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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年9月20日木曜日

笑顔を生むことば

家に帰ると最初にお出迎え、”おかえり”の声。元気になってよかった。

85歳のシスター渡辺和子女史。
2・26事件の時、父親が目の前で銃殺されるのをみて、心に大きな傷を負った女史が18歳でキリスト教の洗礼を受け、以降宗教家として人の傍に寄り添って生きている話である。
先日NHKで紹介されて初めて知ったが“笑顔で生きる”ことの大切さを教えてくれた。

たまたまわが社の決算期に当たり、売り上げの追い込み等で連日会議を開いている。
ピリピリした会議ではつい目を吊り上げて話す事がある。
期首に事業計画を立てその進捗を管理しながら期末近くになるともう一押しの声がかかる。
そんな時期にこの番組である。
ふと我に返って自分の顔を鏡でみると何とした“仏頂面(ぶっちょうづら)”なんだろう。
これでは周りに不機嫌をまき散らしているではないか。
“にこやかに仕事をする”のも“不機嫌に仕事をする”のも心の持ち方一つだが、なかなかそのような気持になれないのが“凡人”なのだろう。

女史はいう。
“何もできなくていい。笑顔でいればいい。”
正にテレビに映る女史の顔をみていると、こちらまでにこやかな中に引きずり込まれる。
“笑顔”とはこういうものなのだろう。
笑顔でいる人を見て、不愉快に思う人はいないだろう。

女史はこうも言う。
“苦しいからもうちょっと生きてみよう”。
今の“いじめっ子”にも、“いじめられっ子”にも、このことを知ってもらいたいとも思った。“苦しみの先にきっと希望が開けてくるだろう”と。

最後に
“置かれた場所に咲きなさい”と締めくくった。
なんと謙虚な言葉だろう。
それにしても”仁徳のない己”をいまさらに知ったのであった。

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