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IT総合プロデューサーの小幡忠信です。日常目にして、耳にして感じた社会での出来事や話題・疑問について、ITだけの枠にこだわらず多岐に渡る分野において意見や感想など発信していきたいと思います。

2012年1月31日火曜日

暗雲

Ruby言語の開発者”まつもとゆきひろ”先生のイノベーション
私たちは長い間大きいものに寄り添う安定感に浸っていた。そして世の中が大きく変化していることにやっと気が付き始めた。思い込みを捨てて変革していかなければならないと”この経済の暗雲”に思う。
 永くデフレにストップがかけられない中での消費税増税のはなし。庶民生活、中小企業にとっては痛手である。想像以上の“破たん経済”が気が付かないままそこまでやってきている。
NECが今期1,000億円の赤字で5,000~10,000人削減する。スマートフォンの不振、タイ工場浸水も影響が大きい。
エルピーダが営業損益900億円(4~12月)の赤字だ。
半導体DRAMの需要が落ち込みが続いている。
多くのリストラ要員がまたまた巷に溢れるのではないかと心配である。
一方で韓国サムスン電子は今年18000億円の投資を計画し競争力の格差を広げる方針だ。昨年の実績について売上高118000億円と前年比7%増と発表している。 スマートフォンが牽引し、半導体が後押しし過去最高の実績を出したそうだ。
日本企業との実力の差は何か。
昨年、世界の半導体企業は景気低迷とパソコン需要の減少で苦戦したなかサムスン電子だけが唯一利益を出している理由は、大規模な先行投資を基礎に高付加価値製品の生産に集中したからだ。好業績の中での強気の設備投資は実績あってのことだ。
”先行投資のリスク”を負えなくなった”日本企業”との差をどんどん広げてきている。
それにしても政治に“強引な牽引力”がなくなったことで、経済の成長に大きな影響を及ぼしていることも見逃せない。

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