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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年3月27日日曜日

リスク管理と「データの二重化」

今朝は晴れ。日曜日なのでいつもより遅い持間からジョギングした。寒い朝だけれど適度の汗が気持ちよい。さくらの樹木の先にこんもりとつぼみが膨らんできた。もうすぐかな。
桜のつぼみも膨らむ五月山
先週25日は給料日、東北地方で沢山の方が辛い生活を余儀なくされているのを思うにつけ少しでも役立つことはないかと思うが、同時に己の力なさが歯がゆくてならない。
突然降りかかった国の災難。しかしどんな異常事態が起ころうと、どんな経済の変化に飲み込まれようとも、国は国民の安全を守り、企業人は安全に仕事の舵取りをし、会社を継続させることこそ勤めだと思う。頑張ろう。

「リスク管理」という言葉が最近よく使われる。リスクを避けるために考えられる手段を予め想定するわけだから、リスク管理に“想定外”があってはならないと思うのだが、今回の震災に始まる一連の事故に対してしきりに“想定外”を言い訳にしている。
以前のブログでも書いたが、便利さに慣れてしまった現代社会に沢山の危険が背中合わせであることをもう一度しっかりと見つめ、身の回りを点検して“想定”を限りなく広げてゆかねばと思う。
巨大津波に役場が跡形もなく流され住民台帳を失ったという。その結果2週間以上経つのに行方不明者の人数さえ正確につかめていない。これは大変なことだ。
我々ITの業界にいると常に重要なデータは二重化して保存することを常としている。以前から銀行業務とか保険業務とかの台帳は必ず例えば東京と大阪の両方のデータセンターに同時保存して、災害に備えている。
予算の兼ね合いで重要情報を二重化していない地方自治体も多くあるのではないかと思う。国民の生命を守ることの重要性と同時に住民台帳が担保されることも重要であることが今回はっきりした。是非全国レベルで見直しをしてほしいと思う。
原発の心配はまだ収束に至っていない。国民こぞって祈る思いである。

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