・ロック


7月に入ってそろそろ七夕。駅の構内では既に笹が飾られている。


ジャズ音楽に興味がない人には、つまらない話かもしれない。

学生時代にジャズ音楽の世界を知り、その“自由度”にひかれたことと、今の事業を立ち上げる基本の考えとは意外に符合する部分があると今思う。


クラッシック音楽とは違い、ジャズ音楽の”表現の自由度”は圧倒的に大きい。
“アドリブ”という世界である。
詳しい説明は避けるが音楽には「小節」があって
最低の決まりごととして和音の取り決めをする。
各楽器はその範囲で自由に演奏し自らを表現したり、他の演奏者を盛り立ててゆくのである。




今朝NHKのニュースの話題で“プログレッシング・ロック”が紹介されたので聞き入った。
クラッシック演奏者が弦楽器を使っての演奏だったが心が弾けんばかりに踊らされた。
'70年代はじめにイギリスを中心に起こった音楽。
変拍子や複雑な楽曲構成を持つロックで、斬新なサウンドを展開する。ロックというジャンルにとらわれることなく、他ジャンルの影響を反映した、前衛的あるいは先進的(プログレッシブ)な音楽といえるだろう。

ジャズロックから見た先進性。
クラッシック音楽から見た先進性。
という「見る角度」によって違いがあり、現代音楽とのクロスオーバー・ミクスチャーという意味では高度な技術を有するのであろうと思う。

この一瞬の刺激的な音楽が、日々忙殺され、
失いがちな”私の自由度”をふと思い起こさせた。

もうすぐ梅雨あけか。夏祭りのポスターが目につく。

「集団的自衛権」等、政治・経済の何ともならない“閉塞感””虚無感”の中で自らが持つエネルギーの原点は何なのかを想い思い起こしてみた。
こうして迷った時に行き着く場所は学生時代に培った“自由度”なのだろう。
世界が“戦い”という“乾燥地帯”に、はいらないよう祈って止まない。





0 件のコメント: