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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2013年4月6日土曜日

続ビッグデータ

この雨で桜も終わりかな・・・・



今日は生憎”雨の土曜日”。
折角最後の花見頃が雨で流されるかも・・・。

3月24日のブログで全国の鉄道網が一枚のプリペイドカードで共通して使えると紹介した。いろいろ反響があった。
その便利さは言うまでもない。
1日芝公園で朝から場所取り係り。本を読む姿が侘しい。

時、同じくして「共通番号制度」が国会で審議されている。成立すれば「行政サービスの向上」に繋がるだろう。
国民全員に番号をふり顔写真やICチップ付きのカードを受け取る。そのカードで様々な行政のサービスを受けることができる。
が、“手続きが簡単”になるメリットと“個人情報の悪用”が背中合わせなのだ。
既に同様の制度を実施している海外の国でも他人の番号を“不正使用”するケースが後を絶たない。


家の近くの邸宅の桜は見ごろ。

もう一つの問題は「監視社会」への不安である。
SUICA情報と連動で私の居場所を24時間監視することはそれほど難しいことではなくなる。
国が国民の個人情報を管理しやすくなり国民に対する監視が強まる恐れがあるのだ。


先行導入の韓国では、立ち呑み屋で飲み食いした情報が端末を通じて国税庁に伝えられる。クレジットカードでの買い物も国税庁に通知されるそうだ。
スパイの摘発を狙い制度が導入されたのだが、政府が行過ぎた監視をしているとの批判も多いと聞く。


日本では導入しても、民間の利用を禁じるという。
制度が始まっても”利用が拡大”してゆかないよう“国民の監視”が必要だろうと思う。

それにしても耳に番号札を打たれ放牧された牛のように、黙々と餌を食べて監視される時代がすぐそこまでやってきた。
もとはと言えばそれを実現する“ビッグデータ”の飛躍的処理能力なのだ。

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