一緒に考えましょう・・・

IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年12月31日土曜日

時の流れに掉させて


愛犬”らん”もお正月支度。リボンをつけてもらった!!

お正月が来て、春が来て桜を待ち望んでいたら、梅雨が来て、暑い夏が続いて、気が付いたら秋も過ぎ、まさに冬。季節の移ろいはなんと早いこと。
今年も“オオラス”(麻雀用語で最後の最後)。もう数時間で今年も終わり。この一年振り返る余裕もなく“いま紅白を見ている”けれど皆さんは如何に??一年色々ありましたね。来年は今年をバネにきっと良いことが続くと思う。そう思うと元気が湧いてくる。
今年もたくさんの仲間が増え来年はどんな生活が始まるのだろう。きっと仲間の輪が広がり若い人に囲まれいろんな“恋”をするかもしれない。そんな予感の来年。
仕事も好き。人も好き。ワイガヤも好き。そんな中からビジネスの芽が出てくるかもしれない。
わくわくドキドキ新しい年を楽しく。
今までに増してよろしく!!良いお年を!!

2011年12月30日金曜日

会社は休みに入ったが・・・・

末の忙しいときにモバイルPCの調子が悪くとうとう新旧交代となった。それでなくても忙しいのにまったく仕事にならないのと、データの移行がスムーズにゆかない。
そこはIT企業の良いところというか助っ人が周りにいるので何とか年内には元通りの環境になりそうだ。
が、お蔭でまったく年賀状に手が付けられていないのだ。残り一日どれだけリカバリーできるだろうか。
道具として当たり前のように使っているがイザ使えなくなったらこれほど大変だと気が付く。
如何にリスク管理ができていないかいまさらに反省しきりである。

福岡駅が改装され駅が街となった。年末のイルミネーションがきれい。

JAL日航ホテルでは大きな凧が掲げられてすっかりお正月。

今年最後の出張は福岡となった。
今週始めに福岡県との“Rubyビジネス”の連携を模索して打ち合わせを行った。すでに先行している福岡県の協力を仰ぎながら来年早々から本格的に活動したいと思っている。大阪と福岡の人柄を比較すると面白い。どちらも関西(西と東に分ければ西)気質があって東京とは違う。
お互い気が張らずに溶け込みやすいのだ。(と私はそう感じる)がビジネスとなると大阪はよくも悪くも“計算高い”と言われる。福岡人は少し違うのだろう。“計算”よりも“親切”が先にくる。事実お店に行っても親切に対応してくれる。それに食べるものが“安い”。“うまい”。住みやすい街として断然“福岡”を推奨する。

2011年12月25日日曜日

Rubyビジネス推進協議会


ここ数日は晴天が続き多くの人がジョギングしている風景がそこここで見られた。今更にすごいブームだと思う。
スタイルも色々だ。防寒スタイルの人、流行のタイツスタイル、短パンでランニングスタイルの人もいる。本格的だ。
今日(日曜日)は10時頃から2時間猪名川の河原を走った。風が冷たく手が凍えそうに冷たかったがそれも最初だけ。肌から汗が染み出てくる。心地よい。途中親子連れが差し出した餌をついばむ水鳥は人との距離を数十センチまで近寄ってくる。自然を肌に感じながらシャッターを押した。こんな自然に包まれている幸せを感じる一瞬である。

陽光を浴びて羽根を広げる水鳥

すぐ足元まで近づく鳥達は人間を優しい仲間とでも思っているよう。

先週の金曜日は、念願の“Rubyビジネス推進協議会”の発足会を開催した。20数名が集まって無事スタートが切れてほっとしている。
我々の協同組合HISCOのフォーラムでRuby言語開発者“まつもとゆきひろ氏”と出会って一年余り。
関西のIT中小ベンダーの先行き不透明な中、新しい取り組みで変革せねばとの思いが“Ruby”との接点となった。その間Rubyの拠点島根県にも行き、福岡県の取り組みも視察し近畿経済産業局のバックアップを貰いここまでこぎ着けたことは感無量の思いである。
まっ、そうは言ってもまだスタート台に立ったばかりである。組織を纏めて行く難しさはこれからなのだ。一歩一歩着実に進んでゆきたいと思っている。
年の瀬の忙しい中多くの人の協力があって産声を上げた“ルビ協”。
関西のITにとって何がしの礎になればと思っている。

2011年12月18日日曜日

生活空間を取り戻す


今年もあと残すところ2週間、やり残していることが山積しているので気持ちばかりが焦るのは私だけだろうか。
連日の会議、会合、忘年会で一年間に交換した名刺は数百枚に達する。今年こそは早めにと年賀状を書く手はずをとっても結局先送りになってしまう。
新しい事業年度になってからは、資金計画を立てて銀行との話し合いをしなければならない。
この忙しい最中、“Rubyビジネス推進協議会”を立ち上げることとなった。今週22日はその発足日だ。準備もしなければならない。気持ちはパニック状態だがそうは言っても例年何とかやりくりしている。
今年もドタバタでお正月を迎えることになりそうだ。

今朝は特に寒い猪名川の河岸、”鷺”が羽根を休めている。

このところの休日は家の中の大掃除に明け暮れている。
お陰でジョギング以外はジムにも行く時間がない。
”1、2年の間一度も使っていないものは捨てるに限る”と思うのだが我が家は違う。何年もの間一度も使った事もないものが家の中に所狭しと場所を占有している。
よしんば数年に一度使うものに広い生活空間を占拠されているのだ。
狭くなった空間で細くなって生活している光景は他人から見たら愉快であろう。
一気に”物”を捨てるというのは家族との軋轢(あつれき)があって中々そうもいかない。
一計を案じて一箇所から始めることとした。
まず二階の8畳の間から始めている。
出てくるは出てくるは“ガラクタの山”まるでごみ屋敷である。もう成人して結婚適齢の娘の園児の頃の玩具まであるではないか。実に20数年我が家でともに生活していたのだ。ことさように“ごみ達”にとっては我家の居心地が良いらしい。
“ものおきや“という商売がはやっている。
“スペースを時間で買う”という商売が成り立つのもこうした人種がいるからだろう。
今日も2時間ほどのジョギングを終えて一日中片づけに明け暮れた。終わって足腰が痛いが心地よい疲れでもある。少しずつ“人間らしい生活”が出来るのではないかと期待感があるからだ。今夜は早く寝ることにしよう。

2011年12月15日木曜日

“国民総幸福量”

今朝自宅から駅までの間1kmほどを電車に間に合うため走った。もう少し余裕を持って出かければよいのにと思う。
暫く会っていない愛犬“らん”が玄関口まで追っかけてくるので、ついつい散歩に連れてゆきギリギリになってしまった。慌てるとろくな事はない。途中つまずいて危うくひっくり返りそうになったが、そこは日頃ジョギングの成果だろう。しっかり体勢を立て直すことが出来、大事に至らなかった。
“急いてはことを仕損じる”師走だからといって急ぐことはない。気をつけよう。
最近の”らん”。これから寒くなると布団に潜り込んでくる寒がり屋。

“日本の高度成長”はもうすでに“死語”となってしまった。我々は高度成長時代豊かさを享受してきたが、発展途上国の成長、ヨーロッパ諸国の経済破綻、アメリカの債務超過危機、円高の錘。これらが一気に津波のごとく押し寄せている。
一体この先どうなるのだろうという不安に駆られているなか、「幸福量」という言葉を知った。
先日ブータン国王と王妃が新婚早々日本を訪問されたのだ。普段経済交流が少ない国であるが、日本中にあっという間に知れ渡ることになった。「幸福量」という言葉を運んでくれたのである。
1972年、弱冠16歳という若さで即位した国王のもと、ヒマラヤの秘境ブータン王国が「国民総幸福量」という価値観を国是として最重要視、世界の中で異例ともいえるこのヴィジョンに真剣に取り組んだ結果、今日また新たにブータン王国が世界から注目され始めている。
国民総生産 (Gross National Product, GNP) で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考えから生まれたものである。現在、ブータン政府は国民総幸福量の増加を政策の中心としている。
総人口70万人足らずの農業国で、起伏の激しい国土の総面積は九州程度である。ヒマラヤの雪解け水が豊富に供給され水不足の心配はなく、農業に適している。また、森林面積も国土の7割まで拡大し、自然環境保護にも努め、自然と人間の共存を目指しているそうだ。
「国民総幸福量」では、“経済成長自体が国家の目標であってはならない。目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。“とある。
つまり、全てにおいてまずは人間中心の政策をとっているのである。
こころの豊かさに重点を置き、それを追求し、30年経過した今、年率平均7%前後の高度経済成長を持続させている。
近代化を進めてひた走った我々にとって考えさせられる政策である。