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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年4月10日日曜日

春爛漫

今日は最高の花見日和。天気もよかったので猪名川下りゆっくり三時間コースを走った。といっても走ったり歩いたり写真撮ったりで普段より余計に時間がかかった。猪名川の手前の五月山公園はちょうど桜祭りで大勢の家族連れで朝早くから賑わっていた。途中“ウグイスの谷渡り”「ホーケキョケキョケキョ・・」と澄んだ鳴き声が心地よく響いて二重に春を満喫した。
満開!五月山の桜
東北では春花見どころではない。厳しい避難生活が毎日が続く中、先の見通しも見えない苦しみを我々がどんな形で支えることが出来るのだろうか。
じゃ我々もひっそりと静まり返っていることがいいのかといえば、それは日本全体が沈んでしまうことに他ならない。我々が元気を出して経済活動をして国を維持しそれが被災地に還元される循環を創ることが、“一番の支え”だと思う。

今回の事故の結果、計画停電と節電を誤解し、東京の街でさえ「暗く」なってしまい、外国人が気味悪がってしまう事態になっていると聞く。交通機関が受けた打撃の後遺症も未だに残っている。震災のダメージに加えて自粛し過ぎて経済がダメになったら日本は本当に沈没してしまう。首都圏から関西への疎開もあり大阪の不動産業者が忙しくなったとか、またコンサートやレストランがこぞって省電をしているせいで、“商売あがったり”と言う人はたくさんいる。
地下鉄「溜池山王駅」乗換え通路も”節電”で真っ暗!
大前研一が緊急提言している。「電力使用制限~節電ではなくピーク抑制で経済への打撃を最小限に」抑えるべきであると。
私も同感であり“計画停電による経済的なダメージ”を避け「節電よりもピーク時の圧縮」などを柱とすべきと思う。

もう少し分かりやすく言えば、電力は蓄えることは出来ない。従って供給可能な量を制限することではなく、電力供給可能量を超えるときに停電になることから“そのピークを抑制する”事が重要なことである。こんなときに注目すべきは揚水発電であると大前氏は提案している。以下引用すると次の通りである。「東電の管内には意外と多くの揚水発電所がある。東電全体のキャパシティの約10%に当たる442万kwhの揚水発電が可能だと言われている。夜間の余裕があるときに余剰電力で下池から上池へ水を汲み上げておき、夏の暑い昼間などに上池から水を落とすことで発電することができるからです(揚水発電)。」

「最後に「警報システム」を作るべきだと考えています。地震警報や津波警報と同じように、消費電力量が供給上限の5%以内に迫ってきたらテレビや携帯電話を通じて、国民に警報するという仕組みです。国民一人ひとりに「あとどの程度余裕があるのか」に関心を持ってもらうのです。花粉情報などと基本的に同じ仕組みですから比較的スムーズに導入できると思います。もし「5%以内」になったら、冷暖房、テレビ、電灯、PCなどは止め等々。」これはすばらしいアイディアだと思う。是非やってほしいと思う。
重要なのは絶対に停電は避けることであり特に電気が必要な商売や産業は原則停電しないということだ。

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