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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年3月1日火曜日

勝者と敗者

今朝はまた寒さがぶり返している。とは言え真冬の寒さではない。
こういう時期に出張すると着るものに迷う。出張中に暑くならないか、東京は暖かいのではないかとか色々考えて定まらない。
こんなときは朝の気象予報を信じて出かけるようにしている。最近の予報はかなり精度が高い。余り番狂わせがないのだ。というわけでコートとマフラー姿で東京出張となった。

まだ枯れ草の中から少し顔を覗かした”草花”
全日本ラグビー選手権を見た。名門三洋とサントリーの一戦だ。
ラグビーの日本一を決める第48回日本選手権は27日、快晴の東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われ、三洋電機が37―20で負け4連覇を逃したが、
この試合は三洋に勝ってほしかった。
実は4月からパナソニックの完全子会社となるため「SANYO」チーム名では今大会が最後になる可能性が高いからだ。
過去ビジネスでは、三洋電機と松下電器はよきライバルであった。
我々がITビジネスを創業して過去30年、関西でのよきお客様であり、我々を育ててくれたと思っている。それぞれの本社も近く、門真と守口にありよく出向いたものだった。
松下幸之助の義弟で松下電器産業(現・パナソニック)の創業にもかかわり同社の専務取締役であった井植歳男が、自転車用発電ランプの製造権と加西市にある松下電工(現・パナソニック電工)北条工場を譲り受け、個人事業「三洋電機製作所」を創業したと聞いている。
ある意味合併すべきしてなったと思えるがビジネスの社会では飲まれるほうの悲哀は幾ばくかと思う。4月には組織変更が行われ人事面でも白黒が付けられることになるだろう。世界に勝つためには合従連衡も必要なことであるが、それぞれの持ち味が残されていくことを期待したい。
リチウムイオン電池はじめ太陽光エネルギー等、三洋は電池に強い。
これらを成長産業と見据えて、今まで携わってきた人たちも共に繁栄できる企業文化を是非残してほしいと思う。ハイブリッド製品の影で働かせていただく私達もである。
時代はもう戻らないが三洋ラガーマンも「SANYO」ブランドで最後の試合を勝ちたかった・・・きっとそんな思いで戦ったのではないかと思う。
ご苦労様でした三洋ラガーマン!!

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