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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2011年7月24日日曜日

“アリとキリギリス”風、 土曜営業会議

土曜日の朝は会議があるので、ジョギングは40分のショートコース。
早朝といえ日差しはきつい。それにセミの声が耳を劈くばかりだ。
最近は虫の合唱も聞かれる。主にキリギリスだ。
「ギー!」「ギー!」「チョン!」と鳴く。
キリギリスには2大勢力があるらしく、ヒガシキリギリス(青森県~岡山県)とニシキリギリス(近畿地方~九州地方)の2種だそうだ。東と西に分かれているのが面白い。ひょっとして「関東かたぎ」と「関西かたぎ」があるのかもしれない。調べてみよう。
イソップ寓話に「アリとキリギリス」がある。元は『アリとセミ』だったがヨーロッパ北部ではあまりなじみが無い昆虫のため、翻訳過程で改編され日本に伝わった寓話は『アリとキリギリス』で広まっている。
夏の間、アリたちは冬の間の食料をためるために働き続け、キリギリスは歌を歌って遊び働かない。
やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、アリたちに頼んで、食べ物を分けてもらおうとするが、「夏には歌っていたんだから冬には踊ったらどうだ?」と断られ、キリギリスは餓死する。という筋書きだ。なお、それでは残酷だというので、アリが食べ物を分け与えるという話に改変される場合もあるらしい。

イソップ寓話”アリとキリギリス”懐かしい。

冒頭お話したとおり、弊社では土曜日の午前中営業会議をやっている。
永く続く伝統だ。大手から転職してきた幹部社員など違和感があるらしくなかなか馴染んでくれない。
我々中小企業の要は“営業”である。我々に与えられた時間は皆等しく同じだ。その中で企業が一歩先んじるためには“知恵”と同時に“時間軸”を上手く使うことだ。皆が働いている昼間は出来るだけ客先に出向き営業する。
夕刻以降の時間と、皆が休んでいるときを“有効活用”する。この積み重ねが気づかぬうちに“営業力”となっている。「アリとキリギリス」の寓話はそういうことかもしれない。
冬の時代(不況)が来たとき必ずこの努力の差が出てくるだろうと信じている。
だからといって決して“メリハリのない時間活用”を推奨しているのではない。
メリハリをつけて時間軸を上手く使い“遊び”にも熱心であるべきだと思っている。

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